一昨日ひまわりの病室に行くと、看護師さんが『今朝ひまわりさんの検査をしました。先生が、あとで結果説明をしたいと言っておられます。』と教えてくれました。
30分ほどで主治医の先生が来られ、採血結果を聞きました。
僕も正確には覚えていないところもありますが、内容の中心的な部分は下記のような状況でした。
ナトリウム値が上昇している。CRP(炎症反応)は22になっているが白血球はむしろ減少している。血小板は5万程度に下がっている。(通常は15万くらいはある)とのことでした。
原因は複合的に考えられるようですが、一つには腎機能が低下しているかもしれないとのことでした。意識レベルが下がってきてからずっと導尿なので、腎機能が落ちているかもしれないと。そうすると尿量も減り、手やまぶたがむくむこともあると。
先週意識がかなりクリアだったのは、脱水状態が進んだことで脳内のむくみも減少した結果、意識レベルが上がったことも考えられると。
採血の朝の時点でも瞳孔反応はしっかりあるし、まつ毛を触っても反応があるので、腫瘍自体の進行速度は今までとそれほど変わらないのではないかとのことでした。今回の検査は採血のみでCTは撮っていません。
脱水症状を改善するために補液を増やすことになったのですが、水分が多く入りすぎるとつばや痰の量も増えて、結果的に喉に痰や唾がからまったりして辛い状況になるので、様子を見ながら少し補液の量的バランスを取ることにしました。
たしかにこのところつばや痰も出なくなり胸のゴロゴロいう音もなくなっていたので、僕としては気持ちは楽になっていたのですが、脱水と引き替えだったということになると複雑な気持ちになります。
今日昼頃に病室を訪れた時には、ひまわりは熱も下がり、落ち着いた感じでした。目もちゃんと開いていて、話しかけると目の焦点も合います。彼女は今は自分から意思表示はできる状況ではないのですが、内面的な意識はちゃんとあると、僕は感じています。
脱水症状と意識レベルの関係は良くはわからないのですが、見守る側とすれば、やはり葛藤はあります。
意識レベルが高くなれば意思や感情の表出もあるので、家族にとっては嬉しいですが、彼女にとっては同時に、悲しい気持ちや辛さも敏感に感じることになると思います。もし意識レベルが下がれば、彼女自身は苦しさも感じることはないかもしれませんが、僕たちも彼女の感情を感じることができないので、悲しくもあるわけです。
いろんな感情や葛藤を経て自然にわき上がってくるのは、無理せず、ありのままが一番いいという気持ちです。
痛みや苦しみは可能な限り取り除きつつ、これからも、ひまわりが自然に向かおうとしている歩みを信じて、それに任せてゆくといったらいいのでしょうか。
きっと意識を超えたもっと深い部分で、人はみな、そのことをわかっているのでしょうね。
いのちの不思議と奥深さを想います。
30分ほどで主治医の先生が来られ、採血結果を聞きました。
僕も正確には覚えていないところもありますが、内容の中心的な部分は下記のような状況でした。
ナトリウム値が上昇している。CRP(炎症反応)は22になっているが白血球はむしろ減少している。血小板は5万程度に下がっている。(通常は15万くらいはある)とのことでした。
原因は複合的に考えられるようですが、一つには腎機能が低下しているかもしれないとのことでした。意識レベルが下がってきてからずっと導尿なので、腎機能が落ちているかもしれないと。そうすると尿量も減り、手やまぶたがむくむこともあると。
先週意識がかなりクリアだったのは、脱水状態が進んだことで脳内のむくみも減少した結果、意識レベルが上がったことも考えられると。
採血の朝の時点でも瞳孔反応はしっかりあるし、まつ毛を触っても反応があるので、腫瘍自体の進行速度は今までとそれほど変わらないのではないかとのことでした。今回の検査は採血のみでCTは撮っていません。
脱水症状を改善するために補液を増やすことになったのですが、水分が多く入りすぎるとつばや痰の量も増えて、結果的に喉に痰や唾がからまったりして辛い状況になるので、様子を見ながら少し補液の量的バランスを取ることにしました。
たしかにこのところつばや痰も出なくなり胸のゴロゴロいう音もなくなっていたので、僕としては気持ちは楽になっていたのですが、脱水と引き替えだったということになると複雑な気持ちになります。
今日昼頃に病室を訪れた時には、ひまわりは熱も下がり、落ち着いた感じでした。目もちゃんと開いていて、話しかけると目の焦点も合います。彼女は今は自分から意思表示はできる状況ではないのですが、内面的な意識はちゃんとあると、僕は感じています。
脱水症状と意識レベルの関係は良くはわからないのですが、見守る側とすれば、やはり葛藤はあります。
意識レベルが高くなれば意思や感情の表出もあるので、家族にとっては嬉しいですが、彼女にとっては同時に、悲しい気持ちや辛さも敏感に感じることになると思います。もし意識レベルが下がれば、彼女自身は苦しさも感じることはないかもしれませんが、僕たちも彼女の感情を感じることができないので、悲しくもあるわけです。
いろんな感情や葛藤を経て自然にわき上がってくるのは、無理せず、ありのままが一番いいという気持ちです。
痛みや苦しみは可能な限り取り除きつつ、これからも、ひまわりが自然に向かおうとしている歩みを信じて、それに任せてゆくといったらいいのでしょうか。
きっと意識を超えたもっと深い部分で、人はみな、そのことをわかっているのでしょうね。
いのちの不思議と奥深さを想います。
殊、脳の働きに関してはすごいものだな、と感じていました。
4度もオペで切り取っているのに。
ひまわりさんの一番無くしたくないところ(意識)が残ってて、
感覚的な辛さを感じるところがなくなってたらいいなぁ、などと思います...。
どちらにも寂しさや辛さが背中合わせというのは忍びないのですが、
進行が変わっていない様子にホッとしました。
脱水症状は発熱もあったことですし、
補液もいい状態で行われるといいですね。
かなり冷えてきましたから、引き続きご家族のみなさんもご自愛ください。
ひまわりさんのブログは以前より読ませてもらい、ひまわりさんの強さに勇気づけられてました。
主人もグリオブラストーマと闘っています。
余命半年という宣告され、自分の家にいさせてあげたくて、ちょっと無理して退院し在宅で看ています。
退院した頃は左半身麻痺だったのですが、あっという間に状態が変わり、先日よりベットから起きあがれなくなりました。頭痛とおう吐に苦しみながら、それでも意思の疎通ができています。
今、ひまわりパパさんと全く同じ気持ちです。意思の疎通ができるのは、家族にとって喜びですが、本人にとっては痛みや苦しみや不安などを感じてしまうでしょう。
でも余命宣告からのこの数ヶ月、定められたような不思議な流れを感じています。
これが主人にとって、自然な形だったのでしょうか……いつも考えてしまいます。
私にとっては寝たきりた辛い事と思ってましたが、主人は「赤ちゃんに戻った気分」と言ってくれました。救われました。
意思の疎通が出来るから聞けた言葉だと思います。
こんなに前向きな主人と残された時間を楽しみたいと思います。
パパさんもご自愛ください。