田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道を歩こう2017を振り返って

2017-05-29 21:10:45 | 札幌ウォーク & Other Walk

 直前に膝の痛みを感じて、出場を取りやめようとした「北海道を歩こう2017」だったが、膝の痛みが消えたこと、整形外科医から「大丈夫!」と太鼓判を押されたことで、恐る恐る参加したのだが、無事何ごともなく歩き終えることができたことが何よりだった…。
               
 昨日、ライブレポで逐一(?)報告できた「北海道を歩こう2017」をあらためて振り返ってみることにする。(ライブレポで伝えられなかったことを中心にして)

 5月28日(日)朝、心配されていた天候は晴れ上がっていた。朝7時15分地下鉄で真駒内駅に向かった。
 スタート会場の真駒内中学校のグランドに着くと、すでに参加者がグランドいっぱいに広がっていた。大会プログラムによると、33キロ参加者が1017名、10キロ参加者が581名とのことだ。

               
               ※ 1,500人以上の参加者で膨れ上がったスタート会場です。

 8時15分、時速6キロペースの速い組からスタートした。私は速く歩く自信はなかったのだが、早くスタートしたいばかりに6キロペースのところに並んで、比較的早くスタートすることができた。私はゼッケンに「待ってろ!ポロピナイ」などと威勢の良いコメントを書いてザックに貼り付けて勇躍(?)スタートした。 

               
               ※ ゼッケンには威勢よく書いたのですが…。

               
               ※ スタートゲートをくぐり、33キロ先を目ざします。

 スタートして1時間弱、4~5キロ地点で恐れていた雨が降り出した。初めは傘でしのいでいたのだが、降りが激しくなり上だけレインウェアも羽織った。
 雨は15~20分程度続いただろうか?やがて雨が止んだが、この後も激しい降りはなかったものの、時折りぱらつく雨のため傘を開け閉めすることが4~5回あり、けっこう忙しい思いをさせられた。

               
               ※ スタートして2キロくらいでは、まだ団子状態で進みます。

 体調はライブレポでは触れなかったが、一日前の今年初の登山(円山)の影響で筋肉痛が取れていなかったこと、さらには睡眠不足が重なって最低の体調だったこともあり、スタート直後から体が重く、汗も異常にかいた。
 第一の目標である10キロコース参加者のゴール地点真駒内カントリークラブに着いたときには、もうかなり疲れを感じていた。一瞬、ここでゴールとしようか?との思いもよぎったが、その思いを打消し疲れた体を鞭打った。

               
               ※ 常盤新橋を超えて、初めての上り道です。

               
               ※ 10キロコースのゴール地点、真駒内カントリークラブの入り口です。

 ここでコース全体を俯瞰してみることにする。
 コースは高低差から大きく四つに分かれている。それは次のとおりである。
 (1)スタート地点の真駒内中学校から6.7キロ地点にある常盤新橋までは比較的平坦な道が続く。
 (2)常盤新橋を越えると徐々に上り勾配のコースが続く。上り勾配は10キロコースの真駒内カントリークラブを過ぎても延々と続き、やや平坦になったかなと思われるところが昼食ポイントのラルマナイ川河畔である。ここが16キロ地点である
 (3)ラルマナイ川河畔からはこのコース最大のきつい登りがずーっと続き、コース最高到達地点の恵庭峠に至る。ここが22キロ地点である。
 (4)恵庭峠から一度下り、再び上りがあってオコタン分岐点(27キロ地点)を過ぎるとあとはゴールのポロピナイ(支笏湖湖畔)に向かって一気に下るコースである。

               
               ※ 自転車道?歩道?こうした専用コースが道路の脇にずーっと造られています。

               
               ※ ラルマナイ河畔で昼食を摂る参加者たちです。

 やはりきつかったのは、(3)のラルマナイ河畔から恵庭峠にいたる長い坂道だった。
それまでは時速5キロ強だった速度が、時速4キロくらいに落ちていた。
 このあたりでは脚を前に出すことで精一杯で、周りを観察したり、写真を撮ったりする余裕がまったくなかった。
 なんだか、私のこの種のレポートはいつも“つらい” とか“疲れた”といった嘆き節ばかりで、読んでいただく方もつらくなるような文章ばかりで申し訳なく思っているが、私の体力のなさ故であり、ご勘弁いただきたい。

               
               ※ このような厳しい上り坂が延々と続きました。(約6キロ)

               
               ※ 確かこの橋が台風で被害を受けたため、2年間33キロコースは中止となり、今年から再開されたはずです。

               
               ※ ライブレポで掲載できなかった、私が個人的に毎回休憩緒にしている東屋です。

 恵庭峠を超えると、いったんコースは下り坂となるが、もう一方のピークである「オコタン分岐」へ向かい登り返しとなる。この頃になると、さすがに疲れた人たちが目立ち始めた。私の前を歩いていたご婦人が「この上りはいつまで続くんでしょうか?」と私に聞いてきた。「オコタン分岐」が間もなくであることを知っていた私は「もう5~600m頑張れば、後は下りですよ」と疲れた私が、ご婦人を励ましていた。

               
               ※ 最後の休憩ポイント「オコタン分岐」です。ここでは(株)石井スポーツの提供でスポーツドリンクと飴が提供され、ひと息つきました。

 この真駒内~支笏湖間33キロ間には、1キロごとに距離表示がされており、それを励みにしながら、後半は懸命に歩を進めた。
 ライブレポでも報告のとおり、16時15分、所要時間ちょうど8時間、疲れた体を引きずりながら支笏湖畔のポロピナイに到着した。

               
               ※ このようなキロ表示に励まされました。

 ライブレポでも触れたが、今回の完歩はことのほか嬉しかった。
 10日前くらいから長い距離を歩いた後、右膝に痛みが出て、参加を断念しかかっていたのが、3日前くらいから痛みが消え、その上、整形外科医から太鼓判を押されたことから参加を決めた。しかし、不安を抱えたままのスタートだった。
 途中、気のせいか違和感をもった時間もあったが、結局歩きとおすことができた。
 そして一日おいた今日になっても膝に特に違和感はない。あるのは筋肉痛だけだ。
 歩ける喜び、そして登山もできるかもしれないという喜びを心の内から喜んでいる。

               

                     



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2 コメント

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改めて貴兄の気力には、脱帽です!! (夢逢人)
2017-05-30 18:15:34
コメント遅くなりましてお詫びいたします。

第40回「北海道を歩こう(真駒内~支笏湖)」33キロを、
貴兄のライブレポ、そして今回総集編を読ませて頂きました。

私は未知のコースで、想像しますと、ゆるやかな歩く道と思ったりしていましたが、
《・・16キロ地点のラルマナイ川河畔からは、このコース最大のきつい登りがずーっと続き、
コース最高到達地点の22キロ地点の恵庭峠に至る・・》
驚いたりした次第です。

貴兄は《・・一日前の今年初の登山(円山)の影響で筋肉痛が取れていなかった上、
前日は深夜まで資料作成などで睡眠不足・・》
こうした体調の中で、《・・ゼッケンに「待ってろ!ポロピナイ」・・》を明記され、
やがて気力で完歩されたこと。

そして貴兄は「北海道を歩こう(真駒内~支笏湖)」は、貴兄は三度目と知り、
私は読ませて頂き、写真を拝見し、私はここ数年は6キロぐらい遊歩道を歩いた体験しかなく、
驚きながら敬服する次第です。
Re:改めて貴兄の気力には、脱帽です!! (田舎おじさん)
2017-05-30 19:59:48
夢逢人さん、コメントありがとうございます。
いささか褒め過ぎのお言葉に恐縮です。私の体力がないばかりに少しおおげさな表現になったかもしれません。
私にとっては、膝関節に痛みが出たときには、もう登山やフットパスができないのでは、と目の前が真っ暗になりましたが、幸い大事にいたらなかったことを本当に喜んでいるところです。
でも、今回の膝痛は「限界が近いよ」というサインなのかもしれないとも思っています。
だからこそ、これまでどおり動けることができるうちに、できるだけあちこちと行動したいと思っています。

しかし、年齢に見合った健康づくりに励まれている夢逢人さんの方が、私などよりははるかに健康的な生活をされていますよね。私も見習いたいと思っているのですが、ついつい無理をして身体をいじめています。

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