新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

アメリカで離婚される条件

2016-09-15 16:40:31 | コラム
性的虐待(sexual abuse):

昨日は上司だった副社長が離婚したことに触れましたが、アメリカ滞在中に何処かで読んだ本にこんな話が載っていましたので、敢えてご紹介しようと思い立った次第です。これは男性に適用されるものです。アメリカ人でなくて良かったと思われるかも知れないことかと考えますが。

*頻度の問題:
この例では50歳代半ばの海外を飛び回っていた辣腕のマネージャーがいました。彼は20歳台だったか下の見目麗しき女性と再婚したそうです。彼は行く先々で皆に羨ましがられました。だが、彼は再婚後暫くすると目に見えて痩せてきたそうです。その様子を見た意地悪なものが事情を承知した上で「さぞかし大変なんだろうな」と声をかけたそうです。すると彼は良く訊いてくれたと言わんばかりに「そうなんだ。想像以上に大変だった」と言って溜息をついたそうです。質問者は追い打ちをかけて「それは承知だったのだろう」と念を押すと「それはそうなんだが・・・・」と言ったそうです。

それは「彼らの文化では予め一定期間内の回数を決めておくというか、奥方の希望を充足するようにするという暗黙の了解がある」のです。その文化では所定の回数というか頻度を守れていないと、性的虐待の廉で離婚が成立する条件を満たしてしまうのです。その州の法律では、離婚すると財産の半分を譲渡するとの条件があったので、かなり大変なことなのです。即ち、彼は頻繁に国外出張しながら、離婚されないように懸命に努力していたということです。念のため言っておけば、このような例がそれほど多い訳ではありません。

*”I love you.”の call:
これはアメリカにかなり普及している文化であると私も承知しておりました。それは「夫婦間ではある期間内に(例えば毎日であるとか隔日にとか)”愛しているよ”ということを言葉で表さねばならない義務がある」事が当然であると思っていて下さい。その”I love you.”は人前であろうとなんだろうとお構いなしに言うべきだと思っていました。しかし、男性は広いアメリカ国内だけではなく海外主張もあります。その場合はどうするかという問題になります。もしも、それを出張に名を借りて10日も2週間も間が空くと性的虐待と見なされて離婚成立の条件を構成すると聞いたこともありました。

そこで、会社や事業部長が決めることのようですが、男性は宿泊中のホテルや自社の海外の事務所等の出先から出張中の経費で”I love you call”が許されることがあるのです。我が国の風習や習慣では想像もつかない文化だと思うのです。

さて、実例ですが、その頻繁に海外に出張していた離婚経験者のエンジニアーは、勿論再婚相手に世界中の何処にいても毎日”I love you”の電話を忘れることはなかったのだそうです。それを偶々時間の関係でホテルに戻る時間が勿体ないとばかりに、東京事務所からこの電話をしました。その極度の愛情表現にそのオフィスの近くにいた秘書たちが「昼間からあの愛情表現をされては悩ましくて仕事が手につきません。何とかして下さい」と彼と同じ事業部のマネージャーに苦情を言ったそうです。

だが、彼にも誰にもそれを止める権限もなく命令することだって出来ません。そこで仕方がなく秘書さんに“There is nothing I can do change the situation”と言って何とか勘弁して貰ったのだそうです。要点はこの二例とも離婚経験者だったということのようです。アメリカ人でなくて良かったと思われた方はおられますか。なお、我が副社長の名誉の為に申し添えておけば、彼の離婚は上記の条件と故なる理由でした。
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文化
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