新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

アメリカはワシントン州からの便り

2017-03-14 13:53:09 | コラム
我が国の大統領の評判は?:

久し振りにアメリカの元同僚から我が国での最近のトランプ大統領の評判はどうなったと照会してきた。彼が言うには「現地(と言っても、彼が住んでいるのはワシントン州という反トランプの有力な州では真っ先に大統領を否認した場所だが)の政情は相変わらずで、先行き不透明である」という。彼は「ワシントンDCの高官たちのロシア関連の問題がどうなるかが気懸かりだ」と言っていた。

彼は「またアメリカではトランプ大統領が更に現行法を無視したかのような行動に出て、何処かの国で起きたような弾劾にまで至ってくれるのではないかという希望的なことを言う連中も出てきたが、如何に何でもそれは極端すぎて現実的ではあるまい」と指摘していた。なるほど、そういうこともあり得るかと思わせてくれる節もあるのが現在のアメリカだろうと思った。

私からは先ず、「我が国ではマスコミと野党の高い関心が集中する案件が二つも生じていたりしているし、中国の全人代で習近平が軍事費をまたもや増強して如何にも太平洋を挟んでアメリカとの対立を強化して存在感を増そうと努めていることがあり、一方の北朝鮮では金正恩がミサイルを4発も発射し、それが日本の米軍基地を狙ったものであると宣言したこともあって、マスコミ論調も世論もややそちらに傾いてきたかの気配があり、トランプ大統領及びアメリカの政治に関する報道の量が1~2月よりも減少した感がある」と伝えた。

更に「大方のアメリカの事情通や専門家の意見では、アメリカの景気が更に好転し金利も引き上げの方向にあり、失業率も4%台では更に雇用を増やす必要には迫られていないのではないかと言っているし、大統領が雇用増大の手を打たれるまでもないのではないかとなっている」とも述べて置いた。私の感覚では「当座の所では“Let’s wait and see what he will attempt to do next.”ではなろうか」と指摘して終わった。

敢えて再度お断りして置くが、彼はワシントン州の住民であるということだ。遺憾ながら、私にはトランプ大統領支持の州には知人も友人もいないのだ。



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