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私の札幌生活も10年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

日本の世界遺産「明治日本の産業革命遺産」

2017-03-07 21:48:43 | 講演・講義・フォーラム等
 長崎県の端島、通称「軍艦島」に代表される「明治日本の産業革命遺産」は2015年に世界遺産に登録されたが、8県・11市・23件の構成資産からなる。あまりにも地域が点在し過ぎている点がどうなのかな?という素朴な疑問を持ったのだが…。

               
               ※ 世界遺産「明治日本の産業革命遺産」を象徴する「端島(通称:軍艦島)」の全景です。

 「冬の石狩川を遡る」を振り返るシリーズを綴っている間に時間が経過してしまったが、体験したことを記録に残していこうと思う。
 2月27日(月)午後、「めだかの学校」の2月の2回目の講座があった。月の2回目の講座としてはイレギュラーなのだが、2月と3月は「日本の世界遺産」が取り上げられることになった。
 ということで、今回は「明治日本の産業革命遺産」が対象となった。
 
 2015年に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」は、リード文でも触れたとおり8県・23件もの構成遺産が対象となっている。
 対象を詳細に見ると、23件のうち16件が九州の各県(5県)に分布している。さらに山口県に5件と、実に23件のうちに21件が西日本に集中している。これなら残る2件(静岡県・岩手県)を外して「西日本の産業革命遺産」としたほうがすっきりするのでは、と考えるのは素人考えと笑われるのか?
 以前に伺った話では、世界遺産登録の場合は「いかに選考側を納得させるストーリーを描けるか」が大切だと聞いた。おそらく「明治日本の産業革命遺産」の場合、23件の構成遺産は一つも外すことができなかったということなのだろう。

                
                ※ 「めだかの学校」において世界遺産について学ぶ受講生です。

 さて、視聴したDVDは最初に山口県萩市の6件の遺産が紹介された。造船所跡、反射炉、製鉄遺跡などとともに「松下村塾」、「萩城下町」が遺産の一つになっているのが特徴である。これら二つは近代日本を創った鉱工業の遺産ではなく、明治の産業革命を興した背景に着目したものと言えるようだ。
 幕末において討幕派を牽引した長州(山口県)、薩摩藩(鹿児島県)は、鉱工業においても先進的な取り組みをしていたことが偲ばれる。

               
               ※ 「明治日本の産業革命遺産」の中で特異な存在の「松下村塾」跡です。

 続いてDVDは、長崎県の構成遺産を紹介している。その中でも、この遺産の象徴的存在である端島(通称:軍艦島)に焦点を当てて紹介している。
 軍艦島の場合、明治日本の重工業の発展を下支えした石炭産業の象徴的意味合いと、その特異な島の形態が脚光を浴びているということだろう。
 軍艦島ばかりに焦点を当てているが、長崎の場合は造船所関連5件が含まれている。中には現役で稼働している「三菱造船所 ジャイアント・カンチレバークレーン」も紹介された。

               
               ※ 今回の講座のナビゲーター役を務めた「めだかの学校け代表のS氏です。

 DVDは最後に、福岡県北九州市の「官営八幡製鐵所」を紹介して終わっている。
 90分のDVDでは23件の構成遺産全てを紹介することを企画側は最初からあきらめ、焦点を絞った紹介方法を取ったようである。ナビゲーターの榎本孝明の適切なナレーションにより楽しく視聴することができた「明治日本の産業革命遺産」だった。
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