こんなものが好き、キムワイプ、きっとあるの話。

それを一旦見てしまったら、どうしたらいいかわからなくなり、笑ってしまうものがよくある。

広島で写真を撮ったペンギンの看板などがそれに当てはまろう（あんなものはまだまだ甘いが）。
どうしてこんなものがここに出来たのかと考えているとそのうち、自分が生きている理由を考えてしまうくらい含蓄がある。

以前にも書いたが、近いところでは「大宰府園」がその宝庫であった。
かの有名な大宰府天満宮の近くに位置する遊園地であり、そこでの出会いはぼくにとって最上のものであった。
大宰府園にはディズニーにおけるミッキーマウスのようなマスコットはいないのだが、なぜかモチーフは世界のおとぎ話であった。

中に入ってすぐのところに、小さな池みたいなものがあり、中には世界のおとぎ話に出てくる奴らがちっちゃく佇んでいる。
作られてから相当日が経っているのだろう、人形の中には色あせてただの泥人形になっているものたちが数多くいた。
それだけでも楽しかったのだが、もちろんそれはまだあくまで入り口である。



奥に進むと、腕の折れたスケール１／２のフック船長が一人でぽつんと、植え込みの中に潜んでいたりして、奥行き深いことこの上ない。
すでに片手がフックになっているのに、その上腕がもぎ取られているのだ。

他にも、バズーカ砲でなくパズーカ砲。
のっぽさんに出てくる、ゴンタ君の遊具（故障中）。
など、マニアにはたまらない場所であった。

ぼくが行ったちょうどその頃は恐竜展なるものがやっており、有り得ないほどにカラフルに色づけされた恐竜達が出迎えてくれた。
あからさまに中身の稼動部が見えているプテラノドンなど、見ているだけで涎が垂れる。
普通のカップルかと思いきや、女の子同士のカップルがいたりして、その日は最高に面白かったものだ。

また正月にでも行こうと思っていたのだが、どうも最近リニューアルされたらしく、フック船長や原色の恐竜達はリストラされたものとみて間違いないと思う。
非情にもったいない。



ここで、あるサイトを紹介する。

木更津の恐竜達

このサイトは、mixiで仲良くなった「あ」さん（ぼくの高校の先輩である）が作ったサイトなのだが、とても素晴らしい！
ぼくの地元千葉で、こんな世界があったなんて知らなかった。
もう閉鎖されているらしいが、本当に行きたかった！

溢れんばかりの胡散くささが、ぼくの興味をそそる。
なんといってもゴリラにつきる。
まあ、ツッコミはサイトの方ですでに充分にされているのであまり言及しないでおこう。



まだある。
理系で実験をしている人たちは知っていると思うが、キムワイプ（鮒高バスケ部は、このネーミングだけで面白いはずだ）という上質なティッシュみたいなのがある。
そのキムワイプには、マスコットキャラクターがついている。

非情にキモくて、かわいくない。
誰がこんなものをマスコットとして認めたのだろうか。
クレシアは大丈夫なのか。
それでは現物を見てもらおう。

左がテクノくん　右がワイピーちゃん

頭に刺さってるアンテナ状のものは何か。
どうしてテクノくんの歯を突き出させたのか。
目の下の線は何だ。
ワイピーちゃんの髪の毛が南部虎弾なのはどうしてか。
そもそも、頭蓋骨がおかしい。



など、数多のツッコミがあると思う。
さらにもう一枚ある。
これはお宝画像であろう。

医者と看護婦

こいつら定職についていやがった。
しかも、医師と看護士である。
左側のレントゲン写真は彼ら自身の頭蓋骨であろう。
やはり形がおかしい。
胃は正常なようだが。

後ろの体の断面図も彼ら自身のものだろうが、脳がめちゃでかい。
どんな生き物か。
何をモチーフにしたのかすら定かではない。



ぼくはこんなものらが大好きなのだ。
色んな感情がない交ぜになって、最終的に笑ってしまう。



あなたの周りにも、きっとある。
頭蓋骨の変形した何かが、きっとある。