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【cinema】『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』

2017-05-18 01:14:50 | cinema☆

2017.05.05 『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』

 

 

全くのノーマークだったのだけど、たまたま新聞見てたら広告が載っていて、母親が見たいというので、GW中のこどもの日に見に行ってきた。5月5日は金曜日。角川シネマ有楽町はテアトル系なので、会員は金曜日は1,000円で見れる。ということでお得に鑑賞してきた~

 

いつもならばネタバレありの断り書きと、あらすじを書いて導入部としているのだけど、今作はターシャ・テューダーの暮らしぶりを紹介するドキュメンタリーということで、特別ストーリーはない。なのでネタバレもない。まぁ、どんな内容のドキュメンタリーか知らずに見たい人にとってはネタバレか? ただ、これはNHKが制作したドキュメンタリー番組の再編集という感じなので、番組を見たことある人にとっては既視感のあるシーンだらけ。なのでネタバレもなにもという気がする。

 

ターシャ・テューダーについて毎度のWikipediaからから引用しておく。ターシャ・テューダー(Tasha Tudor、1915年8月28日 - 2008年6月18日)はアメリカの絵本画家・挿絵画家・園芸家(ガーデナー)・人形作家である。彼女の描く絵は「アメリカ人の心を表現する」絵と言われ、クリスマスカードや感謝祭、ホワイトハウスのポスターによく使われている。50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしを始め1800年代の農村の生活に学び、彼女の住む広大な庭で季節の花々を育て続けるライフ・スタイルは、日本でも注目を集めた。とのことで、映画内でも紹介されていたけれど、ボストンの名家出身。

 

ご両親のことも引用しておく。父ウィリアム・スターリング・バージェスはヨットや飛行機の設計の業界ではアメリカを代表する有名な技師・実業家で、母ロザモンド・テューダーは肖像画家であった。また両親共にボストンの名家出身で、彼女の両親の祖父や曽祖父及びその兄弟なども地元の名士だった。特には母方のテューダー家は、18~19世紀にボストン・バラモン(ボストン・ブラーミン)と呼ばれるボストンの政財界を支配する約40家の中の一つでもあった。なんと「若草物語」で末娘エイミーにプロポーズする青年のモデルは、曽祖父のフレデリック・テューダーなのだそう。

 

ターシャと言う名前は、父が「戦争と平和」のナターシャから取って改名、テューダーは母の姓だけれど"ロザモンド・テューダーの娘ターシャ"と呼ばれており、ターシャ・テューダーが本名だと思われることが多く、本人も気に入ったことから後に本名としたとのこと。

 

1938年、23歳でトーマス・マクリーディとレディングで結婚し、同年夫の強いすすめでデビュー作の絵本『パンプキン・ムーンシャイン』(Pumpkin Moonshine)を出版した。生涯を通し80冊以上の本を出版。次々と出版された作品はそれまで古典が中心だった児童文学に新風を吹き込んだ。1945年に77の詩に挿絵の入った『マザー・グース』という絵本で、絵本画家に贈られる最も権威あるコールデコット賞の次点作(オナー)に選ばれた。コーギー犬が大活躍する絵本『コーギービル』シリーズはターシャの代表作である。1971年に児童文学に対する貢献を評価されて、リジャイナ・メダルを受賞する。晩年にバーモント大学から名誉博士号を授与された。とのこと。

 

1972年、57歳の時に思う存分庭造りをするためにバーモント州南部の小さな町はずれマールボロに移り住み、19世紀頃の開拓時代スタイルのスローライフな生活を営んだ。家と庭の一帯を「コーギー・コテージ」と呼び、電気や水道等、近代設備は最小限に留め暖炉とベッドとロッキングチェアー、薪オーブンがあるような質素な室内と古い道具を使う昔ながらの生活を実践した。毎日のように歩いて10分ほどのところに住んでいる長男のセスが訪ねてきて水遣りや買い物や力仕事など甲斐甲斐しく母を助け、高齢の母親の暮らしを見守っていた。2008年6月18日に自宅で家族、友人に囲まれ脳卒中の合併症により逝去。92歳没。

 

と、わざわざWikipediaを見ればよいことをツラツラ引用しているのは、映画の内容についてあまり語ることがないから。イヤ、中身がないというわけではなくて、前述したとおりターシャの日常が映し出されるだけなので・・・ しかもこれは、NHKが製作したドキュメンタリー番組の数本を再編集した感じ。3~4本くらい放送された番組は全て見ていると思う。最後に見たのはターシャが亡くなった後に撮られたものだった気がするけれど、何年前に放送されたのかは覚えていない。現在、コーギー・コテージを守っている(住んでいるのかな?)と思われる、孫のウィンズロー氏一家の映像は初めて見る気がするけれど、他は見たことのある映像ばかり。

 

取材した時点でターシャはかなり高齢だったし、そもそもスローライフを目指して暮らしていたわけなのだから、語り口も動きもとってもゆったりしている。前述したとおり見たことのある映像だったし、ゆったりとした語り口に眠気がきてウトウトしてしまった(o´ェ`o)ゞ 例えばリンゴを昔ながらの絞り機?で絞ってジュースを作ったり、暖炉で鶏を焼いたり、ロウソクを手作りしたりする姿を見るのは、楽しいし好きなので退屈なわけではないのだけど、とにかくスローなテンポが心地よく眠気を誘うので注意!(。・w・。) ププッ

 

ターシャが暮らすコーギー・コテージは長男セスが昔風に手作りしたもの。なので、ターシャが理想としている19世紀に建てられたわけではないし、最低限の電気や水道も使えるらしい。もう何度も書いてきてるけど、田舎暮らしこそ理想的で、都会はストレスだらけという考え方は好きではない。そういう意味では合理的な考え方とも言える。いいとこ取りと言うか・・・ ターシャが理想としたのは19世紀アメリカの暮らし。手作りのドレスも、内装や食器などもターシャの趣味。それが自分の好みとは違ったこともあり、ちょっと入り込めないというか、それを自分の理想とは思えなかった部分はある。あくまで好みの問題なので、ターシャがそれを貫いたということについては素晴らしいことだと思っている。それがどんあ暮らしであっても、自分の暮らしたいように暮らすのが幸せだと思うので。

 

コーギー・コテージで一番好きだったのはターシャの庭。ターシャ自身が語っていたように、庭は直ぐに出来るものではなく、この庭も数十年かかって出来たものだということ。そして、毎日作り続けていく必要があるということ。それは、人生も同じなのかなと思った。そして、その一見素朴だけれど、とても手がかかっている庭が素晴らしかった。そういうのって出来そうで出来ない。

 

ターシャの人生についてはサラリとナレーションで語られたり、ターシャ自身がチラリ語る程度。Wikipediaの引用よりも情報量は少ない。限られた時間でもあるし、文字情報と違って一方的に聞いている状態だとそんなに情報も入らないから、このくらいでいいのかなとは思う。興味があれば調べれば済むことだし、今作を見たいと思っている人ならばある程度知ってるだろうし。そして、興味があるのはそこではないとも思うので。

 

ただ、取材時に90歳近かったターシャが語る心境に至ったのは、これまでの人生の積み重ねがあったからなのは間違いないわけで、それには優しかったけれど働くことが好きではなった旦那さんに代わり、絵本を描いて稼ぎ4人の子供たちを育てながら家計を支えた経験が大きかったのかなと思う。この場合の旦那さんは最初の夫のことでしょう。ターシャが夫について語るシーンは2回あったと思うけれど、どちらも最初の旦那さんのことだと思う。ただ、この時期のことは大変だったかもしれないけれど、辛かったとは語っていない。きっと不幸ではなかったからなんだと思う。

 

ターシャの人生全てを知っているわけではないので、偉そうなことは言えないけれど、今作とWikipediaの情報を見た限りでは、波乱万丈という印象ではない。それでも、決して平たんではなく山あり谷ありではあったのでしょう。でも、きっとどんな時でも不幸だと感じたことはないのだと思う。辛いことも辛いと思わない強さがある。強さというかしなやかさというか。それは、そういうことを乗り越えてきた90歳のターシャを見ているからなのか? もともとそういう人なのか? きっと両方。

 

前述したとおり、ターシャが実行していた暮らしは、自分の理想の暮らしではない。こうして映画やドキュメンタリーとして見るのは好きだけれど、憧れとは違う。でも、今現在も天国にいるようだと言い切れることには憧れる。人生の終わりが近づいた時に、そういう境地になれたら素晴らしいと思うし、死ぬのが怖くないと思う。そういう意味で見て良かったと思う。

 

でも、これ何故"静かな水の物語"ってサブタイトルなんだろう? 特に水が重要だったわけでもないような?あれ?(o゚ェ゚o) まぁいいか。

 

と、小難しく考えなくても、ターシャの実践した19世紀の暮らしや、美しい庭の映像など、大画面で見れるのは楽しい。そういう世界に興味がない人には向かないと思うけれど、好きな人にはオススメ!

 

ターシャ・テューダー 静かな水の物語』Official site

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