AYAKO’s MOVING CASTLE

映画は楽しいね!

「北の零年」DVD

2005年08月31日 | ☆☆☆映画
北の零年 2005年 日本

東映

監督:行定勲
出演:吉永小百合、豊川悦司、柳葉敏郎、石原さとみ、
   石田ゆり子、香川照之、渡辺謙
明治四年 新天地を求め淡路の武士達が北海道へやってくる。
そこは未開の何も無い土地だった。

極寒の北海道での生活は 着る物もあまりない時代故に大変だっただろう。
そんな中 吉永小百合演じる武士の妻はけな気に夫を待ち 逞しく自ら力仕事をして開拓して行く。
意志の強い女性だ。

とにかく吉永小百合さんが若くて美しい。
10歳くらいの娘の母親なのだけど 全然違和感がない。
この人は年と取らないのだろうか。
サユリストを裏切らないすごい女優さんですね。

豊川さんもすごく良かった。
大後寿々花(子役の女の子)も良かった。

「恋文日和」DVD

2005年08月31日 | ☆☆☆映画
恋文日和 2004年 日本

アミューズソフトエンタテインメント

出演:村川絵梨、弓削智久、小松彩夏、田中圭、玉山鉄二、
   塚本高史、當山奈央、中越典子、大倉孝二

4つの恋の物語。
手紙で思いを伝えるのって 結構勇気がいると思いますね。
だからとても切なくてドキドキする。
いいですよねー、片思いのドキドキ。
一生懸命書いた手紙をポストに入れる瞬間。
あー入れちゃった。という もう引き返せないという少しの後悔とどうにでもなれっ!という思い切り。
そして今すぐに答えが出るわけではない その間の時間。
ほのぼのとした時間をくれる映画です。


「パッチギ!」DVD

2005年08月30日 | ☆☆☆☆映画
パッチギ !  2005年 日本

ハピネット・ピクチャーズ

監督:井筒和幸
出演:塩谷瞬、高岡蒼佑、沢尻エリカ、楊原京子

1968年京都。
日本の高校と朝鮮学校との闘争が日々行われていた。
普通の高校生の康介(塩谷)は朝鮮学校へサッカーの親善試合の申し込みに行きキョンジャ(沢尻)に出逢う。

前宣伝で日本版「ロミオとジュリエット」とあったが 確かにそんな感じの話です。
もしくは「ウエストサイド物語」でしょうか。
かなり血がドバドバ出るシーンがたくさんあって私にはきつかったけど 話としてはとても切なく心に響く。
ラストに康介が唄う「イムジン河」を聞きながら涙が止まらなかった。
出演した若手俳優たちがみんな素晴らしいです。

1968年にフォークル(ザ・フォーク・クルセダーズ)の「イムジン河」が発売禁止になって その理由もいろいろ取りざたされていた。
誰が祖国を2つに分けてしまったの?というフレーズを日本人が唄うのは許せないと朝鮮人から非難の声が上がった(当時 私にはその意味もわからなかった。)とか 歌詞が全然違うとか。
しかし実際に発売禁止になり そして30年以上たって解禁となった。
解禁のニュースを聞いた時は素直に嬉しかった。(名曲ですから。)

今は韓流ブーム。
戦争を知らない子供達だけでなく 戦争を知っているおば様方がヨン様に黄色い声を上げるのは とても素晴らしいことだと思います。
携帯電話片手に忙しなく日々過ぎていく現代。
韓国映画は昔懐かしい純愛が 美しく切なく描かれているからおば様方にも受けたのかな、とも思います。

この映画はフィクションだけど 昔こんな時代だった。
日本に来た(来させられた)朝鮮の人たちがどういう扱いを受け 子供達はどう感じていたのかが少だけでもわかると思います。
是非 若い人たちに観て欲しい映画です。
 

「約束」DVD

2005年08月28日 | ☆☆☆☆映画

 「約束」 2000年 フランス

監督:ドニ・バルディオ
出演:ミシェル・セロー、ジョナサン・ドゥマルジェ

闘病生活を送るようになった少年(ジョナサン)は ある日寝たきりで目しか動かすことの出来ない老人(ミシェル)に出逢う。

老人は話せないのだけど心の声が語られる その声がとても面白い。
たぶん元気な時でもかなり頑固な人だったのだろう。
しかし 看護婦にも先生にも意志が伝わらない。
まるで何も感じてない生きる屍のような扱いしか受けない。
そんな老人をなぜか気に入った とても悪ガキの少年。
徐々にふたりの関係が変わって行く。

少年のおしゃべりと老人の心の声で物語が進んでいく。
目しか動かせない老人とこれから先どれだけ生きられるかわからない男の子。
ふたりとも決して楽しい状況とは言い難い。
でも ふたりとも逞しく生きている。
お涙頂戴ではなく ふたりともどうしようもない悪ガキと頑固爺なところが この映画をより一層切なく素敵な物語にしている。
楽しく 切なく ジーンとくる とても心に残る作品です。
超お薦め。

「ウェルカム・バクスター」DVD

2005年08月27日 | ☆☆☆映画
ウェルカム・バクスター 1998年 アメリカ

ビデオメーカー

監督:モーガン・J.フリーマン
出演:ケイト・ハドソン、クリスティーナ・リッチ、ブレンダン・セクストン・サード
   ケイシー・アフレック、イーサン・サプリー

とある人口87人の田舎町でトラックの横転事故が起きた。
乗せていた液体を浴びた運転手が死亡したため町は封鎖される。
この事件がきっかけで少し大人になる6人の若者たちの青春映画。

大好きなケイト・ハドソンとクリスティーナ・リッチが出ている青春映画というだけで嬉しい。
ケイトはL.A.から父と旅行中 町の若者にとっては異邦人。
そんな都会のケイトと町の若者との交流を描く。

町の若者の中でもクリスティーナは期待通りの危ない役をしている。
爆破が趣味の女の子なんてそうそういないだろう。
でも彼女がやると こういうヤツいるよな。って思わせてくれる。
いつもの目の周り真っ黒のメイクがとてもキュートだ。
結構良い話です。

「丹下左膳 百万両の壷」WOWOW放映

2005年08月27日 | ☆☆☆映画
丹下左膳 百万両の壺 2004年 日本

日活

監督:津田豊滋
出演:豊川悦司、和久井映見、野村宏伸、麻生久美子、武井証

この映画は 人情コメディの時代劇だ。
豊川さんにコメディはちょっと似合わない気もするけど 観ているうちに楽しくなって来た。
この映画で一番の目玉は すごく気の強い矢場の女主人 和久井映見さん。
丹下左膳との夫婦漫才のような掛け合いがとても面白い。
大人しそうな感じの和久井さんが きついことをポンポンと言ってくる。
丹下左膳もたじたじ。
和久井さんっていいなぁ。

そして この話に欠かせない子どもが出てくるのだが それが武井くん。
「いま、会いにゆきます」の佑司役の子。
今よりもっと小さくて 大きな壷を持って歩く姿が可愛い。
難しいことは考えずに楽しい時代劇を観たい方にお薦め。

「すずらん」BS2放映

2005年08月26日 | ☆☆☆映画

 すずらん-少女萌の物語 
 2000年 日本


監督:黛りんたろう
出演:橋爪功 、柊瑠美 、池内博之

NHK連続テレビ小説「すずらん」の少女時代を中心に映画化したもの。
私はテレビは観ていないので(まったく知らなかった。)ただ1本のドラマとして観た。
BS2の放送だったので 観ているときもスペシャルドラマなんだろうな。
NHKのドラマっぽいなぁ。って思って観てました。
映画とは思ってなかったので ドラマとしてそれなりに感動しましたよ。
ただし 映画と考えるとちょっと物足りない感じかな。
登場人物の一人ひとりがなぞだらけで 良くわからないです。
すごく良くわかったのは 萌ちゃんの切なさですね。

ちなみに 萌役の柊瑠美ちゃんは「千と千尋の神隠し」の千尋役。


映画とテレビドラマ どちらも良いものは良い。
でも 映画ってやはり大金を払って観に行くもの。それなりに内容や映像に期待をする。
「おおー すごい」「感動したなぁ」「深いな」とか単純に「楽しかった」「笑えたー」でもいい。
テレビよりもっと上のものを期待する。
お金を掛ければいいというものでもないけど 映画って観客の期待度がテレビとはやはり違うのではないかなと思います。

「時計じかけのオレンジ」DVD

2005年08月25日 | ☆☆☆映画
時計じかけのオレンジ 1971年 イギリス

ワーナー・ホーム・ビデオ

監督:スタンリー・キューブリック
出演:マルコム・マクドウェル、パトリック・マギー

30年以上前の作品であり 数々の賞を取っているということで気にはなっていたけど パッケージの顔が怖くて どうしても観れなかった。
やはり思った通りに怖い映像がいっぱいだった。

実に前衛的。
女性の裸と惨忍な暴力シーン。
最初の方はやはり観なければ良かった。と後悔したが 後半は皮肉な運命のストーリーでちょっと引き付けられた。
でも一度見れば十分かな?
ただし 見たこともない映像と感覚はすごいものがあり とても昔の作品とは思えない。
映画を好きな人 特に作りたい人は ぜひ一度は観た方がいいでしょう。

「クール・ボーダーズ」DVD

2005年08月24日 | ☆☆☆映画
クール・ボーダーズ 2003年 アメリカ

ワーナー・ホーム・ビデオ

監督:ケイシー・ラ・スカラ
出演:マイク・ヴォゲル、ヴィンス・ヴィーラフ、アダム・ブロディ、
   ジョーイ・カーン、ジェニファー・モリソン

4人のスケボー少年がプロになりたくて旅をする 青春サクセスロードムービー。
スケボーに興味がなくても大丈夫。
青春真っ只中 結構さわやかな映画です。

「いま、会いにゆきます」TBSテレビ

2005年08月23日 | お薦めTVドラマ


「いま、会いにゆきます」TBSドラマ

出演:ミムラ、成宮寛貴、武井証


映画は良かった。
で テレビドラマは若い主人公でどうかな?と危惧していたが 映画の雰囲気を壊さず仕事や環境もふたりに合ったものになっている。
成宮くんもミムラさんも本当に若い。(確かに 親になるにはちょっと違和感がある。)
だから映画よりも早く結婚した設定になっているのだが 観ているうちに親としてのふたりがそれほど違和感無く感じられて来た。
佑司役は映画と同じ武井くん。
映画の時より大きくなている。この武井君もうまいんだよなぁ。
長いドラマになったことで 佑司の心とかふたりの細かい描写が描かれてて良い感じで物語が進んでいる。
それに学生時代の回想のシーンもいいですね。
最近はヒットした映画がドラマ化される傾向にあるけど その中でも映画のイメージを壊さずより良い感じで作られた作品だと思います。
これからの展開も楽しみ。


「女王の教室」日本テレビ

2005年08月21日 | お薦めTVドラマ
「女王の教室」日本テレビドラマ
出演:天海祐希、志田未来、松川尚瑠輝、福田麻由子

天海祐希さん大好き!(映画「千年の恋-ひかる源氏物語」はどんな男優さんよりも恰好良かったです!)
なので主演のドラマは結構観ているが 今回は凄い役だ。
鬼教師で黒ずくめの服にニコリともしない顔。
6年3組の担任で やることは本当に血も涙もない。
とても怖い先生なので この話はどうなるのだろうと心配しながら見ていたが 段々と子供達が団結して来た。
子供達の中心は いつも明るい和美(志田)と由介(松川)の二人。
この二人がいい。
最初は和美のヒョウキンさがわざとらしくてなじめなかったけど 今ではとてもすんなり受け取れる。
なかなか可愛い愛嬌のある子だ。
由介は 勉強はまったくダメだけど人を笑わせていつも和美を守ってくれる。
こんな男の子がいたらいいな、と思わせるかなり私好みの男の子です。
そして ひかり役の福田さんは 以前ドラマ「ラストプレゼント」で天海さんと親子を熱演していた賢そうな子。
とても演技力があります。
子供達の話だけあって子供達も演技派揃い。
これから鬼教師麻矢にどこまで子供達が立ち向かうのか楽しみです。


エンディングの天海さんのダンスはすごく恰好いいですよ。

「妖怪大戦争」劇場

2005年08月19日 | ☆☆映画


 妖怪大戦争 2005年 日本


監督:三池崇史
プロデュースチーム「怪」:水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆき
出演:神木隆之介、豊川悦司、菅原文太、宮迫博之

前売り券に妖怪トランプが付いていたので思わず買ったのですが 正直ガッカリ。
途中2回寝てしまいました。
大人向けではないですし 子供でも楽しめるかどうか疑問。
ギャグもなく 妖怪は子供だましだし。
スネコスリだって もっとちゃんと本物の動物のように出来るはずなのに 信じられないほどぬいぐるみでした。
そういうところに気を配って作れば 切なさも出たのですが。。。
それと機械ものの妖怪(?)が出て来るけど あれって必要でしょうか?
必要ないと思いましたね。

この映画 ただ神木君が可愛かったことだけが救い。(麒麟送子の恰好がいい。)
笑わせるでもなく 泣かせるでもなく 感動もなしでした。
期待した私がいけなかったのか?
とっても残念。
 

「小さな中国のお針子」DVD

2005年08月18日 | ☆☆☆映画
小さな中国のお針子 2002年 フランス

パンド

監督:ダイ・シージエ
出演:ジョウ・シュン、チュン・コン(「山の郵便配達」)、リィウ・イエ
都会から遠く離れた山の中へ 都会の青年ルオ(リィウ)とマー(チュン)がやってくる。
そこには「小さなお針子」と呼ばれる少女(ジョウ)がいた。
少女は二人の青年から読み書きを学び本を読んでもらう。
いつしか少女の心の中に知らない世界を観て見たいという気持ちが芽生えるのだった。

文化大革命という時代背景がよくわからないので この映画の理解が中途半端になってます。
それに主役の青年達の顔がどうも同じに見えて ハンサムとそうでないと表現されていたが どっちがどっちだかよく判らなかった。
そんなくだらないことに気を取られてしまったので あまり感動しなかったです。


チュン・コンは「山の郵便配達」の主役の青年。この映画はすごく良かった。

「ボーン・スプレマシー」DVD

2005年08月16日 | ☆☆☆☆映画
ボーン・スプレマシー

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン、フランカ・ポテンテ

「ボーン・アイデンティティー」の続編。
面白かった。1も面白かったけど1より面白い。
1は 自分の過去を忘れてしまったボーン(マット)がなぜか身を守るすべを心得ていて 自分が何者なのかひょっとすると暗殺者なのかと疑いながら自分探しをするのだが この続編はその全貌が見えてくる。
前回同様 ボーンが武器ではなく頭脳で相手をやっつけていくところが本当に恰好いいし スカッとする。
1と2を一気に観るととても面白い映画ではないでしょうか。
観客を飽きさせず ドキドキ感も達成感も満点。
「亡国~」などもこういう話の展開や音楽や映像の使い方を勉強すれば もっといい作品になっただろうなぁ。


今回も私の好きなジュリア・スタイルズが出てきたが 少ししか出なかったのが残念でした。

「亡国のイージス」劇場

2005年08月15日 | ☆☆☆映画
「亡国のイージス」劇場 

 2005年 日本

監督:阪本順治
出演:真田広之、寺尾聰、佐藤浩市、中井貴一、勝地涼

海上自衛隊のイージス艦が乗っ取られる話。
話は難しくなく良くわかったし 面白かったです。
ただ なぜ簡単に乗ったられたのかが不思議。
映画としては もっと緊迫感がでたら もっと良かった。
これは「ダイハード」みたいな話なので 本当だったらすごく緊迫してハラハラして汗かく話だと思う。
でもそんなドキドキ感が感じられなかったのが残念。
真田さんの役がのほほんとし過ぎかなぁ。(面白いキャラクターではあるけど)
あと音楽とか映像の撮り方で「24」みたいに緊迫感をもっと出せるはず。
その緊迫感が出れば もっと面白い映画になったでしょうね。
なんか詰めが甘い感じがするのですが。。。
(「戦国~」よりは断然面白かったけどね。)


1つ疑問 あの女の子はなんなの?女性を出したかっただけ?結局どうなったの?なんだかよくわからない映像でした。