田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ロングレイル・フットパス講演会

2008-03-05 23:05:21 | 講演・講義・フォーラム等
 深い興味があったというわけではないのですが、スケジュール的に都合がついたので表記のような講演会に参加してみました。

 二つの言葉に馴染みのない方のために、簡単に説明してみます。
 ロングトレイル(Long Trail)とは、長~い距離を歩くということでしょうか。イメージとしては、バックパックに食料や衣類を詰め込み、何日もかかって山道や遊歩道など、山野を横断するような旅(スポーツ?)というイメージです。
 フットパス(Footpath)とは、直訳すると遊歩道となります。ロングトレイルが可能なある程度整備された道(マップ、休憩所、宿舎など)といった意味になるでしょうか。

 講演会は札幌センタービル(中央区北5条西6丁目)というオフィスビルの会議室を利用して行なわれました。
 札幌センタービルは、札幌で最初に100mを超えたビルで、ちょうど京王プラザホテルの道路向かいに位置しています。

 主催は、NPO法人コミュニティ・シンクタンクあうるずという帯広の団体です。
 平日の午後であったにも関わらず、アウトドア志向派の市民およそ100人ほどが集まり、関心の高さをうかがわせました。

 講師は、その道の方々にとっては憧れの存在のような方ばかりなのだろうと思われますが、日本環境フォーラム理事長で、大妻女子大教授の岡島成行氏、アバラチアントレイル3,500kmを踏破したアウトドア作家の加藤則芳氏、アウトドアプロデューサーで、国際アウトドア専門学校顧問の中村達氏といった面々でした。

 岡島氏はアウトドアを指向する時代背景と団塊世代の健康志向を、加藤氏はロングトレイルの素晴らしさを、中村氏はフットパスの構想・取り組み方を、それぞれレクチャーしてくれました。

 講演会では、主催したあうるずを中心として、「とかちロングトレイル」を策定する計画が進行中であるとの話が出ました。
 構想では、糠平湖から大樹町までおよそ170kmをカバーする計画で、行政とも連携してかなり具体化しているようです。

 “歩く"という行為には多少関心があるつもりです。
 「とかちロングトレイル」が完成したら、全てとはいかなくとも、一部でもぜひ体験してみたい、なんて野次馬精神がモコモコと起こってきました。