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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

冬の石狩川河岸を遡る 24

2018-01-07 21:28:05 | 冬の石狩川河岸遡行スノーシュートレッキング

 ※ タイトルの後の数字ですが、この数字は私が「冬の石狩川河岸を遡る」プロジェクトを開始した2014年1月22日を「1」として、それからこのプロジェクトにかけた日数を表しています。したがって、今回は石狩川河口からスタートしてから24日目ということになります。

永山橋 ⇒ 麻布橋   トレッキング月日 ‘18/01/04

 トレッキング二日目は、朝早くから行動を開始することができた。天候は前日に続き、この日も曇天だったが風がなく、スノーシュートレッキングには適したコンディションだった。 

 この日は朝5時に起床し、すべての準備を整えて、朝6時45分発の名寄行きの一番バスに飛び乗った。まだ夜明け前(この日の日の出は7時04分)とあって辺りはまだ暗かった。
 バスに乗ること約30分、前日帰りに乗車した「1線13号停留所」に降り立った。

          
          ※ この日のスタート地点となった「永山橋」を背にスタートしたところです。

 バス停から15分歩いて昨日のゴール地点(本日のスタート地点)の「永山橋」のたもとに着き、諸準備を終えて、ライブレポの第1信を投稿し、7時50分スタートした。
 辺りに人影はもちろんなく、石狩川は静かに流れている中を、一人歩を進めた。

          
          ※ 石狩川はまだまだゆったり流れ、河岸にはところどころ灌木も目立つようになってきました。

 「永山橋」を過ぎると、旭川市も郊外に入ったと見え、橋と橋の間隔が長くなり、この日の第一目標ポイントの「東永橋」まではかなり離れていた。
 河岸の様子も徐々に変わり始め、ところどころに灌木も目立ち始めた。
 すると、河岸スノーシューの大敵(?)樋門が目に入った。樋門があると、そこを迂回しなければならない。樋門の名称は「東鷹栖14号樋門」と記されていた。

          
          ※ 河岸は灌木があったかと思うと、写真のように広々と開けているところもありました。

          
          ※ 「東鷹栖14号樋門」です。

 石狩川の様子は相変わらず右に左に流れを変えながらゆったりと流れていたが、一カ所だけ川を横断するように階段状に造作されているところがあった。その施設が設置されている理由は素人には分かりかねるが、流れを調整する施設なのかな?と思われた。

          
          ※ 写真のような灌木地帯を行かねばならないところも徐々に表れてきました。

          
          ※ 写真のような階段状の施設は流れを調整するための施設でしょうか?

          
          ※ 小さな吹き流しのようなものが目に入りましたが、何の目的のものでしょうか?

 昨日痛んだ大腿部の痛みが再び感ずるようになったが、大事とはならなず順調に歩を進めていたところ、スタートから2時間になろうとした9時45分、第一目標ポイントとしていた「東永橋」に到達した。
 ライブレポでも触れたが、ここまで私は石狩川の右岸を歩いてきたが、マップを読むとこの後の右岸は大きな流れが入り込んでいるようだったので、橋を渡って左岸を行くことにした。

          
          ※ ようやく「東永橋」に到達です。この橋を渡り、この後は左岸を歩きました。

          
          ※ 「東永橋」の上から見た石狩川の流れです。中州が目立つのは、川底が浅くなったからではないでしょうか?

 この選択が正解だったかどうかは分からない。というのも、「東永橋」からの直後の河岸は、夏は湿地帯になっているのではと思われるところに入ったのだ。雪面の凹部が目立ち、掘割に遭遇する危険を感じ、ストックで突きながら一歩一歩慎重に進まねばならないところが3~4カ所あった。このあたりで撮った写真は極端に少ない。危険を感ずると写真を撮ることなどに気を回す余裕がなくなってしまうのだ。

          
          ※ 写真のような窪みがあると要注意です。慎重に歩を進めねばなりません。

 そこを越え、10時35分にJR宗谷本線の鉄道橋梁の下をくぐった。折よく列車が通過するところを写真に撮ることができた。
 さらに30分後の11時05分、石狩川を堰き止める「頭首工」に遭遇した。傍によると「近文頭首工」という銘板が付けられていた。
 さらにそこから1時間後、第二の目標ポイント「栄園橋」に到達した。この間の写真もまったくない。この間は危険だったのではなく、代り映えのしない光景が続いたからだと思われる。

          
          ※ JR宗谷本線の鉄道橋梁(名称不明)です。ちょうど列車が通りました。

          
          ※ 石狩川の水を農業用水として利するための施設「近文頭首工」です。

          
          ※ この日の第二目標ポイントの「栄園橋」です。

 代り映えのしない光景と記したが、それはどうやら私が歩いた左岸にはサイクリングロードが設置されていたようなのだ。サイクリングロードばかりを歩いたわけではないが、サイクリングロードが比較的河岸近くに設定されているところが多く、自然とそこを歩くことが多くなったように思われた。

          
          ※ トレッキング中は、折に触れ石狩川をチェックしながら歩を進めています。

          
          ※ 曇天のため、スノーシューの跡がはっきりしませんが、おそらくサイクリングコース上を歩いているものと思われます。

 スノーシュートレッキングは冬期間雪が積もることで、夏には立ち入れない河岸のどこにでも立ち入り、進むことができるのが魅力なのだが、何もかも雪に覆われてしまうために景色はどうしても単調になる。そのためレポートにも難しいところがある。しかし、それはある意味この類のスノーシュートレッキングの宿命でもあると思っている。

 途中で何度かの軽食と熱い紅茶での休憩をはさみながら、単調とも思えるトレッキングは続いた。
 そしてはっと気づくと、遠くにこの日のゴール地点に設定した「麻布橋」が見えてきた。その向こうには、若いころに毎年のように通った比布スキー場のゲレンデが目に入ってきた。
 そして13時15分、「麻布橋」に到達した。思っていたより早い到達時間のように思えたが、距離からいえば順当な時間だったのかもしれない。

          
          ※ この日のゴール緑色の「麻布橋」が見えてきました。

          
          ※ 「麻布橋」の左上方に私にとって懐かしい比布スキー場が見えています。

 「麻布橋」から国道39号線に出て、14時41分通過のバスを待つ時間が長かったぁ…。
 疲れは隠せなかったものの、三日間の中では最も快調なトレッキングを楽しんだ一日だったかもしれない。

          
          ※ この「当麻23丁目」のバス停での1時間強の待ち時間は長かったぁ…。



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