私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

東ベルリン

2013-05-08 16:07:22 | Weblog

May 9, 2013

5月8日(水)
「アルテリア・シネマ」で、「東ベルリンから来た女」を見てきた。ドイツ映画は久しぶりだ。また「東ベルリン」という言葉も、なにか暗い印象を受ける。映画の舞台は、ベルリンの壁崩壊の9年前、1980年夏、旧東ドイツ。秘密警察の監視下の中で、女医がかかえる医師としての良心、秘密の任務、愛、すべてがサスペンスタッチで描かれていく。私たちの世代では、「地下水道」に代表される、第2次世界大戦時の反戦映画や冷戦時代の秘密工作の話など、この映画よりももっと切羽詰まった映像のものを見てきている。しかし久しぶりに東と西という言葉を耳にすると、ときは動いているのだということを痛感する。同時に、今この映像を見て、30年前のこととは思えないリアルな思いもある。世界中で続いている差別や虐待、そういったものに誠実に立ち向かおうとする若い男性医師のやさしいまなざしがまぶたに残った。。

女医を演じている女優、ニーナ・ホスの美しいこと、この人の姿を見れるだけでも、この映画の価値があると思ってしまった。2012年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)受賞、2013年中アカデミー賞外国語映画賞ドイツ代表決定、 とパンフレットにあった。芸術性が高くても、普通の映画館ではなかなか見ることが出来ない映画を、近くで見れるのががうれしい。日本では、2013年1月9日から、渋谷の「Bunkamuraル・シネマ」で初公開された。

5月9日(木)
ここ数日、ウォーキングのしすぎか何か、右足の太ももの辺りが痛い。いよいよ来たかと思いながら、自己流のマッサージをしていると治る。本当は整形外科でレントゲンをかけて原因を特定してもらうのが一番いいのだろうが、しばらく過激なウォーキングは避けて様子を見よう。というわけで、歩くのはやめて料理をする。この頃野菜を小分けにして売る店が増えた。私の住む住宅街も、老人夫婦とか独り世帯が多い街になったからだろう。今日はカブ3個を使って、「かぶのレモン漬け」、昨日からつけておいた花豆(これも大抵は300グラムだが、200グラム入りのものを見つけた。)の煮豆、「切干大根と油揚げの煮物」を作る。これにアジの干物でも添えて、暖かいご飯と豆腐の味噌汁でおいしいランチをいただこう。

画像は、映画のパンフを写したもの。安物のデジカメで、上手にはとれないが、ニーナ・ホスさんの顔が印象的だったので。


最新の画像もっと見る