幹事さんのひとりごと

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ぼっち

2016年12月05日 | ひとりごと
以前、「さんだらぼっち」なるものを妖怪の種類だと思ってたと。
妖怪のたぐいの「ぼっち」は「だいだらぼっち」だったんだね。

ちなみに「さんだらぼっち」とは米俵などの蓋の部分のこと。
俵にしてみれば帽子ってことかもね。

そんで「だいだらぼっち」とは。
日本各地に伝わる幻の巨人のことだそうな。
元々は国づくりの神に対する巨人信仰が山や湖沼を作ったという伝承
になって生まれた神だったり妖怪だったりする言い伝えのこと。
小さいのが「一寸法師」でそれに対してでかいのが「大人(おおひと)」
を意味する「大太郎」に法師を付加した「大太郎法師」。

伝説として有名なのは、富士山を作るため甲州の土を取って土盛りしたため
甲州は盆地になった。
富士山を作るため土を掘った跡地が琵琶湖になった。
東京都世田谷区にある地名「代田」(だいた)や、さいたま市の「太田窪」
(だいたくぼ)はダイタラボッチの足跡。
などなどいろいろな伝説がある。

秋田にもあるんだね。

秋田県の横手盆地が湖であったので干拓事業を行った際、ダイダラボッチが
現れて水をかき、泥を掬ったため工事がはかどった(鳥の海の干拓伝説)。
このダイダラボッチは秋田市の太平山三吉神社の化身と考えられている。
太平山及び山麓の太平地区の名は現在「たいへい」と読まれるが、明治期までは
「おいだら」と読まれており、由来を巨人「オイダラボッチ」であるとする説
(秋田の今と昔)がある。

だそうな。

大男や鬼などの伝説はでかいものへの恐怖だったり憧れだったり。
一寸法師だって後にはでかくなったんだから小さいものを良しとすることより
「大は小をかねる」というのが日本人の基本感覚なのかもね。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
てっきり (夫婦岩)
2016-12-06 17:12:01
一人ぼっちの『ぼっち』についてだと…

ダイダラボッチって、大太郎法師だったんですね(笑)
確かに似てるけども。
ひとりぼっちは (幹事)
2016-12-07 12:14:35
いいときもあれ悲しすぎるときもあり。
孤独が必要な時と孤独に耐えきれないときの差がでかいね。
さんだらぼっち (高貴高齢者)
2016-12-11 10:14:17
昔、子供がはしかにかかった時、早く治るようにと、さんだらぼっちに赤飯を載せ、幣束を立てて川のそばに置いていた風景を思い出しました。多分、今は見られないでしょうね。秋田県でのことです。

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