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【cinema】『ドクター・ストレンジ』

2017-02-22 00:21:16 | cinema☆

2017.01.27 『ドクター・ストレンジ』鑑賞@TOHOシネマズ日本橋


試写会ってあったかな? 見かけた印象がない。イベントごとはマッツ・ミケルセンの初日舞台挨拶のみだったような? どうやら前売り券やムビチケも10月13日のみの発売だったのだそう。チケットショップに売ってなくて調べちゃった。チケット売り上げを考慮してということらしいけど、どうなんでしょうかね? 前置きが長くなったけど、大好きなバッチさんことベネディクト・カンバーバッチ主演ということで、公開初日に一般料金(しつこい)で見に行ってきた~



ネタバレありです! 結末にも触れています!


「天才脳外科医のドクター・ストレンジは、自動車事故で両手を負傷。自ら指示し何度も手術を繰り返すが医師としての道は断たれてしまう。失意の中、事故により下半身マヒとなった男性が奇跡的に回復したという話を聞く。彼によるとチベットに行き、ある修行を行ったところ歩けるようになったとのこと。藁をもすがる気持ちでチベットを訪ねるストレンジを待っていたものは・・・」という感じかな。これはアメコミ原作のマーベル・スタジオ作品。マーベルにハズレなしってことで、これも面白かった。天才脳外科医とはいえ、普通の人間がヒーローになるのだから、成長物語的な部分もあるのだけど、主人公がすでに大人なだけに、魔術などという荒唐無稽なものを扱っているわりに、全体的に落ち着いた大人な内容になっている。とはいえ、スピード感があり、適度に笑いもある。これはとっても楽しかった。


スコット・デリクソン監督作品。監督の作品は『エミリー・ローズ』(感想はコチラ)、『フッテージ』(感想はコチラ)、『デビルズ・ノット』、『NY心霊捜査官』を見た。『デビルズ・ノット』以外はオカルト的な要素がある作品ばかりなので、監督起用もそのあたりが理由だったりするのかな? 今作、公式サイトがしょぼい キャスト紹介も1つの画面に列記されているだけで、俳優の紹介ページのリンクも一切なし。これホントに公式?と聞きたくなるほどサッパリとした仕上がり。毎度のWikipeiaも一応ページはあったものの、詳しい説明はない感じ。なんとなくテンション下がる(笑) ということで、作品情報は少ないのだけど、一応映画に関する情報と、原作に関する情報を載せておこうかな。


『ドクター・ストレンジ』(Doctor Strange)は、マーベル・スタジオ製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給による2016年公開のアメリカ合衆国のスーパーヒーロー映画である。日本では、2017年1月27日に公開された。「マーベル・コミック」のアメリカン・コミックヒーローである『ドクター・ストレンジ』の実写映画化作品である。また、様々な「マーベル・コミック」の実写映画を、同一の世界観のクロスオーバー作品として扱う『マーベル・シネマティック・ユニバース』シリーズとしては第14作品目の作品となる。というのは、Wikipeiaの丸コピ。これ以外はキャラ紹介なので、ホントに作品情報はこれだけ。受賞歴はあまりパッとしなかったようで、第21回美術監督組合賞(ADC賞)ファンタジー映画部門 と、第15回視覚効果協会賞長編実写映画・視覚効果賞にノミネートされているってことなのかな? それぞれの賞については調べていないので、どんな感じなのか不明。


アメコミ作品としての「ドクター・ストレンジ」についてもWikipeiaから引用しておく。とはいえ・・・ ドクター・ストレンジ(Doctor Strange、略称はDr.ストレンジ)は、アメリカ合衆国のマーベルコミックスが刊行しているアメコミに登場する架空のスーパーヒーロー。ということで、あとは概要として大まかなストーリーと、登場人物の紹介があるくらいで、シリーズの紹介も英語の記載があるだけ。知りたかった情報がない 概要などを読んだ感じでは、映画オリジナルの登場人物などもいる感じかな? 少なくとも魔法を使う恋人は出てこなかった。師匠となるエンシェント・ワンについても、女性なのか男性なのか記載がないけど、女性ではないような? 原案は今回もカメオ出演(バッチリ確認済み)しているスタン・リー(Wikipeia)で、1963年6月に初登場。その後、数話のシリーズも含め11作が出版されたってことかな? 直近は2006年10月から2007年5月までのDoctor Strange: The Oath #1-5ということになるのでしょう。アメリカでの人気ぶりなども知りたかったのだけど、記載がないので仕方がない。もちろん、もっと詳しく書かれているサイトやブログなどもあるとは思うけれど、めんどうなので割愛(o´ェ`o)ゞ


冒頭、図書室のような場所から始まる。アンティーク調の内装。そんなに広くはない。東洋武術か何かの道着か、修行僧のようないでたちの男性が1人で管理しているのか、緊張感を漂わせている。そこに、空間に輪のようなものが現れ、そこから同じく道着のようないでたちの数人の者たちが現れる。彼らは管理者の男性に襲い掛かり、彼を縛り上げ首をはねてしまう。決定的な場面は見せないものの、かなりショッキングなオープニング。彼らの狙いは厳重に保管されていた1冊の本。それを手にしたのは今作の敵役カエシリウス(マッツ・ミケルセン)。北欧の至宝マッツ・ミケルセンが敵役なのは知っていたけど、まさかの冒頭から登場でビックリ。しかも意外ないでたち。


素早く立ち去ろうとする彼らを追う人物が。同じく修行僧もしくは武術着のようなものを着ているけど、頭巾を被っており顔は映さない。カエシリウスが持ち去ろうとしているのは、何かの儀式が書かれている本のようで、その儀式は危険だと忠告するも、もちろん言うことなどきくはずもなく、彼らとの戦闘状態となる。この映像がスゴイ! カエシリウスたちのそれはカンフーとか東洋武術っぽい動き。一方、扇子を用いて行う頭巾の人物の動きも東洋的ではあるものの、武術というよりは踊りを踊っているかのよう。声から女性であることが分かるので、より優雅に感じられる。そしてスピード感のある戦いは、空間に輪のようなものを出現させ、そこを抜けてロンドンの街並みへ。不思議ないでたちで街を走るカエシリウスたちに、人々が振り返ったりしている。そして街が直角に持ち上がり、さらに分割化されたりする。この後しばしば登場するこの映像、これどうやって説明したらいいんだろう? 『インセプション』(感想はコチラ)のもっとスゴイ版って感じ。まぁ、予告編などの映像を見てくれ(笑) 頭巾の人物は1人を別空間に閉じ込めることに成功するけど、カエシリウスたちは本を持って逃げてしまう。


シーン変わって今まさにオペ中の手術室。執刀しているのはドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。助手?に音楽をかけさせ、曲名やアーティスト名、リリースされた年などを軽快に当てていく。人の集中の仕方や適度なリラックスの仕方はいろいろだし、絶対の自信があるからやっているのだろうけれど、命を預けている患者さんに対してずいぶん失礼な態度。このシーンだけで、自信家で傲慢なところはあるけれど、天才的で人に憎まれてはいないという主人公の人柄が伝わって来る。これからヒーローになる人なので、わりとこのタイプは多い。一度挫折してヒーローとしての自覚が芽生え、人柄も変化する方が分かりやすいからかな? ドクター・ストレンジの年齢設定が不明だけど、ベネディクト・カンバーバッチがキャスティングされているからには、30代後半という感じなのかな? 10代から20代前半ならばビックリするくらい嫌なヤツでも主人公の成長物語としても楽しめるけれど、ある程度完成された大人が主人公なのであれば、傲慢な部分を含めて認められている方が自然。そして、主人公の中での傲慢な部分は変化したりするけれど、基本的にキャラが大きく変わってしまうということはない。ドクターの頃から彼はやっぱりヒーローだったのだから、それはそれでいいと思う。


この後、恋人であるクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)が、他の医師の判断ミスを発見、ストレンジに意見を求め、2人で患者を救うという、2人の信頼関係と優秀エピソードを挟んだ後、大きく話が展開する。学会に出席するため高級車を飛ばすストレンジ。かなりのスピードで前の車を追い抜いて行く。この辺りも彼の自信過剰ぶりがうかがわれる。そんな中着信が入る。もちろんフリーハンドで会話できるようになっているけれど、危険な行為であることは間違いない。さらに話の内容は次の手術に関することで、データなども送られてくる。要するにストレンジは自分の名声につながるような、もしくは名声を傷つけないような手術をしたいということで、それ以外の患者は却下していく。まぁ全ての患者を手術することは不可のなのだから、選択することは仕方がないと思うけれど、この選択方法は気持ちのいいものではない。ストレンジの名声のために切り捨てられ、命を落としてしまうことだってあるわけなのだから。そんな傲慢さのバチが当たったというと語弊があるかもしれないけれど、興味を引く患者に気を取られて崖下に転落してしまう。このシーンはかなりのスピード感と迫力。


この事故でストレンジは両手を負傷してしまう。切断ということにはならないが、神経を損傷してしまったらしく、両手はほぼ使い物にならない。生きているのが不思議なくらいな事故だったのだから、命が助かっただけでもありがたく思わなきゃならないところだけど、医者として致命的な傷を負ってしまったストレンジは心身ともにダメージが大きい。全財産をつぎ込み、時には自ら指示して手術を繰り返すけれど、結局両手が元のように動くことはなかった。事故直前に次の手術について話してた相手の黒人男性は、そういう職種の人なのか、友人なのか罪悪感からなのか不明だけど、ストレンジに手術をあきらめろと言うけど、当然あきらめきれない。すると男性はある人物のことを話す。下半身マヒとなった男性が、現在は普通に歩くことが出来るようになったというのだった。藁をもすがる思いでこの男性に会いに行くストレンジ。


なんと彼はバスケットをしていた! この男性によると彼は医学的な回復はあきらめ、心の平安を求めてカトマンズにあるカマー・タージと呼ばれる場所に行った。そこでエイシェント・ワンという人物に教えを受けるうち、歩けるようになったというのだった。そこに残り修行を続けることもできたが、彼は元の生活に戻ることにしたというのだった。そして、そこに行くのであれば、固定観念を捨てろ的なアドバイスもされる。


前述の電話の際に傲慢だと言われたり、支えていてくれたであろうクリスティーンにも辛くあたってしまい、彼女を傷つけ見捨てられてしまうなどの描写がある、電話の相手はともかく、クリスティーンのことについてはダメージを受けたようだけれど、それによって話が動くということはない。後に唯一手元に残した腕時計がクリスティーンからの贈り物であったことが分かり、2人は恋人だったのだと分かるけれど、ここまでの描写ではおそらくそうなのだろうとは思うものの、現在も2人が恋人であるという確信は出来ない感じ。シリーズ化するのかは謎だけど、お約束のおまけ映像によると、続編作る気満々っぽい。なので、今後クリスティーンがストレンジの人生やヒーローとしての活動に関わってくることがあるのかもしれないけれど、今作に限って言えばちょっとした活躍シーンはあるものの、特別恋人である必要もない感じ。なので、こんな感じの描き方でいいのかも。


さて、全財産をはたいてカトマンズにやって来たストレンジ。言葉の通じない異国で必死でカマー・タージを探す。やっと探しあてるも門前払いを食ってしまう。何度も追い出されてしまうけれど、もう行くところがないストレンジは諦めない。最終的には迎え入れられることは分かっているので、そんなに引っ張らない。適度にコミカルで長さ的にもちょうどよいと感じた。冒頭からここまでの流れは軽快なシーンもありつつも、割とシリアスな感じで進む。でも、これ以降は意外にコミカルに展開する。そのさじ加減が絶妙で自分は好きだった。


迎えてくれたのはバルド(キウェテル・イジョフォー)とスキンヘッドの女性。2人とも道着のようなものを着ている。建物の内部は道場かアジアの寺院のような感じ。早速、ここへ来た目的を話し、エイシェント・ワンに会いたい旨を伝える。お約束の行き違い的なやりとりがあるけど、結局このスキンヘッドの女性がエイシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)であることが分かる。いぶかるストレンジに、エイシェント・ワンがその魔術を見せて、目に見えているものが全てではない的な説明をしたりするけど、その長さも適度であり、これが血気盛んで自意識過剰タイプの主人公であれば、さらに反発してこてんぱんにやられたりすることもあるかもしれないけれど、その辺りストレンジは大人だし、天才外科医だけに頭もいいので、全てを納得したわけではなくても、そういう無駄な行動はしない。とりあえず言いたいことは分かった的な?(笑) その辺りも見やすいけれど、ちょっと大人向けかなとも思った。


実は今作で描かれる魔法のことがあまりよく分かっていない。彼らが使っている術は"魔法"ということでいいのだと思うけれど、いわゆる魔法使いというような生まれつき特別な能力を持った人物ということではなくて、その能力の差こそあれ、修行をするとある程度の能力が得られるということらしい。それには武術などで体を鍛えることも必要だけれど、その真髄を知るために書物を読むなどの勉強も必要っぽい。ドクター・ストレンジの運動能力がどの程度のものなのか不明だけど、勉強の方は得意だと思われる。事実、冒頭で殺されてしまった図書室の管理者の代わり、その任務についたウォン(ベネディクト・ウォン)を驚かせる。とはいえ、ウォンは基本無表情なのだけど(笑) このウォンをなんとか笑わせようとするストレンジとの掛け合いが楽しい。でも、これもやっぱり大人向けかな。


前述したとおり"魔法"についてよく分かっていないので、修行内容についても何をしているのかについてはよく分からない。といっても、空手のような型から、カメハメ波を出すような形に両手を突き出し、それをぐるぐる回すと炎のようなものが出たり、カエシリウスたちがやっていたように、別の場所への入り口(ワープ?)が出来たりするのだけど、その練習をしている姿が映し出されるくらいだったような? ストレンジとしては手を直しに来ているのであって、別に魔法術を習得したいわけではないので、全く乗り気ではない様子。それでも、修行はしているし、自分だけ上手くできないことも気にはなっている様子。とはいえコミカル要素の1つという印象ではあるけれど。そんなある日、エンシェント・ワンが修行場に現れて、まだワープ穴が開けないストレンジを雪山に閉じ込めてしまう。自分でワープ穴を開けて戻って来いということなのでしょうけれど、この行動はストレンジに真剣みが足りないということなのか、見どころありと思ったということなのか? どっちもかな。当然、こんなところで死んでしまうわけはないので、最初は失敗していたけれど、きちんと穴を開けて戻って来る。戻って来る際の映像がカマー・タージ側からだけしかなく、ストレンジの穴あけの瞬間は映されない。成功したからと言って、ストレンジがドヤるわけでもないし、エイシェント・ワンたちが拍手喝采するわけでもない。その辺りもコミカルで、サラリとしていて良かった。上手く言えないけど、いい意味でヒーローモノらしくないというか・・・


さて一方、本を奪ったカエシリウスたち。彼らの狙いは本に描かれた黒魔術的なことを行い、ドゥーマムという怪物的なものを甦らせ、世界を黒魔術で支配しようということらしい。世界を手に入れたいということよりも、彼らなりに世界を良くしようという考えだったように思ったけど違ったかな? どうやら魔法側? エンシェント・ワン側にはカマー・タージ以外にニューヨーク、ロンドン、香港の3つの拠点があるらしい。それぞれが何をしているのかの説明ってあったかな? あったとしても覚えてないので分からない。ただ、すでにロンドンはカエシリウスたちの手に落ちてしまったそうで、次にニューヨークが狙われる。あれ? 最初に襲ってたのがロンドンだったのか? イヤ、魔法の本が置いてあったのはカマー・タージだから違うか? うーん。全てをいちいち説明していくとクドくなるので、流し気味になっていても説明不足とは思わないけど、意外に詳しい説明がなくそういうものとして進んでいく。なので、そういうのが気になる人はいるかもしれない。自分はあまり気にならなかった。


少し話が反れたけど、要するにニューヨークの拠点が襲われたということ。これ何でストレンジが参加することになったんだっけ? ちょっと忘れてしまったけど、要するにモルドとストレンジが向かう。すると、拠点を守っていた人物はすでに殺されており、そこからカエシリウスたちとの戦いが始まる。見ている側としては、この時点でのストレンジの戦闘能力は未知数。まるで歯が立たないという感じでもないけれど、魔法そのものよりも頭脳で戦っている部分が大きい印象。やはり頭がいい。この拠点には博物館のようにガラスケースに武器のようなものが展示されていて、その中に中世の騎士のマントのようなものがある。なんとこれが勝手に動き出す。カエシリウスに攻撃されて階下へ落とされたストレンジを追って行くマント。そして見事に装着されて浮かび上がってくるストレンジ。そう言われればチラシなどでのストレンジはマント姿だった。後のエンシェント・ワンのセリフによると、ストレンジはマントに選ばれたということらしい。以後、このいでたちがドクター・ストレンジのスタイルということになる。


マントの力を借りてカエシリウスを拘束したり、出窓の外に開けた砂漠のような土地に手下の1人を閉じ込めたりするけど、思わぬ反撃にあって負傷してしまったんだっけ? とにかくクリスティーンのいる病院へワープする。ひとしきりここでも手下の1人と死闘を繰り広げる。手下の魂的なものと魂同士で戦ったりしたよね? これは肉体が死ななければ魂を抜け出させることが出来るってこと?しかも死にかけている時に限るってことかな? 魂というか思念的なものなのかな? よく分からないけど映像的におもしろかったからOK 一瞬死んでしまうストレンジだけど、クリスティーンの頑張りで戻って来る。その間魂同士で死闘を繰り広げていたんだっけ? 意識が戻ったので、急いで元の場所にワープする。するとストレンジが拘束したカエシリウスの姿はなかった。あのスゴイ拘束どうやって解いたんだろう? まぁ、そんなに簡単に解かれてしまってもね。


とりあえず、カエシリウスとの直接対決第一弾がひと段落したところで、ストレンジがエンシェント・ワンの秘密を暴露する。この辺りもちょっと難しくてよく分からなかったのだけど、要するに禁断の本には闇の力を使う方法が書かれていて、その力を使って不老長寿を手に入れていたということ。ちなみにこの後死んでしまうので不死ではないらしい。モルド(だったっけ?)がストレンジに語る形で説明されたところによると、エンシェント・ワンは謎の人物で、ケルト人であるということしか分からないんだっけ? かなり長い間生きているっぽいけど、具体的な説明はなかったように思う。何度も言うように、ストレンジたちが扱っているのが、特殊能力としての魔法なのか、個人差はあるにせよ修行により会得できる能力ということなのか分かっていないのだけど、その力に闇のものがあるということなのかな? それにはる程度の修業が必要なのかどうかも特に説明がないので不明。ストレンジとしては、エイシェント・ワンが闇の力を利用していることを明らかにしたからには、それを良いこととは思っていないようだけれど、モルドほどの嫌悪感を持ってはいない様子。魔法に対しての思い入れや、エイシェント・ワンへの信頼感によっても違ってくるとは思うけれど、その辺りがストレンジのスマートさを感じさせる。


体調不良で倒れていたこともあり、見てから1ヶ月経ってしまったので、この拠点での攻防の後、何があったか細かい部分が忘れてしまったのだけど、ストレンジはクリスティーンと久しぶりに再会し、離れている間彼女を思っていたことを再確認。どうやらストレンジが姿を消してから1年半程度経っているようだけれど、クリスティーンもまだストレンジを思っている様子。よかったよかった


で、いよいよカエシリウスたちがドゥーマムを復活させたんだっけ? とりあえず、もう一度戦闘的なことがあり、先頭に立ち戦ったエンシェント・ワンが負傷してしまう。必死の治療が行われる。ちょっと忘れてしまったのだけど、夜景の美しいビルのバルコニー的な場所で、ストレンジとエンシェント・ワンが哲学的な話をするのは、彼女が負傷してしまう前だよね? 負傷してから思念的なものと話したんだっけ? 曖昧な記憶 まぁ、前述のストレンジによる暴露があったとはいえ、エンシェント・ワンを裏切り者としては描いていなかったので、見ている側としても闇の魔術を使って不老長寿を得ていることには意味があるのだろうとは思っている。そしてそれは、人類を守るためなのだろうとも思っている。ストレンジとしてもそれが分かっているという態度だったので、見ている側にもそれが伝わる仕組み。そして、2人の哲学的というか宇宙的というか曼荼羅的というか、非常に抽象的な会話ではあるけれど、要するに見ている側の感じていた通りであることが確認される。結局、エンシェント・ワンは命を落とす。不老長寿ではあるけれど、不死ではないらしい。


カエシリウスたちは最後の砦である香港に現れる。香港ではウォンが待ち構えていた。彼に合流したストレンジとモルド。必死の攻防が繰り広げられる。言い忘れていたけどカエシリウスは目の下が真っ黒で、さらにキラキラしている。これは力を発揮すると自然に現れるらしいのだけど、なかなかかっこよかった 戦いの部分については全てのシーンで、街とかビルが立ち上がり、立体的な迷路状態になる。この辺りはもちろんだけど、特に香港の街並みに関してはアメコミっぽい画でよかった。カエシリウスたちとの戦いもカンフーっぽい動きでおもしろくて見ごたえあり。ただ、残念なことにカエシリウスは倒されてしまうので、北欧の至宝マッツ・ミケルセンは今作で見納め


そしていよいよラスボス登場。ドゥーマムですが、これについて特に説明がなかったので、いったいどんな能力があるのかは不明。ただ、強そうというのは分かる。そして、それが分かればいいという潔さは良かったと思う。で、全然勝てる気がしないわけなのですが、ストレンジにあるヒラメキが。これね ちょっと自分頭が悪くてよく理解できてないのだけど、要するにドゥーマムに真っ向勝負を挑んで殺されるシーンを何度も何度も繰り返すわけです。ストレンジ側が仕掛けてるわけなんだけど、仕掛けられているドゥーマムにも同じことが繰り返されている自覚がある。ドゥーマムも疲弊してくるし、ストレンジにも少しずつではあるけれど変化が見られる。ってことで、もちろんストレンジが勝つわけなんだけど、この哲学的な勝ち方も好きだった。闇雲に強いわけではなく、屁理屈的に強いというか。上手く言えないけど(o´ェ`o)ゞ


さて、無事勝利を収めたストレンジ、モルド、ウォンだけど、喜びもつかの間モルドは別の道を行くと言い残して去ってしまう。すっかり忘れていたけど、当ブログでもストレンジ最大の敵役にキウェテル・イジョフォーがキャスティングされたって紹介してた 記事はコチラ。ということで、次回以降モルドが敵になるということで、これはおまけ映像にもしっかり収録されていた。これね! そもそも、おまけ映像がありますって字幕出たのに、エンドロール見ずに帰っちゃった人いたし、エンドロール直ぐに入ったソーが爆笑してる映像で安心して帰っちゃった人多数だったけど、もう1つありますから! マーベルは最後の最後まで気を抜いちゃダメですから! モルドは意外な人物を殺害していたけど、彼を殺した理由ってなんだろう? 続編で明らかにされるのかな?


キャストはみな良かった。いつも言ってるけど、こういう作品の場合、役者の演技って低く見られがちだけど、こういう作品こそリアリティを持たせなければならない。なので演技力は重要。今作の場合コメディ要素もあるのでその辺りも必要。クリスティーンのレイチェル・マクアダムスがキュート ストレンジの心の支えとなる人物だけど、そこまでハッキリとした恋人というわけでない。コメディ要素も担当していて、若干ワザとらしさがなくもないけど、かわいいのでOK。キウェテル・イジョフォーが真っ直ぐ過ぎて逆に悪の道に進んでしまう危うさを感じさせて見事。コメディ要素も入れつつ、前半はストレンジの良き師でもあったりする。その辺りのバランスも良かった。


今作の敵役を演じたマッツ・ミケルセンが良かった! 特別ファンじゃないし、出演作もそんなに見てないので、全然詳しくないのだけど、アメコミとか出る人なんだね? あ、全然バカにしてないです! 基本無表情で淡々と演じているのだけど、それが得体の知れない怖さを感じさせた。不思議ないでたちに目の下真っ黒と、ビックリな外見になってしまうけど素敵だった 大好きなティルダ・スウィントン! ティルダ様最大の魅力の両性具有的な感じが、エンシェント・ワンという謎の人物に仙人のような不思議な魅力を与えていた。ハッキリと"彼女"と言われていたと思うので、おそらく映画では女性ということなのだと思うけれど、性別をも超越した、ある意味宇宙的な存在を感じて見事。


そして、こちらも大好きなベネディクト・カンバーバッチ! 前半の鼻持ちならないストレンジすら、どこか茶目っ気があって憎めない。自分から望んでそうなったわけでもなく、かといって拒否していたわけでもなくヒーローになっていくストレンジを自然に演じていた。全てを失った時点で、自分を見つめ直したり、反省している描写はあるものの、ストレンジの本質的な部分、やや利己的にであるとか、少し冷めた目で物事を見たりする部分など、大きく人格が変わったわけではないので、絵に描いたような分かりやすいヒーローになったわけじゃない。大人の世界は子供の世界と違ってグレーゾーンが多い。物事は複雑で、多くの矛盾もはらんでいる。その辺りを全て受け止めて、自分で正しく判断していく。感傷的になることもない。そのクールさというか、大人の男を感じさせて素晴らしい おかしなマント姿でもカッコイイ このいでたちに若干不安があったけど似合っててホッ😌


不老長寿ではあっても不死でないのは何故なのかとか、ストレンジがエンシェント・ワンの後継者となるのかとか、そもそもエンシェント・ワンは何をしていたのかとか、他にも修行している人がたくさんいたのに、彼らは全く戦いに参加しないのかなど、疑問が残る部分が多々ある。いくつかは次回に持ち越し案件なのだろうし、いくつかはきっと解決しないのだろうと思われる。特に他の修行者たちの部分ね(笑) でもまぁ、スピード感があってそいういうの気にならないし、ストレンジは最後にはある程度ヒーローとしての戦っていたと思うけれど、基本手を直して医者としてカムバックしたいという姿勢とか、何があってもあまり動じない感じ、そして正義の為ならば、多少の矛盾は受け入れる感じとか、その辺りが大人な感じで良かった。そして映像がスゴイ! 特に街グニャリは3Dで見るべきだったと後悔


せっかく公開初日に見たのに、感想書くのに1ヶ月近くかかっちゃった でもまだ上映してるかな? いわゆるヒーローっぽくはないけど、大人なヒーロー見たい方おススメ! とはいえ、単純にヒーローものとしても楽しめると思う。ベネディクト・カンバーバッチ好きな方必見!


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2 コメント

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どうも悪い予感が当ったようで・・・これはビミョウ・・・だな。 (mobile)
2017-02-22 14:01:30
 ミスター・サタンのような風貌で主演するカンバーバッチ様目当てで行くと今回は結構ハズレです(吹き替えなしでカンバーバッチ様のナマの声を聞こうと字幕版を選択すると2Dしかありませんでしたから尚更です)。
 しかし次回作もすでに準備されているようで、オマケの次回予告では、これもアメコミの『マイティー・ソー』とカラむようです。

 次回も行ったものかどうか、ちょっと悩んでます。
>mobile サマ (maru🎵)
2017-02-23 00:45:14
コメントありがとうございます

3Dって字幕版はないんですか? それはちょっと辛いですよね
でも、三上哲さんの吹替えも好きです

自分は今作も楽しめたので、次回も見ようと思います

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