神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

第124回「Mélange」読書会・合評会〈6月25日(日)〉のお知らせなど

2017年06月17日 09時14分49秒 | めらんじゅ
うるわしきレイニーシーズン(雨季=梅雨)がやってきました。

といっても神戸は晴れつづき。紫陽花がにこやかに咲いています。
 
今月もいくつかの文学活動が行われています。紹介します。
第124回「Mélange」読書会・合評会は、6月25日(日)に開催します。
今月も集い、詩を紡ぎ、詩を語りましょう。
 

----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.--第124回「Mélange」読書会・合評会〈6月25日(日)〉
◆2.--急逝した詩友・富哲世氏について
◆3.--カフェ・エクリの活動〈6月19日(月)〉
◆4.―「北の句会」〈7月23日(日)〉のお知らせ
◆5.--文学短報=A/――6月分のFMわぃわぃ「南の風」は6月17日(月)から放送開始
B/――第20回ロルカ詩祭は、8月19日(土)に開催 C/――元 正章牧師の「益田っこ」通信(3号)
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


◆1.--第124回「Mélange」読書会・合評会〈6月25日(日)〉

この会を運営しているのは、神戸を拠点とする詩のグループ「Mélange」。事務局は私・大橋愛由等。
詩の会(二部構成)をほぼ毎月開催しています(8月と12月は休会)。
☆第一部〈読書会〉の語り手は、福田知子さんです。
テーマは、われわれの活動母体となっいている詩誌「Mélange」(「月刊めらんじゅ」ではなく本誌の詩誌です)のこれまでのありようと、今年没後20年を迎える詩人・君本昌久氏について語ってもらいます。  
第一部は午後1時から3時まで。参加費無料です。ただ、講師へのカンパをお願いしています。
会場は、神戸・三宮のスペイン料理カルメン078-331-2228です。阪急神戸線三宮駅西口から徒歩一分の便利なところにあります。

――――――――福田知子さんからのメッセージ――――――――――――☆

1982年、詩人・君本昌久の主宰する『市民の学校』<詩のコース>のメンバーを巻き込んで生まれた詩誌「Mélange」。当詩誌は阪神淡路大震災を経て、1997年、君本昌久の死と共に一変したとの感を持っている向きもおられることだろう。しかしながら、その内実は決して一様ではない。創刊の翌年(1983年)から乗船した私は、この詩誌に関係する同人または誌友の中で最も古いのだが、改めて過去の「MÈLANGE」のページを繰り、表紙をデジタル化し、検証するにあたり、知らなかったこと、忘れていたこと、思い出したくないことなどが数多くあったことに今更のように驚いた。

今回の発表は、2017年3月18日兵庫県現代詩協会主催の会で、神戸元町・風月堂ホールにて発表した内容をベースにしながら、殊に5月26日に亡くなった富哲世さんの詩蹟をクローズアップして辿ってみたいと思っている。

詩誌「Mélange」については、君本昌久の詩と共にまだまだ検証すべき課題はあるかと思われる。しかしながら、資料の整理・分析は手間と時間がかかる仕事だ。むしろ遅すぎたかもしれない。いずれにしても「同人誌」そのもののあり方を問い、考える契機となる記録・記事が、特に第一次「Mélange」をていねいに紐解くことによって見えてくることは疑問の余地がないことだろう。詩を書く、書き続けることをねがう私たちは、ごく足元の大きすぎる遺産に気づくことだろう。これら頁を開くたびに、古くて新しい問いが同時に出現し、あふれる…それはきっと私だけではないだろう。詩をおもうひとなら、それら頁を開くと、きっとどうしたらよいか混迷の中にふたたび突き返される思いに浸されることだろう。(福田 知子)

――――――――――――――――――――☆

☆第2部・合評会(PM3:10-6:00)
そして合評会です。
作品の締め切りは6月22日(木)です。
「月刊めらんじゅ124号」は、通常の合評に提出する作品と「富哲世追悼特別企画」の二本立てで構成します。葬儀に合わせて寄せていただいた作品は、編集部がセレクトして掲載いたします(その際は詩・俳句作品を中心に掲載します)。また、新たに追悼作品もお寄せください。もちろん、通常の合評用作品もお待ちしています。)
合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ124号」に掲載します。
最近は、ネットでも見開き仕様で、公開しています。より多くのみなさんに、われわれの作品と詩誌が閲覧できるようになっています。

――――――――――――――――――――☆

「Mélange」月例会の日程を提案しておきます。
(敬称略・開催場所はすべて神戸三宮のスペイン料理カルメン・開催時間は毎回午後1時)
予定ですので変更する場合があります。その際には、この月報(「Mélange」メールニュース)あるいは、ブログ「神戸まろうど通信」をご覧になって確認してください。

☆07月23日(日)/第125回/発表予定者/大西隆志
◆8月19日(土)/第20回ロルカ詩祭(8月の例会は休みます)
☆09月24日(日)/第126回/発表予定者/未定
☆10月22日(日)/第127回/発表予定者/未定
☆11月26日(日)/第128回/発表予定者/木澤豊「シリーズ・宮澤賢治語り」
◆(12月の例会は休みます)

――――――――――――――――――――☆
「月刊めらんじゅ」123号(2017年5月21日発売)をネットで閲覧できるようにしました。

https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnxtYXJvYWQ2NjQ1NHxneDo0MGZjMzEyYjUwMzM2Njdh


//////////////////////////////////////////////////////

◆2.--急逝した詩友・富哲世氏について

☆5月26日〈金〉午前7時30分ごろ、急性呼吸不全のため逝去した詩人・富哲世氏。
葬儀は、28日〈日〉に神戸市北区の「ゆうあいホール」で執り行われました。
会場には有志による花輪を献じさせていただきました。
あらためて、お悔やみもうしあげます。

☆葬儀に間に合うよう、詩友のみなさんに、追悼文、弔辞、追悼詩・俳句の執筆をお願いしたところ、実質一日しか時間がないのにもかかわらず、多くのみなさんから文章と作品をいただきました。あらためて感謝いたします。
みなさんからいただいた文章・作品は、一冊の冊子にまとめました。PDFファイルで閲覧できますので、ご覧になってください。

https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnxtYXJvYWQ2NjQ1NHxneDoyYzU2MmQzYmFmODkyOWYy

☆また葬儀は、無宗教で執り行われました。その際、われわれ詩友が持参した弔辞、追悼文を、ご遺族の許可を得て、朗読することができました。
以下はその一部を動画におさめていますので、ご覧になってください。

http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/375791313
金里博氏の追悼詩朗読。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/375791680
月村香氏の追悼詩朗読。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/375792011
中嶋康雄氏の追悼文と大橋愛由等の追悼詩朗読。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/375797892
今野和代の追悼詩朗読。

☆富氏の葬儀のあと、富氏の作品集を刊行することについて、それが可能かどうか詩友たちと語り始めています。
詳しい結果がわかりましたら、またこのメールニュースでお知らせします。

☆富氏の絶唱であるロルカ詩祭におけるロルカ作「イグナシオ・サンチェス・メヒーアスへの哀悼歌」の朗読音源が見つかりました。
2001年の録音です。伴奏は琵琶奏者の川村旭芳さん。和楽器との相性も抜群です。この音源を、わたしが番組パーソにリティをつとめるFMわぃわぃ「南の風」で紹介しました。

//////////////////////////////////////////////////////

◆3.--カフェ・エクリの活動〈6月19日(月)〉

高谷和幸氏主宰の詩の会「カフェ・エクリ」についてです。
この会は、(兵庫県)播磨地域で表現活動することを全面に押し出した詩を中心とした文学集団です。
月に一回の詩の会(「Mélange」例会と同じく読書会パーツと詩・川柳の合評会の二部制)を中心に、
シンポジウム開催や、年に一回程度の小紀行をしています。

》》》》》》〈6月19日(月)〉〈開催場所・姫路市「納屋工房」/発表者・北岡武司氏〉
 
エクリのご案内(開催場所が変更されています。ご注意ください)
読書会 講師 北岡武司氏(詩人・哲学者)
テーマ「ミニヨンの詩など」― 『ウィルヘルム・マイスターの修業時代』 (Wilhelm Meisters Lehrjahre;1796)― より
19日(月)午後2時から 姫路「納屋工房」
大手前第1ビル4階 079-263-7878 
(大橋追加註/『ミニョン』(Mignon)は、アンブロワーズ・トマのオペラ作品。1866年、パリのオペラ=コミック座で初演された。ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの小説「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」を基に大幅な脚色を加えている。/https://ja.wikipedia.org/wiki/ミニョン)

第二部の詩・川柳の合評会は、自作品のコピーを15部程度持参してもってきてください。


「カフェ・エクリ」連絡先
高谷和幸
〒676-0815 高砂市阿弥陀1-11-24
080-5311-6265

》》》》》》今後の「カフェ・エクリ」の開催日時(敬称略・開催時間は毎回午後2時)/前回より若干変更しています。
・7月10日(月) 〈開催場所・赤穂市「煉瓦屋」/発表者・情野千里〉
・8月は休会。
・9月18日(月・祝)〈開催場所・姫路市アイメッセ/発表者・中村雅子〉
・10月30日(月)〈開催場所・たつの市ガレリア/発表者・原田哲郎〉
・11月20日(月)〈開催場所・姫路市「アイメッセ」/発表者・吉田ふみゑ〉
・12月11日(月)〈開催場所・赤穂市「煉瓦屋」/高谷和幸〉
・2018年1月は休会。
・2月12日(月・祝)〈開催場所・姫路市アイメッセ/発表者・得平秀昌〉
・3月05日(月)〈開催場所・たつの市ガレリア/発表者・大橋愛由等〉

》》》》》》
なお、エクリでは、年に一回の文学誌「Oct.」の発行以外に、あらたに合評会に出された詩稿を年に二回まとめた冊子を発行する予定です。

◆3.―「北の句会」〈7月23日(日)〉のお知らせ/7月句会は7月23日(日)1:00-5:00 で、生野区民センター
(北村虻曳氏からの情報)
「JR環状線桃谷駅から1kmですが、迷いやすいので、間違いにくい単純な経路案内を作ります。課題とともに1ヶ月ほど前にお知らせします。」

(大橋註/ちかごろなかなか「北の句会」に参加できませんが、聞くところによると、参加人数も増えて、会として活発になっていると聴きます。結社、作風を超えた俳人たちの句会としては、関西でも希少な会といえるでしょう)

◆4.--文学短報
A/――6月分のFMわぃわぃ「南の風」は6月17日(月)から放送開始
   神戸と奄美を結ぶ情報番組の「南の風」。放送は、FMわぃわぃのホームページから随時聞く事ができます。
   放送時間は1時間。 
   6月分の放送は17日(月)から放送されます(毎月第三土曜日からその月の放送を聴くことができます)
   http://tcc117.jp/fmyy/category/program-info/okinawa-amami/
   6月の特集は「悼む・追悼」。西郷隆盛、島尾敏雄の情報をはじめとして、詩人・富哲世の第四回ロルカ詩祭におけるロルカ作「イグナシオ・サンチェス・メヒーアスへの哀悼歌」の朗読も番組の後半に聴くことができます。(もうすぐアーカイブとして聴くことができるようななります。あとしばらくお待ち下さい)

B/――第20回ロルカ詩祭は、8月19日(土)に神戸・三宮のスペイン料理カルメンで開催いたします。
 第一部はロルカ詩の朗読。第二部はロルカ的世界に身を委ねた詩人たちの朗読です。
 午後5時開場。第一部は午後5時から6時まで。15分間の休憩を挟んで、第二部は午後6時15分から8時30分まで行います。
 (現在、詳細をつめているところです。全体像が見えてきたら、お知らせします)

C/――元 正章牧師の「益田っこ」通信(3号)。
(今年4月から島根県益田市にある日本基督教団益田教会に牧師として赴任した元(はじめ)正章氏のハガキ通信です。読書人ならではの豊かな読書量に裏うちされた読み応えのある文章なので、全文を引用することにします。)

―――――――――――――――――☆

「益田っこ」(3号)「風の人(夢みつつ深く植えよ)」

 地域紙「山陰中央新報」によれば、「風の人」とは、その土地で生まれ育ち、地域のことをよく知る「土の人」に対する反対語として用いられている。地元の人は存外「灯台もと暗し」というか、地元のことは馴れっこになってしまって、その恩恵に魅力を感じないものだが、そのことを気付かせてくれるのがIターン者を含めた「風の人」であるとする。そして「風」と「土」」とが合わさって「風土」となるのだと。いかにも、もっともな考えではある。「風の人」と「土の人」との出会いと交流を模索していけば、そこから「里山文化」のような異種の文化が生まれてくる可能性はあるだろう。しかし、地元から発信される情報なり地域起こしはマンネリ化し、アナクロニズムの域を出ていない。要するに、郷土愛・郷土文化の中で自己充足する傾向にある。そこがなんともわびしいし、やりきれない。ホタルは乱舞し、満天の星は輝くのに、そこには「風に立つライオン」がいない。

「風の人」イエスが、そうであったと、ふと思う。「風は思いのままに吹く。あなたがたはその音を聞いても、それがどこから来て、どこへ行くかを知らない。霊から生まれた者も皆そのとおりである」(ヨハネ3:8)。そういえば「フーテンの寅さん」にも、そうした一面があったな。「じゃ、また、夢の続きを見るとするか」。

『夢みつつ深く植えよ』は、『独り居の日記』の著者メイ・サートンの書名でもある。この本を、「草花舎」(ギャラリー喫茶)で見つけたとき、益田の土を海を川を星を、そして人を抱きしめたくなった。
〒698-0021 益田市幸町4-54 日本基督教団益田教会牧師    元 正章

―――――――――――――――――☆
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 増田まさみ句集『遊絲(ゆう... | トップ | 第125回「Mélange」読書会・... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。