言霊・言の端

言葉のマジックをどこまで行使できるか?そんな想いで言葉を綴っています。

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海なく、河も、川もなき街には未だひと雨も降らぬ。靄に包まれ、蒼くあるべき空は透らず

2016-10-24 18:41:58 | 素描





海なく、河も、川もなき街には未だひと雨も降らぬ。靄に包まれ、蒼くあるべき空は透らず。
多少なりとも黄味がかりし街路樹は、ながらく掃除する者なき空き家が如く埃被り、季の移りて色変はれど、鮮やかなる形容など能はず。木の葉揺らす風もまた駆け抜け行くも、清々しき心地良さをも感じられぬ。


喜怒哀楽などの情感失ふと、人もかように趣きも風流も失ふものかなと思ひつ眺め居る。

今の吾にこの景色似て相応しきものにあらんや?

思はず、覚えずに居るは、思ひたくなき、また覚えたくなきことあるゆゑなれど、そのことに気付けば日々やり過ぐことさへ難くならん。


雨降らば色また戻るか?



雨降らば街、冬の色を粧はむ。色の乏しき冬の色を。

冬の間は枯れ落ち、色全き失ふならば、木々が如く春、吾を呼び起こし来るまで眠りたし。



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