新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

17年度上半期の出版市場

2017-08-18 07:57:36 | コラム
紙と電子で対前年同期比△2.8%:

出版科学研究所の集計によれば、17年1~6月期の紙出版物(書籍と雑誌)の販売金額は対前年同期比で△5.5%の7,281億円となっていた。その内訳では書籍が△2.7%の3,954億円で、雑誌は△8.5%の3,327億円と大幅な落ち込みだった。雑誌を更に分析すれば、月刊誌が△8.4%の2,711億円、週刊誌が△8.9%の616億円となっていた。

上記を構成比でみれば、紙の出版物が87.6%で、電子出版物が12.4%だった。因みに、前年同期には紙が90.1%、電子は9.9%だった。

この調査によれば、1~6月期の電子出版市場は+21.5%の成長で1,029億円に達していた。半期で1,000億円台に初めて到達したのだった。内訳は「電子コミック」が+22.7%の777億円、「電子書籍」が+14.8%の140億円、「電子雑誌」が+21.7%の112億円となっていた。金額ではコミックが全体の70%以上を占めているのが、私には印象的だった。

また、インプレス総合研究所が7月末に発行した「電子書籍ビジネス調査報告書2017」によれば、16年度の電子出版市場規模は対前年比+24.7%の2,278億円となっていた。この報告書では5年後の電子出版市場規模を3,500億円と予測している。

この研究所の統計では11年度の電子出版物は651億円、12年度が769億円、13年が1,014億円、14年度が1,412億円、15年度が1,827億円、16年度が2,278億円となっており、17年度の予想は2,630億円となっている。16年度の対前年成長率が24.7%となっていたし、17年度の予想は15.4%とされていた。このように電子出版の成長率は高いのだ。

参考資料: 紙業タイムス社刊 FUTURE誌 17年8月31日号
ジャンル:
文化
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 英語の悩ましさ | トップ | 8月18日 その2 指先を負傷... »

コメントを投稿

コラム」カテゴリの最新記事