~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

タイムスリップ?

2012年08月19日 07時35分04秒 | その他


わが家から車で10分ほどのところに、
伊豆急行線の最寄り駅、「稲梓駅」があります。
四方を山で囲まれた小高い丘の上に佇む駅は無人駅。
コンビニはもちろんのこと、売店も電話もなく、
乗り降りする乗客もまばら…。
特急電車が止まる事もなく、派手な観光施設もない…。
しかし、知る人ぞ知る鉄道写真の撮影スポットなのです。



伊豆急行線内で一番高いという高さ21m、長さ91mの鉄橋を通り、
駅に滑り込む電車。
山を抜ける風は涼やかで、セミしぐれが響き渡ります。
降り立ったと同時に田舎に帰ってきた事を感じさせるそんな素朴な駅。
私たち家族の大好きな場所なのです。



この夏、この懐かしくレトロな駅だからこそできる事をしてみようと
電車の「お見送り」をしています。
子ども達は白のランニングに麦藁帽子、むしかご。
父ちゃんは作業着に腰にはタオル。
母ちゃんは手ぬぐい頭巾にもんぺ姿…。
まるでひと昔前にタイムスリップしたかのような家族5人。



帰省や観光で下田を訪れ、再び東京に帰っていく人たちの乗った
「東京行き」電車に手を振ります。
「いってらっしゃい」「また来てくださいね」との気持ちを込めて…。

嬉しそうに手を振りかえす人。
驚いたような表情で見つめる人。
もちろん気づかない人も…。

ちなみに一昨日は下田に滞在していらした皇太子ご一家が夕方にご帰京。
家族揃って、稲梓駅での「お見送り」に行ってきました。
いつになく高速で駆け抜ける特急踊り子号。
果たして気づいていただけたか…、定かではありません。

人の心をホッとさせるようなぬくもり。
私たち家族が大好きな駅で、そのぬくもりを伝えられたら…。
ささやかな願いです。
家族の気が向いた時に神出鬼没に現れる「お見送り」。
稲梓駅を通る時にはどうぞご注意くださいませ。

                     母ちゃん
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夏休みの実習

2012年08月04日 07時05分48秒 | わさび


夏休み真っ只中。
溶けるような猛暑が続いています。
8月のはじめ、東京の大学生が実習にみえました。
普段、接する事のない「大学生」。
真面目で礼儀正しくて、そして若々しく伸びやかな若者に
力をもらった2日間でした。
また同行された教授からはアカデミックな話を伺い、
刺激に満ちた時を過ごしました。
何よりも、若い人たちが「わさび」に関心を持ってくれた事が喜びです。

お兄さん、お姉さんにたくさん遊んでもらってご機嫌な子ども達。
長女の日記を紹介します。



せんせいあのね、8月1日と2日に だいがくせいがきたよ。
おんなのひとがひとり、おとこのひとがふたり、
おじいさんみたいな せんせいがきたよ。
わさびの べんきょうに きたよ。

おねえさんたちといっしょに あいすをかいにいったり
かわにいったり はなびをしたり いっぱいあそんだよ。

せんせいは七十こくらいのくにに いったことがあるんだって。
あと あめりかには百二十くらい いったことがあるんだって。

おねえさんに べんきょうをおしえてもらったよ。
おにいさんがいちりんしゃにのったら のれなかったよ。
おもしろくて わらっちゃったよ。


夏休みならではの楽しい思い出になったようです。
都会で生まれ育ったという若者達。
都会の雑踏の中で、清らかな空気の漂うわさび田を
思い出してもらえたら、と思います。

                     母ちゃん
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