東京に来ています。格が友人の結婚式に出席するためです。
なんと、5月のアースデイで上京した以来、5ヶ月ぶり。アースデイのときは体調を崩したため、東京に行くとどうも調子悪くなりそうで怖いなあと思っていましたが、最近は心身ともに調子良いので大丈夫かな。
11日土曜日のパン屋営業が終わってから、夜の東京へ。湾岸エリアからピカピカ光りはじめる街を久しぶりに眺めたら、なんだか怖い気持ちになりました。
どうしてこんなに明るいんだ〜っ。今日は何かのお祭りなのか?!毎日こんなにピカピカじゃあ、人間も常にギンギンでいなけりゃいけないじゃないか〜。
もうすっかり自分が、千葉のど田舎生活にはまっていることを痛感。でも、これが私の生まれ育った街、東京。
この間、本屋で立ち読みした映画雑誌で、我が愛しのジョニー・デップのインタビューが載っていて、彼の家族との生活環境を大切にする姿勢と、田舎と都会の捉え方に、とても共感しました。
ジョニーはフランスのど田舎の農園(とはいえ、恐らく豪邸)暮らしをベースにしていて、仕事でアメリカに滞在する際にはLAの邸宅に、その他にもカリブ海の島を購入。
ジョニー談
「プライバシーは金で買う必要がある。なぜなら、ほとんどの時間、ノーマルでいることが許されないからだ。」
私もジョニーくらい有名でお金があったら、家族と平穏に過ごす場所と時間を確保するために、お金を惜しまず使うと思います。
ジョニー談
「子供たちはロサンゼルスで過ごす時間も楽しんでいるよ。彼らにとって、LAは、ディズニーランドみたいな場所なんだ。たまに訪れて、楽しい時間を過ごせるという。でも、僕はずっとここで暮らしたいとは思わない。ディズニーランドに住みたいと思わないのと同様にね。」
ジョニーにとってのフランスの家が、私たちにとっての房総の家。そしてLAは東京に置き換えられます。私ももう、毎日お祭り騒ぎの東京に、暮らしたいと思いません。
ジョニー談
「アメリカとフランスでは、当然のごとく文化に違いがある。が、ひっきりなしの暴力が、無知と狂気によって引き起こされたものとして受け入れられているのは、アメリカだけだ。子供たちが高校に行き、銃を撃ち合うような事件が、アメリカでは珍しいものではなくなっている。そうした事態は、狂っているとしか言いようがないよ。僕は、そんな環境で暮らしたくない。娘や息子には、TVでそんな事件を見ながら育ってほしくない。もしも僕が平和な世界で暮らしていたら、子供たちは悪や犯罪の概念を持たなくてすむ。理想を言うなら、子供たちには善人しかいないと感じてほしいんだ。」
私もまったく同感。アメリカも日本も似たようなもの。毎日毎日、悪と暴力が繰り返されていることばかりを流すTVを子どもに見せたくないし、戦争や犯罪を前提条件とする世界観を子どもに持ってほしくはありません。
でも房総にいてもTVから流れるニュースは平和でないのですが、うちにはテレビがないので、少なくとも家に居る間は子どもが負のメッセージを受けなくて済んでいると思います。
でもジョニーパパ、今ではそう言ってますが、若い頃に暴力事件を起こしたことも事実。そして、私もジョニーも、毎日がディズニーランドの街で若い時代を充分満喫した訳です。それがあったから、今の田舎暮らしに辿り着いたということは、否めません。
そして、都会と田舎の両方に拠点があり、いつでも行き来できるということが、最高の条件であるとも思います。
我が娘もお年頃になったら、「東京で暮らしたい。」と言い出すかもしれません。房総や日本全国の田舎で生まれ育った若者たちが、どんどん都会へ出て行ってしまうことも、否定できません。
だけど、若者たちが一度東京で暮らしてみて、東京の良さと悪さを充分理解した上で、また田舎へ戻っていける環境を整えることが、今の私たちがするべき仕事だと思っています。
そもそも、国と企業が総力を挙げて、
「田舎暮らしは、健康で快適でカッコいいぞ!」
という宣伝広告を始めれば、若者はきっとみんな田舎へ流れると思います。
現状では、国も企業も、都市に人を集めて効率よくお金を稼ぎたいために、
「とにかく都市生活がカッコいい、楽しい。都市に住まなきゃお金は稼げないから生きていけないぞ!」
というメッセージしか発信していません。だからその幻想にみんな囚われてしまっています。
でも、もしそれを一切やめて、動物としての人間の感覚に素直に身を任せれば、絶対みんな田舎暮らしを選ぶはずだと、私は思います。
空気は良いし、地場で採れる食べ物は新鮮で生命力にあふれていて美味しいし、夜はしっかり暗くて綺麗な星空のもとで、騒音もなくぐっすり睡眠。子どもものびのび育てやすい。
そういう豊かな自然環境の上に、更に魅力的で自立可能な地域社会を作っていければ、一度都会へ出て行った若者たちが帰ってきてくれたり、新たな移住者が増えるかもしれない。私たちはそういうビジョンを描きつつ、ナチュラルライフマーケットや地域通貨の取り組みを始めています。
そして、この間まで悩んでいたことがウソのように、今月からどんどんどんどん私たちに流れがきてるんです!
先週は、いすみ市役所・地域プロモーション室の職員が来てくださって、11月に東京で行われるイベントに、タルマーリーのパンを出品してほしい…とのご依頼をいただきました。
11月15〜16日に赤坂サカスで行われる移住推進イベントに、いすみ市も参加するとのこと。実際にいすみ市へ移住し、パン屋で身を立てている私たちを紹介したいと言っていただきました。
地域プロモーション室は昨年できたばかりですが、お話をしてみると、こんなに意識の高い職員がいすみ市にいるんだ!と、とても嬉しくなり、心強く思いました。
そして、15日のみ、イベントでパンを販売していただくことになりました。
いすみ市への移住をご検討の方は、ぜひぜひ赤坂へ遊びに行ってみてください。
「タルマーリーのブログを見て来ました。」
と職員の方に一言言っていただければ幸いです。
おかげ様で、ナチュラルライフマーケットへの出店依頼や問い合わせも増えています。
この、ものすごくワクワクする流れを持続していけるように、しっかりしたビジョンを保って頑張ろうと思います!
今日はこれから赤坂へ。夫婦二人だけでデートできるなんて、スンゴイ久しぶり♪
やっぱり、東京はたまに来て遊ぶくらいがちょうどいい!










パン大好きなので、ブログを時々読ませていただいています。
いすみ市出身なので、タルマーリーさんにも数回行きました。素材の旨みが生きていて、おいしいパンですね。
田舎暮らしは良い面ばかりではないです。
私も大学進学のため、東京へ出ましたが、好きで出たわけではありません。行きたい大学が自宅から通える場所に無いからです。
就職先も東京です。地元では就職先も限られていて、事務職の求人が極端に少ないためです。
(いすみ市役所の職員はほぼ全員縁故採用です。)
「田舎暮らしはカッコいいぞ!」と宣伝しても
現実的なことを考えると、躊躇する人も多いと思い
ます。
そして、田舎暮らしの厳しさを実感しながら生まれ育った方からの貴重なご意見、ありがとうございます。
そうですよね。みんながみんな自ら産業を起こせるわけではなく、就職先が限られることで、やむなく東京での生活をしている方もいらっしゃいますよね。
外からポッとやってきて、好き勝手にやっている私たちは、地元の方の心を理解する機会があまりなく暴走しがちだと思いますので、マコさんのようなご意見をくださることは、本当に本当にありがたいです。
どうかこれからも、いろいろ教えてくださいね〜!
もし次回ご来店機会がありましたら、ぜひぜひお声をかけてください。よろしくお願いいたします!!