田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

難行苦行

2007-03-21 20:03:37 | その他
 今日、私にとっては難行苦行ともいえる作業(仕事)を終えることができました。

 学校にとって学期末というのは、保護者に通知表を渡さねばならない時期です。
 通知表は正式には公のものではありませんが、保護者にとっては学校から渡される準公簿的な感覚をもつものです。
 したがって、学校では保護者に渡す通知表に誤字脱字や、表記ミスがないようにと万全を期して(?)います。
 どのように万全を期しているかというと、私の学校の場合、通知表を担任が作成した後、まず①学年内で相互に確認します。そして次に、②校務分掌の担当者がチェックするのです。次に通知表は③教頭が内容を精査します。そして最後は④校長がチェックするのです。
 都合、本校では4つの段階を経て、誤っている部分は書き改められた上で、子どもの手を通して保護者に渡されるのです。

 この確認作業で最もチェックするところが、文章で書かれている所見の欄なのです。
 その所見欄が本校の場合は、大量の文書量なのです。
 本校は今年度から通知表をパソコン処理としました。
 パソコン処理は、これまでと比較していろいろと便利な点があります。ですから、私はこの機会に「できるだけ多くの情報を保護者に提供しよう!」ということにしました。
 
 そこで本校の場合は、所見欄を「学習面」と「生活面」に分けて記述することにしています。
 その文量ですが、「学習面」だけで28字×8~9行ですから、220~250字程度。それが生活面でもおおよそ同程度記述されますので、一人の子におよそ450~500字ということになります。
 これまでの所見と比較すると、7~8倍の文量です。
 一学級分をチェックし、ミスを訂正していくと、およそ1時間30分弱かかります。
 これを本校の場合、20学級しますので、都合30時間をこの作業に充てねばならないのです。

 学校にとって通知表の間違いはできるだけ避けたいので、避けて通ることはできない作業です。
 ストーリーのある文章でしたら苦痛も少しは和らぐのでしょうが、間違いをチェックするだけの作業ほど辛いものはありません。
 勤務時間だけではけっして終わらないチェック作業、今日も学校に出勤してようやく全てのチェックをすることができました。
 難行苦行 (ではなく、子どもの姿、教師の姿がそこから見えてくるのですが・・・) からようやく開放されました。
 私にとって最後の通知表記述のチェック作業を終え、ホッと一息です。
 でも寂しいかな・・・。

 
 
 


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一つ一つが・・・・ (シクラメン)
2007-03-22 09:18:03
とうとう残りの日数が一桁になってしまいましたね。
一つひとつの作業に、「最後の・・・」という枕詞がついてきます。
ゴール間近が、最もエネルギーを使うようです。
くれぐれも心身の健康には気をつけてお過ごしください。

通知票がパソコン処理?
ワードで?エクセルで?それともPDFで?
ちょっと興味を持ちました。
いよいよ・・・ (田舎おじさん)
2007-03-22 16:55:07
 シクラメンさんがおっしゃるように、一つ一つが・・・、という感じです。
 今日は栄養士が「校長先生、最後の給食ですね」と言われて、「ああ、そうかぁ・・・」と気づいた次第です。

 通知表の件ですが、エクセルで様式を作成しているようです。
 今のところ悪戦苦闘している教員もいるようですが、だれもがびっしりと所見を書いてくれています。
お疲れ様でした (かずお)
2007-03-22 21:44:31
最後の通知表点検本当にお疲れ様でした。
私も明日子ども達に渡すのみとなりました
すべてにおいて「最後」という枕詞がつくのですね
寂しいです

所見、我が校も早くパソコン入力になって欲しいと願っています
提案しているのですが
「かずおが字が汚いから言っているのでは」と言うことで毎回却下されます

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。