えんめい〜縁命

82歳、ひとり暮らしの母が入院しました。

命の縁 7月6日(水)

2016-12-12 23:43:53 | 日記
6月29日に看護師主任のSさんに言われました。
「食事を全然召し上がられないので、今後の事を考えておいて下さい」と。
それは経管栄養にするか、胃ろうか、このまま様子をみるかという選択です。
経管栄養というのは、鼻からチューブで栄養を補給するというもの、胃ろうは胃に穴を開けて、そこから直接栄養を入れるというものです。

Sさんは、「経管栄養だと鼻からチューブを入れるから、顔が気持ち悪くて触ってしまう人がいらっしゃるんですよね。そういう場合は手を縛らせていただく事になります。私達もそういうことはしたくないんですけど‥」
「胃ろうも同じように胃のあたりを触る人がいらっしゃいます」とおっしゃいました。
それって、経管栄養や胃ろうを選択しない方が良いとおっしゃっているのかしらと思いました。

そして7月4日「先生のお話を聞いて下さい」とSさんから電話があって病院へ行ってみると、主治医の先生から
「食事が飲み込めなくなっているので、どうするかご家族で話し合って下さい」と言われました。
先生の話の後に会ったこの日の母は元気でした。
話の受け答えもしっかりして、顔も穏やかでした。

いつの頃からか私は、同じ服ばかり着ていくようになりました。
母の調子が良かった日の服です。
調子が悪かった日の服は絶対に着て行きませんでした。
何の根拠もないジンクスなんですけど‥‥。

そして7月6日、「どうして飲み込めなくなったのですか?何か原因があるのですか?」と聞いてみました。
「それは分かりません」という答えでした。
「原因を調べる事は出来ませんか?」と聞いてみました。
「このままで様子をみるというのは、何もしないという事ですよね。意識がないような状態ならそれも仕方がないかなと思いますが、話しかければ答えてくれるし、面白い事を言えば笑うし、帰るね〜と言えば、またおいでねと言って手を振ってくれるし‥‥。
何もしないのは考えられません。
でも、経管栄養か胃ろうか、どちらがいいのかは私には分かりません」

するとSさんが、
「そうですね。私も〇〇さん(母の名前)は、今まで飲み込めなくなった患者さんとは状態が違うと思っていました。のどの検査をしてもらいましょう」
と言って、検査の係の人に連絡を取って下さいました。
「検査の日が決まりましたらお知らせしますね」
という事で、その日は帰りました。

子供は親を選べないと言います。
でも父と母がいなければ、私はこの世に生を受ける事は出来ませんでした。
この広い世界で、私を産んでくれた母は一人だけです。
それは何者にも代えられない縁なのだと思います。
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