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秋田弁「こ」

2017年06月20日 | ひとりごと
「うつくしきもの」
うつくしきもの 瓜にかきたるちごの顔
雀の子の、鼠鳴きするにをどり来る

枕草子の一節で「うつくしきもの」とはかわいらしいものという意味。
小さな女の子が瓜に顔を描いて着物を着せ人形遊びしていた様子。
また小さなスズメの子がネズミの鳴き真似につられて踊ってるようだと。

なににつけても小さいものはみんなかわいいという節。

秋田弁でうしろに「こ」をつける。
秋田音頭であげれば「ぼっこにがっこ傘こに小皿こ酢っこに醤油っこ」。

ここで注意したいのは「がっこ」だ。
実は漬物のことだが完全な秋田弁ではない。
大和言葉などの古語で「雅香」と書いて「がっこう」と呼んでた漬物のことが
秋田弁として残った言葉。
「がつ」という漬物に「こ」をつけたわけではないのだ。
だから秋田音頭の「秋田名物この字をつまんで言うならば」に同列で並べられる
のはおかしいはずだな。

秋田弁として「こ」をつけるのは何にでもというわけでもない。
ちいさいものに「こ」をつける。
大きなものにはほとんどつけない。
とすれば枕草子のようにちいさいもの「うつくしきもの」をいとしんで
「こ」「子」としてつけてるんじゃないかと。

そう考えると秋田だけじゃなく全国的に遊びとして「鬼ごっこ」だの「ごっこ」。
「抱っこ」もそうかもしれないね。
「抱く」にいとおしい意味で「っこ」をつけたのかもしれない。

よくわからないのが抱っこに対して背負うことを言う「おんぶ」。
「負う」ことをかわいらしく言う言い方のような気がするけど「負うっこ」よは
言わないし。
秋田じゃおんぶからの発生だと思うけど「ぶう」と言う。
または「ばっぽ」するとも言った。
語源が全くわからん。

いずれにしても子供やちいさいものをかわいいと思う気持ちは変わらないものだ。
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