思い込み 2016-10-26 07:41:04 | 素描 ひとひの疲れが喧騒とともに身に、心に流れ込む黄昏の刻、秋時雨で禊していた空は油絵のような明暗と、柔らかく優しい色彩でその身を晒していた。 カーテン越しに垣間見た空に、惹き寄せられた私は、開け放った窓からのび続く世界に眺めいる。 そこではいつだって空を穢すだけだと思い込んでた、人が、私が生きる街が、最も強い陰影となって、その美を引き締め、引き立てていた。 #私が作家・芸術家・芸人 « 海なく、河も、川もなき街に... | トップ | 秋覚ゆ »
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