新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月18日 その2 築地から豊洲への移転問題の考察

2016-09-18 14:20:17 | コラム
小池都知事の決断次第ではないのか:

小池都知事が築地からの移転の延期を発表して以来、この問題は各テレビ局に絶好の話題を提供した形となってしまった感が深い。兎に角、毎日のように何処かの局でこの件を独立か、ニュースの中の重要項目として取り扱っているので、私は些か食傷気味でウンザリしている。何しろ揚げ足取りで何らの建設的な意見など出てこないのだから。

本日はテレ朝のテレビタックルでも長々と採り上げていたが、終わりに北野武が「この問題でこれほど盛り上げるとは」と振り返ったほどだった。中でも突出していたのは既にその能力が取り沙汰されている自民党の松本文明代議士の何が言いたいのかサッパリ読めてこない発言には呆れるだけだった。このような人物が都議会議員だったのではその程度が解ろうというものだが、選んだ都民にも責任があるなと思って聞いていた。と言う自分も都民なのだが。

私は小池都知事がこの問題を採り上げたことは良かったとまでは認めるが、その後の対処法は不十分であり、二度目のブラジル出張から帰国後に如何なる策を打ち出して事態を解決に導くかで、都知事の鼎の軽重が問われると思っている。それは、都知事がこれまでやってきたことは、彼女以前の都政と都議会に対する批判と非難であって、一聴胸がすく思いもあるにはあるが、現状では言わば犯人捜しの域を出ていないのだ。

即ち、今ここに必要なことはこれまでに誰が道を誤ったかの追求も重要かも知れないが、事の本質は「如何なる対策を講じて可及的速やかに移転を実現するかの策を明解に打ち出すことだ」と私は考えているから、敢えて小池都知事を批判するのだ。そして「何時何時までに移転を実現させるという日時を掲げてみせるべきだ」と言いたいのだ。現状では移転派も反対派も出口の見えない真っ暗な道を不安を抱えて歩かせられているだけではないのか。

「それは無理だというもので、地下のコンクリートや溜まった水や盛り土等々の複雑な問題の解決策は、何とかいう委員会を設置して取り組んでいくというのが都知事の意向である」という声も聞こえてくるだろう。私は近頃の流行の責任逃れの手法としての「第三者委員会」や「専門家会議」等は時間と予算の無駄遣いかと真剣に疑っている。当事者でもない者を集めて討議させて何かの指示を仰ぐことが、本当の意味での解決策とはとても思えないから言うのだ。都知事自身がこの大問題を言い出した以上、嘗ての鳩山元首相の言ではないが「私にも腹案があります」くらいは言うべき責務があるのではないのか。

また、「それでは無責任とも聞こえるかも知れない期限を切ることになるのではないか」との見方もあるだろう。だが、我が国の責任ある政治家が打ち上げた公約や政策で完全に期限内に実現したり実行された案件がどれほどあったかを考えてみて欲しい。私は世界に顔向けしているようなオリンピック関連も重要かも知れないが、それを優先して都民の税金を無為に使ってしまうことの方が罪が重いと言いたい。小池都知事がもし期限を切ったとして、それに間に合わなかったとしても、それが都知事だけの責任になるのだろうか。

都議会議員も都庁の役人もその給与が何処から捻出されているかに思いを致せば、全力を尽くす以外に何の道があるのかを考えるべきだ。森元総理も偉そうに「小池さんの責任だ」などと他人事のようにほざいている場合ではないとの認識があるのだろうか。ないのだったならば、政務調査費だったかを大勢で詐取していた富山市議と大して変わらない低次元にあると断じたくなってしまう。事態は「ドンがどうした」だの「ゼネコンと癒着がどうの」と言っている時ではないのだ。

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