ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本経済新聞紙の「来年度予算案96.3兆円決定」を拝読しました

2015年01月16日 | 日記
 2014年1月15日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載された「税収増 痛み先送り 来年度予算案96.3兆円決定」という記事を拝読しました(主要な大手新聞紙の一面トップは、この来年度予算の記事です)。

 96.3兆円という過去最大額の2015年度予算案が決まったと伝えます。赤字を減らす目標を達成する道筋をつけたものの、昨年(2014年)春の消費増税と企業からの法人税などが増えたという恩恵に頼ったものと解説しています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版は見出し「税収増、痛み先送り 15年度予算案96.3兆円決定」と報じています。



 記事のリードは、社会保障の支出を抑えて、税の仕組みを変える努力はなお足りず、痛みを伴う改革が不可欠だと伝えます。3年目を迎えるアベノミクスは、成長も財政の立て直しも長期戦に入ると解説します。

 日本の国と地方の借金の残高は2015年度末に1035兆円に膨らむという現実を突きつけます。

 財務省は改善点を訴えているそうです。税金による収入は、従来の実績に比べて、消費増税と企業の収入増による法人税の増加によって24年ぶりに高いそうです。そして、“赤字国債”を発行した結果の借金(赤字)は予算案としては6年ぶりに40兆円を下回るものです。

 これをもう少し詳しくみると、政府の政策執行に使う費用は実際の税収入だけでは賄えない、すなわち基礎的財政収支の赤字を減らすための目標は、2015年度予算ではGDP(国民総生産)に対して、3.3パーセントと、「5年間で半減する」との目標は達成する見通しです。

 今回の2015年度予算自身は、0.5兆円も膨れながら、この赤字が減るのは税金の入りが4.5兆円も、前年度を上回るからと説明します。消費増税によって1.8兆円増、企業の儲けによる法人税と、給料アップによる従業員の所得税の合計が2.6兆円も増えるからと説明します。

 こうした陰に隠れて、政府の支出は課題が目白押しと説明します。政策執行の予算の約4割を占める社会保障費は、自然増によって2015年度は0.4兆円も増えます。医療費や年金などの抜本的な対策を先送りしたままと、課題を指摘します。

 消費税10パーセントの引き上げ、公共投資のリストラも道半ばのままと説明します。2016年度の統一地方選、参議院選挙を控え「有権者への痛みを避けている」との識者のコメントを載せています。

 そして、日本の成長戦略の“第三の矢”の中身は相変わらず不透明なままです。例えば、安倍晋三首相は「日本を水素社会にする」と発言しながら、それを実現させるコンセンサスについては、手つかずです。真の中身を説明せずに、キャッチフレーズだけで済ませています。次世代を担う若者たちに、重いつけを残さないために、痛みを伴う改革は不透明なままでの予算案の作成・決定です。

栃木県真岡市郊外の井頭公園で冬鳥のシロハラに出会いました

2015年01月16日 | 旅行
 栃木県真岡市郊外の北側にある井頭公園(いがしらこうえん)に野鳥観察に行った話の続きです。

 井頭公園は中央に井頭池があり、その周囲をコナラ、クヌギ、アカマツなどの雑木林の丘陵が囲でいるために、さまざまな野鳥が住んでいます。



 雑木林では、シュジュウカラ、エナガ、コゲラなどがあちこちにいて鳴いています。ただし、背の高い木の上部にいて、枝から枝に移動するので、なかなか撮影はできません。

 午後2時台ですが、斜面に立つ木の上部なので、太陽光が斜めに当たっていて、光のコントラストが強く、いい画像になりません。エナガの例です。



 雑木林の地面に堆積した枯れ葉をつっいているのは、ビンズイの群れです。7、8羽います。



 同様に、雑木林の地面の枯れ葉をつっいているのは、冬鳥として日本に飛来したシロハラです。それぞれが、ある一定間隔でエサを採っていて、テリトリーを持っています。





 シロハラは散歩する方が近づくと、いったん木の枝に飛び上がって、隠れます。そして、少し経って安全とみると、また地面に降りて、枯れ葉をほじくり返します。

 枝先に出てきたモズです。周囲を見渡しています。



 井頭池の岸辺に登場したジョウビタキのメスです。



 ジョウビタキのメスは、雑木林では日が当たらない木陰の枝先に留まり、いい画像を撮影できませんでした。また、ジョウビタキのオスも近くに出てきましたが、日の当たる場所には出てきませんでした。

 井頭池の北側にある丘陵部分の雑木林には、バズーカ砲のような望遠レンズをつけた一眼レフカメラを三脚にのせた野鳥観察愛好家が数人、お目当ての野鳥の出現を待っています。「何を待っているのか」をお伺いすると、「ベニマシコが先ほどまで数羽来ていた」と教えてくれました。

 残念ながら、その後はベニマシコは出てきませんでした。日ごろの行いが良くないようです。