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【cinema】『グリーン・ルーム』

2016-10-13 00:07:33 | cinema☆

2016.09.18 『グリーン・ルーム』@浅草公会堂


第9回したまちコメディ映画祭。その中のプログラムの1つ「秘宝まつり」にて鑑賞。今作と『ナイスガイズ!』の2本を鑑賞してきた~

 


ネタバレありです! 結末にも触れています!

 

前述したとおり、したまちコメディ映画祭「秘宝まつり」での上映。その前後に町山智浩氏、水道橋博士氏、高橋ヨシキ氏のトークショーが入るという形。今回はこのトーク部分がTwitterなどで物議をかもした。


自身は『ナイスガイズ!』目当てでの参加ということで、トークショーについては思い入れもなったし、秘宝まつりも初参加。なので知識不足だったことはあったし、別に自分たちのような観客に合わせる必要もないとは思う。後から聞いたところによると、毎回脱線するのパターンだそうで、もちろんそれを楽しんでいる方もいらっしゃるのでしょう。自分も多少の脱線については面白ければOKと思うタイプ。面白かった場合に限るけど(笑) 今回のトークに関しては、映画についての話をしようとしている高橋ヨシキ氏を遮ってまで聞きたい話ではなかったというのが正直な感想。


今回物議をかもしたのは、今作が主演のアントン・イェルチン追悼と銘打って上映されたにも関わらず、追悼しているようには見えないと感じた方が多かったから。死者を笑って弔うということもあるかと思うけれど、それは死者との間に信頼関係があった場合、もしくは死者がコメディアンなど笑いを職業としている場合に限るのではないかと思う。彼の名前いじりからの下ネタはまだしも、事故についても笑いながら話すのはどうかと思った。今作が遺作ならばよかったという発言についても、今作が後世に残る傑作という観点ならば賛辞だろうけれど、そういう意図とも思えずゲンナリ。追悼と銘打ったからには、彼のファンも来ているわけで、その辺りの配慮は必要だったのではないかと思った。映画のネタバレも気になった。したコメの記事(コチラ)にもトークのことは書かなかったし、今更書くつもりもなかったのだけど、アントン・イェルチン追悼企画ということで、彼に敬意を払って書いておこうと思った。


つらつら書いているのは上記の理由と、今作に関する情報が少ないこと、そしていわゆる密室モノでもあるため、あまり書くことが少ないため(笑) とはいえ、つまらなかったわけではない。ものすごくおもしろかったわけではないし、前半がちょっと長い気もしたけど、事件が動き出してからはなかなか面白かった。


主人公はアントン・イェルチン演じるパンクバンドの青年。バンド仲間と車に乗って全米を移動しながらライヴハウスなどに出演している感じなのかな? 登場人物の役名をまったく覚えてない。現段階では公式サイトがまだないので、出演者も知っている俳優以外はサッパリ分からない。ということで、役名ではなく俳優の名前で記載、俳優の名前も分からない場合は、マネージャーなどの呼び方となります。(;´・ω・`)ゞごめんなさい。


冒頭、アントン・イェルチンが畑の真ん中で止まった車の中で目覚める。どうやら運転していたメンバーが居眠り運転をしたらしい。しかもガス欠ということで、積んでいたチャリに乗ってガソリンを調達に向かう。女性メンバーと2ケツして畑の中を走る姿はちょっとほのぼの。でも、彼らが向かった先はホームセンターの駐車場。止めてある車からガソリンを少しずつ抜き取っていたのだった。なるほどね~(笑) 不謹慎ではあるけど、この辺りは楽しい幕開け。


ガソリンを手に入れた彼らは、ライヴ出演のため小さな町へ。ちょっと忘れてしまったんだけど、彼らが遅れたからか、手違いがあったかで出演できなかったんだよね? 代わりにとっても場違いな昼間のレストラン的なところで演奏していた。この仕事をもらったモヒカン(だったよね?)の人が次の仕事を斡旋してくれる。彼の従兄弟と話をつけたので、彼に会いに行くように言われる。そして、運命の土地へ。なぜ、記憶があいまいなのにライブに出演できなかったことにこだわったかというと、ちょっとした歯車の狂いで、悲劇へと導かれてしまうというのは、ホラー映画の定番だったりするので。


彼らが向かった先は森の中にポツンと建つライヴハウス。こんなところにお客が来るのか? 車でなければ来れない場所なのに、お酒を出すのか?とか生真面目に思ったり(笑) 結構ネタバレ発言をしていたと思うのだけど、正直あまりちゃんと聞いていなかった。今作のテーマとしてパンクス vs ネオナチというのがあるらしい。ネオナチについていろいろ説明していたような気がするけど、結構平気で人を殺しちゃうと言っていたような・・・ でも、それはちゃんと罪に問われているんだよね? よく分からない(。-`ω´-)ンー


出番を待つ間に女性メンバーが控室でスマホの充電を始める。これは伏線だなと思うとまんまとそうだった。なぜこの店や、オーディエンスがネオナチだと気付いたのか忘れてしまったけど、アントン・イェルチンがネオナチを揶揄するような曲を演奏することを思いつく。いざステージに立つと怖気づいてしまうアントン・イェルチンに対して、強行を主張する女性メンバー。こんな時は女性の方が肝が据わるものなのかしらね? 当然、怒号の嵐となるけれど、ペットボトルが飛んでくるぐらいで、特に暴動になることもなく、次の曲からは普通に盛り上がっていた。


後にメンバーは大変な目にあってしまうわけだけど、ライヴ自体に問題があったわけではないので、ここは演奏部分を見せたいということかな? アントン・イェルチンってミュージシャンでもあったりする人だったんだっけ? 『君が生きた証』でもギター弾いてたし、演奏はできるってことだよね。パンク好きなのでこのシーンは楽しかった。ライヴシーンはかなり本格的。


演奏を終えたメンバーは、ライヴハウスを後にしようとする。すると、メンバーの女性が控え室に充電中のスマホを忘れたことを思い出す。後から歩いていたアントン・イェルチンが代わりに取りに行くと、そこには他のバンドメンバーがおり、なんと床には女性の遺体があった! 当然ビックリしてパニックになるけど、店の人間はなぜか警察に通報しようともしないし、救急車を呼ぼうともしない。アントン・イェルチンが警察に電話すると余計なことをした的な雰囲気。そして、いろんな人がやってきて、メンバーは部屋に閉じ込められてしまう。たしか結構怖い感じの人とか出てきて、強引に押し込められたよね? もちろん、メンバーも必死で帰してくれるように訴えるけどダメ。このスマホ置き忘れからの巻き込まれはありがちだけど、とっても自然な流れ。そもそも控室でスマホの充電をするのが、なんとなく図々しい感じがするので、彼女が余計なことをしなければと思える要素ともなっている。ただし、特別メンバーはそのことを責めたりはしない。


ちょっと他のバンドのメンバーが何人いたのかとか忘れちゃった。あれ?居たのはイモージェン・プーツだけだっけ? メンバーたちを見張るため店の人間が1人入ったよね? あれ? とにかく、ここからは結構心理戦的なものが繰り広げられる。その間、外では警察が到着するけど、若い2人を呼び寄せて1人の腹をナイフで刺す。人が刺されたというアントン・イェルチンの通報は、この2人のケンカによるものだという偽装をしている。要するに彼女の死を隠蔽しようということ。単純に面倒なことに巻き込まれたくないからなのか、そもそも彼女の死に店側がかかわっているのか。まぁもちろん後者でしょう。この辺りの不気味さはなかなか良かった。


うーん。ここからのアレコレについては、例えばバンドのメンバーが意外な機敏さと大胆さで見張り男を撃ったりというような、こまごましたことについては文章にしてもあまり伝わらないし、おもしろくもないと思うので割愛。かなり長い間密室のシーンが続く。前述したとおり心理戦的な部分から始まり、見張りを殺してからは、脱出ルートを探したりと動きがある。窓はないし、天井のダクト部分も開かない。そんな中、地下に隠し部屋があることが判明。降りて行ってみると、そこはドラッグを精製している場所だった。要するにこの店のメインはこれであり、店は隠れみのということ。なので警察に来られては困るということ。そして、それを知ってしまった以上、彼らが無事に解放される望みは薄い。


この店の経営者はパトリック・スチュワート。この人が怖い。直接自分が殺したり暴力を振るったりするわけではないし、声を荒げるわけでもないのだけど、何を考えているのか分からなくて怖い。冷たく殺しを指示する感じが怖い。店のマネージャーらしき人物は、中でもまともな人物のようで、なんとか罪を重ねずに事を収拾しようと努めているけど、その辺りも否定するわけでもなく、闘犬(?)を放って彼らを殺す計画に普通にOK出しちゃう感じとかもいい。


意外にも遺体の傍らにいたイモージェン・プーツが高いサバイバル能力を見せる。逆にアントン・イェルチンが優柔不断さを発揮してしまったりして、男女逆転が興味深かったりする。アントン・イェルチンが勇気を振り絞って抵抗した結果、重いドアに腕を挟まれて骨折してしまう。これ裂けて肉も見えたりしてたけど、腕切られたりしてたのかしら? 見ててもちょっとよく分からなかった。


他にもいろいろあるけど若干忘れ気味(o´ェ`o)ゞ なので詳細は割愛するけど、結局部屋の外に出る。そしてそれぞれ射殺されたり、殺人ドッグに襲われたりしてアッサリ命を落とす。殺人ドッグの1匹は逃げるけど、これは後の伏線。唯一まともな人だったマネージャー氏と、意外にも味方になってくれた従兄弟氏の手助けもあり、主人公は死なずのセオリーどおりアントン・イェルチンとイモージェン・プーツは生き残る。

 

パトリック・スチュワートと、殺人ドッグの飼い主は3人が殺したんだよね? 生き残ったマネージャー氏は後は引き受けるから2人に行け的なことを言ったけど、その後見つかりそうになって2人を殺したんだっけ? あれ?(o゚ェ゚o) 記憶が・・・ そんな中、殺人ドッグが現れてヤバイ!ってなるけど、トコトコ歩いて飼い主の遺体にスリスリしたのは泣けた


なんだかやっつけ仕事的な感想になってしまったけど、まぁそんな感じかな。どうやら元ネタとして『わらの犬』があるようなのだけど見てないし、主題でもあるネオナチ VS パンクスのネオナチのことよく知らないし・・・ そういう知識があるともっと楽しめたのだと思う。その辺りについては、トークで説明していたのかもしれないけれど、前述どおり脱線が多くて聞いてなかったので・・・ まぁ、でもおもしろかったと思う。


そうそう! この店出演者も店の秘密を知っていたようで、遺体の女性はこの状況から抜けたいと言い出して殺されてしまったということだったと思う。遺体の女性の件は置き去りになってしまった感はあるけど、殺人事件の謎解きをする話ではないのでOK。


キャストは3人しか知らなかった。マネージャー役の人良かったのだけど名前が分からない。イモージェン・プーツは『ミスター・スキャンダル』(感想はコチラ)、『幸せになるための5秒間』と違い、頭が良くてサバイバル能力のある女性を好演。結局、彼女が誰なのよく分からなかったけど(笑) パトリック・スチュワートが謎の経営者を怪演。彼がネオナチであるという設定が、どこまで生かされているのか個人的にはよく分からなかったのだけど、何を考えているのか分からないところが怖い。とにかく怖かった。ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル


そして、今作が最後の主演作となってしまったアントン・イェルチン。ちょっと気の弱いパンクスを自然に演じていたと思う。事件に巻き込まれちゃった普通の人な感じが上手い。出演作を見たのは『ターミネーター4』(感想はコチラ)、『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』、『スター・トレック・イントゥ・ダークネス』(感想はコチラ)、『君が生きた証』と本作のみかな? 『スター・トレック BEYOND』は見ようと思ってるけど。そのどれも自然にその役を生きていたと思う。繊細で危うい雰囲気もよかった。本当に惜しい才能 ご冥福をお祈りします。


高橋ヨシキ氏の解説どおり、傷口などがリアル。血の出方とか色とかもとってもリアルなのだそう。酒場のいかがわしい感じとか、まるで病院のように設備が整ったドラッグ精製工場とかセットも良かった。アントン・イェルチンたちバンドが歌う曲も良かったし、演奏シーンはリアル。犬カワイイよ犬!


サスペンスホラーってことになるのかな? 悪霊とかは出てこないので、ドキドキしたいけど、そっち方面弱い方オススメ。アントン・イェルチン好きな方是非!


2016年10月12日現在、公式サイトなし

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