暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

「染谷英明-茶盌展-」・・・屋敷森の「寧」にて

2017年06月18日 | 茶道具

           「染谷英明-茶盌展-」 6月10日(土)~21日(水)
             ギャラリー&カフェ「寧(ねい)」への木洩れ日のアプローチ



             「寧(ねい)」のエントランスの表札
 
昨秋の韓国旅行で知り合った染谷英明氏から
「染谷英明-茶盌展-」(主に井戸茶盌を展示いたします)という案内の葉書が届きました。
6月16日(金)にFさんとギャラリー&カフェ「寧(ねい)」(埼玉県伊奈町大針635-4)へ出かけました。
大宮駅でニューシャトルに乗り換え、伊奈中央駅で下車、迷って炎天下をうろうろしたあげく、染谷氏に車で迎えに来て頂きました・・・。

ギャラリー&カフェ「寧」は宮崎駿監督のアニメ「となりのトトロ」に登場するような屋敷森に囲まれた場所にありました。
その入口に立った時から個性的な表札や道案内の猫たち、緑あふれるアプローチや古木に心が躍り、
「なんて素敵な場所なのだろう! ここで個展をするなんて、どんな茶盌と出会えるのかしら?」と。
それまでは、「どうして大宮ではなくこんな辺鄙なところで個展をするのかしら?」
と道に迷い汗だくになりながら思っていたのですが・・・。


            100年椿のパワーを感じる、見事なコブの造形


              母屋のギャラリー

母屋がギャラリー、所々に花が飾られ、その花入も染谷英明作でした。
染谷さんは高校時代から絵を画いていましたが、定年退職後に作陶を始められたそうです。
根津美術館で開かれた特別展で織田有楽斎所有と伝わる大井戸茶碗「有楽」に感動し、
後に心の中で細かく再現できるほど見つめ尽したそうですが、
これを機に全く経験のなかった焼き物に取り組み始めました。




                     染谷英明氏の作品

「井戸茶盌のマチエール(肌合い)に魅せられて」
苦節12年間、ひたすら井戸茶盌を極めたい!と向き合ってきたそうです。
ギャラリーには今年の春に釜焚きした作品が並べられ、釜焚きの2回目(1回目は全滅?)にやっと自分で腑に落ちる井戸茶盌ができた気がしているとか。
展示品を観る間に、染谷氏から作陶への熱い思いを伺ったり、作品の感想を述べたり、抹茶とお菓子を御馳走になったり・・・とても充実した時間でした。


            染谷英明氏 (井戸茶盌や半泥子作品の話が尽きません)


            ピンボケですが、暁庵お気に入りの井戸茶盌

井戸茶盌の他にも楽茶碗、水指、ぐい飲みや汲み出しなども展示されていました。
渾身の井戸茶盌は一つ一つ個性が違い魅力的でしたが、白楽茶碗が1個だけあり、一目見た時から気になりました。
本阿弥光悦の「不二山」長次郎の赤楽「白鷺」を連想する雰囲気のある茶碗です。
白釉に黒っぽい灰釉がかかり、素朴かつモダンな味わいに惹かれ、この茶碗で濃茶を点てて喫んでみたくなりました。


             カフェ「寧」への道案内



その後に「寧」のカフェの方で頂いた野菜料理のランチ、デザート(オレンジチーズケーキ)、珈琲も美味しかったです。
6月21日まで「寧」(埼玉県伊奈町大針635-4 TEL:048-723-7371)にて開催中です。
よろしかったら是非ご高覧くださいまし。

染谷さん! 来年も「寧」で個展を開催してくださいね。楽しみにしています。

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