えんめい〜縁命

82歳、ひとり暮らしの母が入院しました。

縛られていました 9月12日(月)

2017-01-20 16:49:36 | 日記
面会に行くと、ミトン(手袋)をして、その手をベッドの柵に縛られていました。
オムツを外そうとするからだそうです。
3日前に行った時も、オムツを外そうとしていました。

紙オムツのテープの部分をもぞもぞもぞもぞして、結局外せなかったんですけど、ずっとそればかりやっていました。
話しかけると答えるし、手も止まるんですけど、話が途切れるとまたもぞもぞ…といった具合です。

「娘さんがいらっしゃる間は拘束は解いていいですよ」との事だったので、外してもらいました。
私がいる間はオムツを外そうとはしなかったので、そのまま帰ったけれど、その後はどうだったのかな?
2日後に行った時は、ミトンも拘束も外されていました。、

お隣のIさんは、ずっとミトンをしていらっしゃいます。
その手を拘束されている事もあります。
タオルケットで、ぐるぐる巻きにされている事もありました。

鼻に通されたチューブを触って、抜いてしまう危険があるからだそうです。
ミトンをしていても、ずっと手を動かしてあります。
認知症がかなり進んでいるのか、話しかけても答える事はないようでした。

以前は患者さんを縛るのはかわいそう、と思っていたけれど、もし鼻のチューブを抜いて、それが移動した部分が危険なところだったら、命に関わる事もあるかもしれません。
そう考えると、手を縛っている紐は、命を繋ぎとめておく紐なのかもしれないなと思いました。