今、ここ最近の日記のタイトルをなんとなく眺めていてた。木挽の話もなけりゃ、棟梁の話もない。今日は原点回帰の巻ということで。
このブログを読んでくれた方から、棟梁ってどういう人のことを言うの?とたまに訊かれる。そのとき繰り返すのは、「技術に習熟していることはもちろん、営業力に長け、人を育てられ、マネジメントができる人」という宮本さんから教わった棟梁の定義。だが実はそれだけではない。
大切にしているのは、「現代棟梁 田中文男」(INAX出版)で田中棟梁が語りかける言葉なのである。(転載開始)
『「お前、仕事やるんでも、売り手じゃ損だぞ、買い手に回らなければ」って若いのに言うと、「おやじ、そりゃ無理だ」と。「頼まれたことをやるんだから」って。だから、「ばかっ、それよりもわざわざ頼みに来られるようになれ」と怒鳴るんです。つまり売り手が買い手にどれだけ仕掛けられるか、なんですね。大工の仕事というのは、能力に応じて八階級ぐらいに分かれます。
一、大工として基本的な技能を持っているか。
二、自分の仕事だけでなく、後輩や同僚の仕事の面倒をみてやれるか。
三、下職(したしょく、下請け職人のこと)の手配をしてそいつらの面倒をみてやれるか。大工だからってブリキ屋の仕事はわからない、左官屋の仕事はわからないようじゃ困るから。
四、仕事の段取りに工期と材料と人の問題がある。これを手配できるか。
五、自分でやった仕事、あるいは人に頼んでやった仕事が指示どおりに出来上がり、お客さんに文句を言われないで金をもらえるか。
六、頂いた金を仕事をやってくれた人に払って、再生産できるだけ自分に残るか。
七、今の仕事も見ながら次の仕事の段取りができるか。パタッと仕事が終わっては生活に困るでしょう。だいたいこの七つを覚えれば一軒、工務店でも張れるわけです。でもこの七つだけじゃ足りない。最後が肝心なんです。
八、仕事を仕掛けられるか。
この八つをおまえら覚えてくれよ、と私はいつも言っています。』 (転載終わり)
この文章の大工を、木挽に変えて読めば木挽棟梁の役割が見えてくる。
それにしても「仕事を仕掛ける」とは高いハードルだ。「頼みに来られるようになる」にはどうすりゃいいのか見当もつかない。
田中棟梁からレクチャーを受けたのは昨年の3月22日。ちょうど11ヶ月前のことである。師である河上信行先生のご尽力により、その幸運は訪れた。
この間自分は、どれだけ成長できたのか。今やってること、「つもり違い」にならないよう慎重に詰めなくては。
師の思いは、厳しくも温かい。











おっしゃる通りじゃわ。。。
まだまだ未熟な自分がよ〜見えるわ・・・
ガンバリマス。。。
仕事も含め生きるっていうことは、どれだけ人に正の感情を与えられるか、ということなんだろうけど。
自分の至らなさをシミジミ感じるこの頃です。
善ちゃんの進み方は真直ぐでとても励みになります。
楽しもう。。。