詩と小説の部屋 PANGEA

詩」とは魂の歌です。http://space.geocities.jp/pangeajournal/

まえを見て。うしろを見て。

2011-01-18 00:05:37 | Weblog
わたしたちは
いままで通った全ての道と
一緒にあるいてて
いままで吸った
全ての空気と呼吸する

わたしたちは
いままでついた
全ての嘘と
一緒に言葉を発し
いままでに
握りしめた
全ての手と一緒に
握手する

わたしたちは
いままで見つめ合った
全ての目と一緒に
前を見て
いままで言ったり言わなかったりした
すべてのごめんなさい
の前にまたひとつ
自分の抜け殻を置いていく

書いた文字は消えても
書いたことは残っていて
言った言葉はいなくなっても
約束はまだちゃんとある

わたしたちはそれなのに
見たことのないものを見ようとして
聞いたことのないものを聞こうとして
感じたことのないものを感じようとして
前を見て。
後ろを見て。


On marche
avec tous les chemins
où on était passés
On respire
avec tout l'air
qu'on avait inspiré

On prononce nos mots
avec tous les mensonges
qu'on avait dits
et
On se serre les mains
avec tous les mains
qu'on avait serrées

On se regarde
avec tous les yeux
dans lesquels on avait regardé
et
On laisse nos corps
devant tous nos confessions,
prononcés ou non

Si les écrits s'effacent,
l'histoire n'efface jamais
Si les paroles partent,
les promesses ne partent jamais

Malgré tout ça,
on regarde encore
pour regarder l'invisible
pour entendre la silence,
pour sentir ce qui n'est sensible
notre devant ou derrière...









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存在することそのもののもつ悲しさ

2011-01-03 14:17:45 | Weblog
私は今日の今日まで
生きていたような気がただの一度もしなかったが
今はじめて生きはじめたような気がします。
これを人はものごころついたというのでしょうか

ものごころつくとは、今が全て変わってしまうということを
知ることで

ものごころつくというのは、いずれ周囲も自分も
ここにはいなくなるということを知ることです。


La misère d'exister

Je n'ai jamais pensé jusqu'aujourd'hui
que je vivais
mais j'en sais maintenant.
Ce que les gens disent "d'attendre l'âge de raison".

Attendre l'âge de raison,
c'est de savoir que ce qu'il est aujourd'hui change

et que moi et les autres
ne serons plus là à la fin.
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オルゴールの時

2010-12-24 02:34:02 | Weblog
ひとは
忘れることのできる動物です
といってそのひとは
オルゴールを回す

厚紙に並んだ穴たちが
メロディを紡ぎ出す時

その澄んだ音が
悲しい音が

忘れたことすら忘れた記憶を
ちくちくとつつく

へいわな白い皿の上に
乗ったまあるい人参の輪切り

赤く
塩をふられて光る表面
みずみずしく

忘れることで
ひとはひとを見出していく

わすれることで
ひとはじぶんを見出していく

キヨシコノヨル
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山村へ

2010-12-20 12:51:34 | Weblog
昔は
みんなあかぎれだってあったし
子供なんか
アオバナたらしてたから
そでのすそでふいて
てらてらひかってたんですよ

あさの水はつめたくって

と言った顔に
今はない祖母を思う

赤いほっぺたにできたひびわれに
石鹸がしみた冬

あの子供は
まだわたしのどこかで
霜柱をふんづけて遊んでいるんだろうか
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セネガルの父へ

2010-12-10 16:30:18 | Weblog
セネガルの父へ

あなたがたったひとつ
わたしに信じさせた
とても
大切な事があります

それは
どこにいても
なにをしても
いつでも
なんどきでも
お金があってもなくても
帰ることができる家が
アフリカに
あるということ

一度も私の国だったことのなかった
セネガルは
私の国になった

命はちいさくても
人はよわくこわれやすくても
いつか
帰ることのできる
もっと大きな場所がある

つかの間のすみかは
どこでもおなじ
日本でもアフリカでも
お城でもごみばこでも

わたしたちは
なにももたずにやってきて
わずかの救いをもって
帰っていく

魂があるように
愛があり

記憶がきえたとしても
それが
「あったこと」はきえたりしない


あなたの日本の娘より


A mon père sénégalais

Il y a quelque chose
Que vous avez réussi
A me faire croire
Ce qui n’est pas petit :
Vous m’avez fait croire
Que j’ai quelque part
Où je peux rentrer
N’importe quand
Et dans n’importe quelle condition
Si j’ai de l’argent ou non
Vous m’avez rassuré
Que j’ai ma maison
En Afrique, au Sénégal
Qui n’était pas au début mon pays d’origine
Et aujourd’hui qui l’est.

Que la vie est petite
Que l’homme est fragile
Mais qu’il y a d’autre part où on peut retourner
D'où on peut se souvenir,
Sans aucune perte
Car le calcul ne vaut que pour quelques temps
… juste un petit moment.

On vient dans ce monde
Avec nos mains vides
Et on Y rentre avec
Le petit poids de nos saluts

Si l’âme existe,
L’amour existe

Même si les mémoires s’effacent
Les moments n’effacent
Jamais.

Ta fille japonaise
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たより

2010-11-29 20:18:51 | Weblog
逃げていった言葉たちは
怒りとともに戻ってくる

かけて言った心は
暴力と一緒に帰ってくる

だれかをきづつけること

自分もきづつけること

自分を犠牲にして他人を幸せにする
というまやかし

不幸な人は
不幸な人を
幸せにできない

海の底を探していた玉手箱も
空の彼方にもとめた星々のまたたきも
みんな
あなたの目の中に写っていたのだと
あなたの目の中で生きていたのだと

逃げていった思い出たちは
悲しみになって流れてくる

美しければ美しいほど
もう
そこに戻ることはないのだと
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パンゲアレシピ ★トマトとじゃがいものスクランブルサラダ

2010-11-25 01:44:00 | Weblog


今日は簡単にささっとできるスクランブル(まぜこぜ)サラダを紹介します。
ヨーグルトとカレーパウダーが隠し味のエキゾチックな味わい。

材料
トマト (大きめ) 一つ
じゃがいも 二つ
卵 一つ
レタス 適量
マヨネーズ 大さじ一杯
ヨーグルト 大さじ三杯
カレーパウダー (適量)
お酢 大さじ二杯
オリーブオイル 大さじ一杯

1)トマトは大きめに乱切りします
2)じゃがいもは茹でて同じく乱切りに
3)卵はゆでて細かく切ります
4)レタスは一口大にちぎります
5)すべての材料をボールに入れ、オリーブオイル、お酢、マヨネーズ、ヨーグルト、カレーパウダーを加えてさっくりまぜます。塩コショウをし、好みでパセリ、バジルを飾ります。

出来上がり!15分以内でできてとても簡単。見た目もきれいです。



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2007年の革命

2010-11-15 23:46:20 | Weblog
もし私にもっとたくさん時間があったなら
芸術家になるだろう
目の前のひとりの運命を変えることと
見もしらない一千億の運命を変えるかもしれない可能性と
どちらが確実なのか

芸術家が現実を描写することでそれを変えるなら
革命家は現実を拒否することでそれを変える
芸術家が革命家と成りうるのは
理想と現実とを比較する目をもつから
その理想さへ…

革命は芸術的でなければ意味がない

誰ひとり革命など望まないこの世界で
私は芸術家になる
もしわたしひとりの背中に世界が乗っているなら
この革命が一千億の命を救うことになるか
たった一人を解放するだけかは
関係がない

目の前に与えられた一つ一つの石を集めていったら
海辺に出た

背後に
石の重みで倒れた自らの遺体を
置き去りにしてきたか否かは
意味が無い


2007年12月8日
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サンルイ市 11月5日

2010-11-11 14:11:41 | Weblog
ひとり夜 出歩いて 河のほとり
石のベンチに座る 何もかも投げ出して
むしあつい部屋にとどまっていたくなくて
薬の匂いのする
死の匂いのする
私を受け付けたくない気配のする

このままここで寝入ってしまいたい
海と河を横切る風にふかれて

あなたは何を思ってるんだろうか
あなたは何かを思っているんだろうか

向こう岸ではムリッドがハサイドを熱唱する声がひびく
ガタガタと遠く音を響かせているのは
解体を待つサンルイの橋
トラックをうけとめて

あなたが
身をきしませてでも私をうけとめてくれるとは
必ずしも思わなくとも・・・

河のほとりを歩く二つの黒い影たちは
皆無言で

川の音すら感じないほど
虫の声がする
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サンルイ市 11月4日

2010-11-11 13:54:57 | Weblog
サンルイに着く。
消化不良の言葉が赤黒く固まりかけた血になって喉元で乾くのを待っている。
蚊をパチンと潰す。
ホコリとわけの分からない汚れにまみれた部屋を借りる。
サンルイ島の南、旧セネガル軍人の寮。
ベットにパニを二枚敷く。
つぶしてもつぶしてもしつこくもどってくる蚊。
愛しい人はヨーロッパの冬で
誰と眠っていることか

妙に晴れ晴れとした気持ちで
二匹目の蚊を潰す。


"Tu viens d'où?"
"Tu es de quel origine?"
"Comment tu t'appelle?"
"Tu fais quoi dans ta vie?"

Combien de fois,
on devait répondre aux mêmes questions?
quel importance, des mots d'identifications?
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