田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

垣間見たアメリカ 13

2012-06-16 23:19:12 | 海外の旅

 6泊7日という短い日程でアメリカの観光ポイントを駆け抜けてきた。それはまさに広大なアメリカの一端を垣間見たに過ぎない。そのようなわずかな体験でアメリカを云々評するのはおこがましい。それでも私なりの感慨は残った。今回の旅を記憶に留めるために旅の記録と共に、垣間見たアメリカを綴ってみたい。  

西部の街の街路樹 

 本当は今回で「垣間見たアメリカ」シリーズを終える予定だった。その最終稿は「パックツアーの功罪」のようなことを述べるつもりだった。
 ところが今日(16日)は朝から高校野球の招待試合(北海道に早実高校、慶応高校を招いての試合)の観戦、澤地久枝さんの講演、そして日ハム戦の観戦と夜までびっしり予定が入っていて、「パックツアーの功罪」についてじっくりと考察できる時間的余裕も、精神的余裕もなくなってしまった。
 そこで予定になかった一話を捻り出すことにした。

 アメリカ西部でも比較的南側に位置するアリゾナ州のフラッグスタッフという街に一泊した。
 朝早く目が覚めたので、ホテルの周辺の街を歩いてみた。
 すると、ちょうど歩道横の街路樹を植えるところが工事中になっているところに出会った。
 写真でもお分かりかと思うが、砂礫の土の上にビニール状のシートが敷かれている。そしてその上に茶色い礫状の土を被せようとしている。おそらくシートに下にはビニールホースが配管されていると思われる。

          

 「垣間見たアメリカ 2」の後半でもちょっと触れたが、砂漠の街で緑を育てるための秘策をガイドから聞いていたのだが、ちょうどその光景に出会ったのだ。
 この茶色の礫状の土では樹や植物は育たない。樹や植物を育てようとすれば、そこに栽培用に土を搬入して、地下のビニールホースから水が供給されるように工事しなければならないことになる。

 そのようにして樹や植物を育てているところも目にすることができた。
 下の写真は銀行の庭に配された樹や植物だった。

          

 次の写真はおそらく家庭の庭だろうと思われるのだが、同じように必要な樹や植物しか生育していない。おそらくこの辺りでは雑草などはあまりお目にかかれないのではないだろうか。

          

 最後の写真は私たちが宿泊したホテルの庭である。このように芝生を育成するとなると相当の水が必要になるのではないかと想像される。

          

 ※ 朝の散歩で気づいたことがもう一つあった。アメリカの全てがそうだとは思わないが、道路の横断歩道がずいぶん素っ気ない表示だった。写真にあるようにただ2本線が引かれてあるだけだったのが珍しく思った。