コリーの大家族が棲む家

ラフコリーの大家族が暮らすマザーレイク犬舎。7世代にわたるラフコリー達との日々の暮らしを画像で綴ります。

5時間フィーバーとアセプロマジン

2017-12-15 | ヴィクトリア

コリー専門マザーレイク犬舎 http://motherlakecollie.sakura.ne.jp/index.html

 昨夜は久しぶりに、ヴィー婆さん、長時間フィーバーでした。夕食後からずっと吠えて暴れつづけ、何をやっても治まらず、11時過ぎにやっと、寝ついてくれました。

最近、暴れるのは鎮静剤が切れてから、次の投薬までの間くらいで、投薬後は1時間ほど暴れる程度で、すんなり寝てくれていました。投薬後もずっと暴れつづけたのは、久しぶりです。このまま朝まで??と思いましたが、なんとか深夜までに落ち着いてくれてほっとしました。

吠え続けて暴れるのですが、声が枯れてカスカスになっても、まだ泣きつづけていました。また喉が腫れてしまうのではないかと心配になったくらいです。もちろん、思いつくことは全てやってみましたが、泣き止みませんでした。

きっと、何かあったのでしょうけど・・・。

赤ちゃんの夜泣きと一緒かもしれませんね。一旦、癇癪を起すと、疲れ果てるまで治まらないという感じです。

昨夜は結局、23時を過ぎてもおとなしくなる気配がなかったので、途方に暮れてしまい、「もうそろそろ寝ようね」って言って、ヴィーの体に手を置いてじっとしていたら、なぜかおとなしくなり、15分ほどで寝ついてくれました。

特に何をしたわけでもないので、どうして急におとなしくなったのか不思議なくらいでした。もしかして、私の言葉が通じた??・・わけないですね(^_^.)

大暴れしたので、その後はいつもより静かでした。3回ほど、寝返り要求したので、その都度ひっくり返したあげたら、その後はすんなり寝てくれました。いつもは、鎮静剤が切れる午前2時くらいから朝までずっと、断続的にバタバタしているのですけど。

そんなわけで、今朝はいつもよりおとなしく、食事の時間まで寝ていました。普段は「お腹すいた!!」とばかり、ずっと暴れているのですけど(^_^.)

だけど、それだけに、心配になりました。一気に弱ってしまい、食欲が無くなってしまっているのではないかと・・・。

が、心配無用、しっかり完食しました。かなりぐったりしていたので、食べてくれないんじゃないかと、真剣に心配していたのですけど。

何度か書きましたけど、暴れ続けるのは心配ですが、暴れなくなるのも心配・・・。普段なら、バタバタしている時間におとなしくしていると、心配になってしまいます。なので、暴れる元気があるということは、安心していいってことなのだと、考えるようにしています。もちろん、暴れすぎて、体力を消耗してしまわないよう、気を付けなくてはいけませんが。

 

ところで、先日獣医さんで新たに購入した鎮静剤ですが。

出されたのが、いつもと違う錠剤だったので、びっくり。これまでは、レモン色の小さい錠剤だったのですが、それよりかなり大きい、ショッキングピンクの錠剤だったからです。

先生の説明では、同じアセプロマジンだけど、違うメーカーの物が届いたのだそうです。アセプロマジンは、もともと人間用の薬ですが、現在は人間にはあまり使われていないようで、そのため、国内の問屋では扱っていないのだとか。

それで、獣医さんが個別に、それぞれ海外から業者を通すなどして、輸入しているわけです。なので、取り扱っていない病院も多いです。

今回、いつものようにアセプロマジン10mgで注文したら、このメーカーの物が届いたのだそうで、先生も初めて見る錠剤なので、ちょっと不安だったらしく、「念のため、慎重に使ってみてください」とのことでした。

アセプロマジンは、MDR1欠損のコリーには、「慎重投与」となってる薬です。つまり、過剰投与は厳禁です。一般的な犬種に対して使う量より、かなり少ない量でも効いてしまいます。なので、このピンクの錠剤が、本当に10mgであるかどうか、どうしても確認したくなりました。

アセプロマジンには10mgのほかに、25mgのサイズがあるのですが、錠剤の大きさから言って、もしかしたら25mgの可能性もありましたので、とても不安だったのです。

国内で流通していない薬だということ、扱っている病院が少ないこと、鎮静剤の使用は良く思われていない傾向があるということからでしょう、ネットで検索しても、ヒットするのはごくわずか・・。ようやく、メーカーのサイトにたどり着き、アセプロマジンの紹介ページも見つけたものの、錠剤の大きさ等の情報はありませんでした。

やむを得ず、とりあえず半錠から試してみようか・・・と、思っていた時、ふと思い出したのが、少し前に旅立ってしまった、寝たきり高齢コリーの先輩、ジャッキー君の事でした。たしか、ジャッキー君のアセプロマジンはピンクだと聞いていたことを思い出したのです。もし、今回手に入れた錠剤と同じものなら、間違いなく、10mgだということになります。

早速、ジャッキー君オーナーのレイナ父さんに問い合わせてみたところ、「ジャッキーの同じです」とのお返事が・・・。

ホッとしました。それなら、安心して投薬できます。いつもながら、レイナ父さんと母さんには感謝ばかりです。ありがとうございます。

 

鎮静剤を使い始めて一年以上、夜だけでなく、昼も使い始めて半年以上になります。鎮静剤の使用には、反対意見もあるかもしれませんが、私の実感としては、もし、鎮静剤を使っていなかったら、ヴィーはここまで生きていられなかっただろうと思います。なぜなら、寝たきり老犬の泣きと暴れは、正常範囲をはるかに超えているからです。限界を超えても、暴れつづけてしまうので、体力の消耗、脱水を免れません。床ずれの可能性も大です。実際、長時間暴れた時は、尿が40時間以上もでなかった時がありました。

苦しくているようなら、鎮静剤で延命することは、私も望みません。でも、すやすやと寝ている姿を見ているにつけ、鎮静剤を使うことに、何のためらいも感じなくなりました。幸い、長期使用にもかかわらず、大きな副作用もなく過ごしています。

アセプロマジンは取り扱っている病院が少ないので、代わりに癲癇の薬である、フェノバール等を処方されることがあるようです。ですが、鎮静効果が低い上に、高齢犬では後ろ足に力が入らなくなる等、副作用があるようです。かかりつけの獣医さんによれば、今のところ、犬につかえる薬としては、アセプロマジンを超える鎮静剤はないとのことでした。

投与量、投与方法、タイミング等、個々によって違うので、最初は試行錯誤ですが、安定してくると、本当に良い薬です。ただし、万が一、他の犬が過剰に誤食してしまうと命に係わるので、保管は慎重に、私は冷蔵庫に入れています。

マーキュンは寝たきりになっても、暴れることはありませんでした。ワカチーはどうなるのかな?? 

 

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2 コメント

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Unknown (スコルママ)
2017-12-15 19:59:37
手当・・・ママさんの手当てがいいお薬だったんですね。安心できること、ママさんの気が伝わること。手当てに勝るものはきっとないんでしょうね。
我が家のスコルも夏には11歳になります。いつまで元気でいてくれるのか不安ですが、最近お散歩も自発的に距離が延び、おもちゃを持ってきては遊びに誘ってくれます。マーナのおかげでしょうか。獣医さんでも10歳には見えないと言われて喜んでいます。
やんちゃなマーナ(我が家の最大)は、要求があると甘噛みをする悪ガキですが、よい子のときはすごく良い子なのでまたさらに甘やかしてしまいます。
いつか、フィリップパパと並ばせてみたいなと思います。
Unknown (KISAKI)
2017-12-16 15:54:24
スコルままさん
なるほど、手当・・ですね。やっぱり、誰かがいるとわかると、安心するのでしょうね。
スコル君、11歳ですか!!もうそんなになるのですね。マーキュンに良く似た感じのスコル君、可愛い爺ちゃんになりそうですね(^_^.)
マーナ君、要求があると甘噛み・・・。それは、フィリパパも同じです。変なところまで、遺伝してしまったのですね(-_-;)

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