まるたの日々

まるたです。少しばかり音楽と本とその他趣味の話を。

やっぱり引退はウソ

2007年02月20日 21時04分18秒 | クラシック音楽
プレトニョフのピアノ引退、
やっぱりちょっとお休みするだけだったようですね。

トッパンホールのブログに修正記事が掲載されてました。
今日出たようです。出たてのホヤホヤ(笑)。

まずはよかった。一安心ですね。
不吉な電波を受信(笑)して以来、どうにも気が晴れなかったので
本当に良かったです。

トッパンホール、こんな重大なことを
きちんと裏づけを取らずに載せてしまったんでしょうか。
ちょっと無責任な気がするけど、
まあ、誰かさんの気まぐれに振り回されたのかな。

よかった、よかった。


チケット売切れ

2007年02月19日 21時17分27秒 | クラシック音楽
うっかりして発売日を忘れていましたが、
N響の6月定期のチケットが発売されてますね。

6/30のアシュケナージベートーヴェンは殆ど売り切れ。
こりゃまたびっくり。
他の日はそこそこ普通に売れてる感じなのに。
よく考えてみたら、この日はアシュケナージのN響最後の日なんですね。
関係者ご招待も多いだろうし、
最後の日に見に行きたいという人も多いんでしょうね。

さらによく考えてみれば、これで本当にアシュケナージ見納めですね。
これだけ散々言われたらもうN響はおろか、
他のオケでもアシュケナージは来ないだろうし。
というか、招聘元が招聘しないと思うし。
もうピアノは弾かないみたいですしね。
寂しいですね。

お馬鹿なバッシングを繰り広げたクラヲタ達は少し反省して欲しいですね。
言論の自由に意義を唱えるつもりは無いですが、
身勝手な趣味の押し付けで、人の楽しみを奪う権利は無いですよね。

こいつらのせいでもう二度と日本でアシュケナージを見られないと思うと
無性に腹が立ってきました。
クラヲタを大虐殺する小説でも書いてみようかな(笑)。

アシュケナージ N響@NHKホール (2007/2/17)

2007年02月18日 18時04分15秒 | クラシック音楽
よく考えたら、今年初めてのコンサートでした。

この日はホール満杯で、またぞろマナーの悪い人が沢山居そうでイヤ、
とか思っていましたが、
イビキをかいていたのが若干一名いた以外には
これといって騒がしい人はいなくて、良かったです。
割合良い席だったせいでしょうか。
なにはともあれ、落ち着いて聴けました。

演目はチャイコフスキー交響曲第2番と第5番。
2番はあまり聴いたことが無かったので、予習をしたんですが
うちにある2番はプレトニョフのみ。
それではイカンよなーと、CDショップに探しに行ったんですが
ろくなのがなくて、というよりそもそも2番の録音ってあまり多くなくて
買う気が起こるものがなく、
結局プレトニョフで予習しました。

結果としては、思ったほど違ってなかったんですが、
これってプレトニョフが比較的譜面に近い演奏をしていたってことかな?
ときどき何かヘンと思うところがあるにはありましたが、
アシュケナージのせいではなく、おそらくはプレトニョフのせいでしょう。
演奏はなかなか良かったと思います。
出だしのホルンがいきなりひっくり返って
どうなることかと思ったんですが、
途中からちゃんと立て直して来ました。

アシュケナージが変色した古そうな譜面を使っていて
昔から大事に持っているものなのかなと思ったら
ちょっといいな、と思いました。
N響の譜面なのかもしれませんが(笑)。

正直に言うと、次の5番の印象が強すぎて
2番の方はもうよく覚えてません(笑)。

で、次は5番ですが、
第1楽章と第2楽章がすごく良かったです。
じっくり聞かせる部分でテンポを徹底的に落として
ゆったり歌わせていたのがすごく美しかったです。

全体的にロシアの土の匂いがしてきそうな感じで
曲としてはちょっと暗めなんですが、
(というかチャイコフスキーの後期交響曲はみんな気が滅入るように
暗いと思うのはまるただけ?)
そんなところも、ロシアの閉ざされた冬のようだったし、
そんな中で第1楽章の途中の長調に転調する部分が
春の訪れを暖かく告げるように聞こえました。

それと対比するならば
第2楽章は過ぎ行く夏を惜しむ晩夏の夕暮れといった感じでしょうか。
出だしのホルンが2番冒頭と同じ人とは思えない(実際に違う人かも?)くらい
美しく切なかったです。

まるたは去年もアシュケナージのチャイコを聴きに行き、
出来は良かったんですけれども、
アシュケナージらしさが感じられず、
どことなく借り物臭い印象を受けてしまったので、
感想は書かなかったんですね。

この人はチャイコのピアノ協奏曲嫌いだと言っていて、
それは多分オクターブ連打が手の小さい人にはつらすぎるせいだろうと
思っていたんですが、
去年の交響曲を聴いた印象は、
それとは関係なくチャイコフスキーってあまり好きじゃないんじゃないか
だから、あまり思い入れられなくて、
どこかカラヤン辺りの演奏をマネしたんじゃないか、
なんだかそんな印象を受けてしまったと。

近所に演奏中ずっとカバンを叩き続けたおじいさんがいて
落ち着いて聴いていられなかったせいかもしれませんけど(笑)。

うってかわって、昨日の5番の演奏は、
暗譜だったし(きっとこの曲好きなんでしょうね)、
随所にアシュケナージらしい部分があって
それがとても美しく響いていて、すごく良かったです。
N響とアシュケナージの競演で初めて「これのCD欲しい」と思いました(笑)。

ところで、演奏後のカーテンコールの間、
団員が座らずに居るんですね。
そうされると観客としては拍手を止められなくて
どうしたものかと思いました。
まあ、自発的に拍手を続けても良いと思う良い演奏だったので、
結果としては問題なかったんですが、
これが「ケッ」って思うような演奏だったら、
相当腹が立ったかも(笑)。あれはいったい何だったんでしょうね。

?な服装

2007年02月18日 10時36分57秒 | クラシック音楽
アシュケナージN響のチャイコを聴きに行ってきたんですが、
感想はまた別途ということで、ちょっと奏者の服装に関して「?」と思ったことを。

ヴィオラ首席の隣にいた若いにーちゃんの頭に
1個300円くらい?の安そうなカチューシャが(笑)。
前半のときは、練習のときのままうっかり外し忘れちゃったのかなと
思ったんですが、
後半でもやっているので、これはファッションなのか?、
いや、でも男性の礼装(燕尾服)にカチューシャは無かろうよと
しばし考え込んでしまいました。

最近は金髪やら金髪がプリンになってるのやら、
さらにつんつんにグリースで立ててるのやらも見かけるようになり
びっくりさせられる事も多いんですが、
でもまだ許せるんですね。
燕尾服に合ってないとはいえないレベルなので。
でもカチューシャはちょっと許せない。

髪の毛が落ちてきてジャマなんだろうなというのは
なんとなく判るんですが、
だったらグリースでもムースでも使って固めればいいじゃん!
と考えて、ハッと思い当たる節が。

最近、頭が痒くなり、フケが大量に出る人が増えてるらしいです。
実は、まるたもしばらくこの症状が出ていた時期があります。
これってフルフル菌と呼ばれる頭皮の常在菌が異常増殖したせいなんですね。
なお、フルフル菌は写真のようなヤツ©石川雅之です(笑)。

で、これは油分を多く含んだ整髪料を使うと悪くなります。
整髪料には、水性と油性があるんですが、
まるたの場合、油性を使うと効果てきめんで2,3日で頭が痒くなり出します。

なかなか人には言いにくいんですが、
宴会の席の与太話の一つとして「最近ねー」と切り出すと、
その場に居るうちの何人かは「実は自分も・・・」と告白してくることが多く、
フルフル菌、かなりの征服率(笑)で人様を悩ませています。

で、もしかして、かのカチューシャの君はフルフル菌にやられて
整髪料が使えないのかなと。

フルフル菌にやられたときの対策はいくつかあって、
一番良いのは皮膚科に行くことなんですが、そこまでしたくないという方には、
まずは、整髪料を止められないなら、水性のものを使うこと。
グリースやワックスやポマードではなくムースやジェルの方がいいです。
シャンプーはコラージュフルフル。高いけど、すごく良く効きます。
絶対×なのはリンスインシャンプー。
詰替え1パック200円くらいの安物のシャンプーもあまり良くないです。

ということで、頼むから男性が燕尾服にカチューシャは止めて下さい(笑)。

もう一つ、良く判らなかったのが、アシュケナージの服装。
彼は燕尾服を着ない主義で、
上半身はトレードマークとなっている白のタートルにジャケット。
それはそれで別にいいんですが、
なのに下半身は礼服用の横線の入ったズボン。
何故? 上がジャケットなら、下も普通のズボンにすればいいのに。
ちょっとアンバランスな感じでした。
まあ、カチューシャに比べれば全然いいんですけど。


新作が出てる

2007年02月18日 08時42分06秒 | Weblog
新作が出てるのに気が付きませんでした。


新作出ればブログで報告してもらえるものと思っていたんですが、
もうブログは見捨てた模様。うーむ。

随分昔にうっかり打ってしまったトラバから未だに沢山の人が見に来られるのですが、
アラシと思しきヤロウもチラホラと。
もう少し、ブログを回転させてくれると、
トラバが過去のものになってくれてありがたいんですが。

それはともかく、新作は初心に戻ったような感じでよかったですね。
兄者焼きおいしそ~(笑)

ウィルソン・ブラザーズ

2007年02月12日 17時11分31秒 | ロック・ポップス
本日、2つめの掘り出し物は
ウィルソン・ブラザーズ 「アナザー・ナイト」

レコードは持ってるんですが、
レコードからリッピングした数曲を聴いているうちに
無性にCDが欲しくなって、
探してみたら、去年再発盤が出たようなので購入しました。

解説を読むとAOR、AORと五月蝿いんですが、
ボズ・スキャッグスのようなべたべたのAORではなく
(この辺も実は誤解で、デイビッド・フォスターに支配されるまでは
この人はブルースに分類されてたんですよね)
サザン・ロックの臭いを少し残した感じのアーチストです。

曲の出来不出来はいろいろで、
"Take me to your heaven"とか"Ticket to my heart"とか
今でも一般受けが良さそうな曲の他に、
もうこれでもかというスティーブ・ルカサーのギターが聴ける
"Shadows"という曲が収録されています。
やー、もー、凄いです。

プロデューサのカイル・レニングは
England Dan & John Ford Coleyというデュオもプロデュースしていて
彼らの"Dr. Heckel And Mr. Jive"というアルバムに収録されている
"Another Golden Oldie Night for Wendy"でもスティーブ・ルカサーの
カッコいいギターが聴けます。
この時期(70年代終わり頃)のスティーブ・ルカサー、
あっちこっちのB級AORアルバムに垂れ流し状態(笑)で
弾きまくっていて、
まるたはB級AORも結構好きで、いろいろ聴くので、
その中で、こういうものに当たるとちょっと興奮しますね。


2000年のヨーロッパコンサートDVD購入

2007年02月12日 16時53分41秒 | クラシック音楽
お目当てのミュージシャンのCDはだいぶ買いつくしてしまったので、
CDショップをブラブラして掘り出し物を見つけることが
少なくなってきたんですが、
今日は、色々見つけました。(^_^)v

まずは、

2000年のヨーロッパコンサート


あ、店頭よりすごく安い。くやしー!

それはともかく、
プレトニョフとアバド/ベルリンフィルの競演で
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第2番が演奏されています。

プレトニョフ、顔色もよく、テクニックの切れもよく、
かつて見たことが無いほど非常にご機嫌で演奏しています。

この人はあまりめぐまれた指揮者と協奏曲の録音を残していないので
アバドとの競演はとっても貴重。
パガニーニラプソディも良かったけど、これはもう!という感じです。

プレトニョフがよくつかうべったりしたペダル使いがあまりなく、
ピアノの音が非常にクリアで、ミスタッチも殆ど無いです。
体調と機嫌が良いとここまでの演奏ができるんだな、という感じ。

まるたは2番はあんまり聴いたことがないので
他の演奏と比べてどうこうということはいえないんですが、
演奏は割合普通に演奏してるようにも聞こえますが、
プレトニョフの演奏で知らない曲を聴くと、
どれだけ好き勝手やっていようと、そういう曲に聴こえてしまうという
怖い特徴があるので、実際は好き勝手やっているんでしょう(笑)。
カデンツァと思しきところは、どう聴いてもベートーヴェンの作曲には
聞こえなかったし。

好き勝手やってても演奏に破綻が無いところが、
好きなんですけどね。
いくつか問題はあって、最初にプレトニョフの演奏で聴くと
普通に譜面通りに弾いた他の人の演奏がとてつもなく矛盾したものに
聴こえてしまうこと。
逆に知ってる曲だと、聴くのにものすごく頭を使うこと。
なので、実は精神的にくたびれているときにはあまり聴きたくない
ミュージシャンです。

この時期のプレトニョフは確か、RNOを辞めてたんですよね。
顔色が良いのは、時間的に余裕があったせいでしょうか。
そういえば、RNOを抜けたときもなんだか唐突だったようだし、
戻るときも、いろいろあったとはいえ、突然だったみたいですよね。
今度の引退騒ぎも、
またいつものファンおてけぼりなワガママでオレ様な行動の一環なんでしょう。
消してしまいましたが、先日の不吉な考えはやっぱりただの怪電波ですよね。

なお、このDVD、中国製のようです。
メニュー画面が中国語でびっくりしました。
ジャケットを良く見てみたら、香港製だそうです。

引退?

2007年02月02日 21時48分29秒 | クラシック音楽
プレトニョフの秋のリサイタルはやっぱり中止で、
セット券でチケットを売ってしまったトッパンホールは
やっぱり大事になってしまったようです。
お知らせ

それはそれでいいんですが、引退って・・・。
しばらくピアノを休みたいってだけじゃないのかなぁ。

作曲のための時間を取りたいって言う話はどこかで聞いた事があるし、
人生の7割だか8割だかを移動に費やすのは虚しいって
言ってるのを読んだ記憶があるし、
今年はボリショイでオペラ振ったりするし
勉強する時間も欲しいんでしょうね。
まあ、そんなところかなと。

実際、身動きできない飛行機での長い移動、時差ぼけ、
言葉や文化の通じない国で基本的に他人ばかりが相手の仕事でストレス溜めてるのに
一日サボれば自分にわかる、二日サボれば妻にわかる、
三日サボれば一般人にわかるといわれるピアノの世界、
ピアノのポテンシャルを下げないようにするには
毎日毎日何があっても、移動先の見知らぬ国で
ピアノの練習場所を見つけ、何時間かかけて練習する必要があって
これって、とんでもなくストレスフルだと思います。

時間が欲しいという思いにとらわれたときに、
ここを削りたいと思うのは不思議じゃないのかもしれません。

要するにくたびれて切れちゃったのかなと。

そういう状態だったら、こちらは冷静に受け止めて
やりたいようにやって満足するのを待つのが正解だと思うんですね。
騒ぎ過ぎるのは良くないと。
本人がまたピアノを弾きたくなった時にすんなり再開できるような環境を
作って待っているのがいいような気がします。
ああいうタイプは無暗につつけば、
意固地になって二度とピアノなんか弾かないとか言い出しそうなので。

もしかすると、すでにトッパンホールがそういうつつき方をしたせいで
引退なんて言葉が飛び出てきたのかも知れませんね。
おかしなことにならなきゃいいけど。

作曲するための時間が欲しいという理由なら
ピアノ曲を作って、その曲を演奏するために帰ってきてくれるなんてのは
いいですねぇ。
自作曲のCDなんか作って。ロックスターみたい。

クラシックの世界じゃ、そういうのはクロスオーバーなんていわれて、
クラヲタは仕分けをしたがるけど
ショパンやリストくらいまでの時代はそういう形をとっていたし、
今のロックはそういう形だし、
大衆に支持される音楽のあり方はそういう形が一番自然なんだと思います。
古典曲かいわゆる現代音楽をしかつめらしく演奏する以外は認めないなんて
変だしね。

ということで、あんまり騒がずに気長に待とうと思います。
もっとも、待ってる間にクラシックマイブーム終わってるかもしれないけど(笑)。
マイブーム復活の周期と合ったりしたらまた楽しいかもしれませんね。
実はアシュケナージのN響音楽監督就任はまさにそういうタイミングでした。
偏狭なクラヲタどもに台無しにされたけど。

それはともかく、最後に八つ当たりさせてもらいます。
なんでまるたの好きなピアニストはみんなしてピアノ弾かないとか言い出す?!
今年は好きなピアニストのリサイタルてんこ盛りで楽しめるはずだったのに!!

追記
2/20以降に、上記トッパンのブログにアクセスされた方はお気づきと思いますが、
記事が修正されていました。やっぱり引退は間違いだったようです