オーダーリング、mamaringデザイナーのブログ

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子どもの安全

2015年08月27日 | 思う

久しぶりの更新です。

もうすぐ夏休みが終わる・・という時期ですが

皆さま、恒例の宿題追い込みは順調でしょうか?


私は、ここ2週間、大阪の痛ましい事件の事で

ニュースに釘付けになってしまいました。


中学1年生の男の子と女の子が・・・という報道に

「日本って、そういう事件の起こる国なの?!」と

震撼とさせられました。


容疑者は逮捕されたものの、未だに「カンモク」(完全黙秘)

という状態で、警察は懸命に証拠集めに頑張っているという

日々の様です。


世間的には、深夜に子供が出歩いているのがオカシイ、

という声も有った様で、被害者のお母様は

我が子を失った想像も出来ないような悲しみと同時に

世間からの批判の声にも晒され、これからをどうやって

自身や残された家族を立て直していくのか・・と考えると

世間の声とは別に、いたたまれない気持ちになります。



この事件を通して、とても考えさせられたのは

中学生という時期の難しさです。


我が家にも反抗期真っ最中、「中2病」真っ盛りの中2男子が居りますが

本当に親の言う事なんて聞きません。

右と言えば左、上と言えば、わざと下を向くような状態で、

今日は妙に素直かと思えば、後にちゃっかり金銭の要求が待っていたり・・・と。


この時期は、色々な事に不満が有る様でちょっとした事に怒りや憤りを感じ

自分は「10の内の9」は間違っていても 残りの1の正当性を堂々と主張して

通そうとする・・・

親の方は、仮に本人曰くのその1が正しくても 残りの9は間違っているのだから

その9の間違いを正そう・・・とさせるので そこで大揉め。


聞いた所に寄ると、たった一つの「残りの1」の本人の正当性を

まずは認めてあげないと 心を開かないとか・・・


とても面倒です。  

はい・・・とっても面倒な時期です。


なので、この時期は 出来るだけ放っておくのが一番・・・などと言われます。


子どもの色々な事に目をつむって 見て見ぬフリをするのも大事と言われました。

しかし、この様な事件を前にしてそんな無責任な事をしていられない・・

という思いもあります。



事件のお子さん達がどの様な日常を送っていたか、は私も知りません。

度々、友達の家に泊まりに行く事が有った様ではあります。

勝手な憶測ですが、もし仮に日常は親に反抗的で不機嫌で、

帰って来るとはイライラしている娘や息子が、よそのお宅では

礼儀正しかったり素直だったり・・・友達の家に遊びに行った後は

家でも上機嫌でその話を親にしてくれたり・・・と。

ならば・・・たまにはお泊りもアリかな・・・なんて

最初はそんなスタートだったのでは?・・・

と想像したりしておりました。


もう親の言い分での「縛り」の効かない時期に入ってくるのが

中学生だと思います。

また・・・

携帯電話を持たせているから・・・何か有れば電話が来るハズ・・・

その安心感が 自然と子供たちを野放しにしていくように感じます。

実際に、私もそうです。

子どもたちに困った事が有れば、ラインが来る、電話がかかってくる

そうやって対処してきました。

携帯電話を持たせている事が安全対策なんだと思ってきました。

でも本当は、ホントの緊急時に電話なんて出来ないのですよね・・・・。




この事件後、子供たちには食卓で何度も何度も話をしました。

自分は男だから大丈夫・・・なんて保障はどこにも無い事

犯罪者は、まず弱者(自分より体が小さい子供や女性)を狙う事

(弱いものイジメはダメ、なんて正当論は、犯罪者には通用しない事)

そして、私自身の体験談も話しました。


私は、独身の頃一人暮らしをしていた時期がありますが、

仕事帰りに(実はそんな深夜では無く、

21時頃だったと思いますが、人通りの少ない道でした)

車に乗った男性に道を聞かれ、説明すると

「よく解らないから 車に乗って一緒に行ってくれる?」と

頼まれた事が有ります。


断ると妙に執拗に頼んでくるので、怖くなってダッシュで

帰った記憶が有ります。


また別の日には、夜、仕事帰りに一人で歩いていると

後ろから キーコーキーコーと自転車が近づいてきて

追い抜きざまに スカートをめくられ 思いきりお尻を

ムギューと 掴まれました・・・


全裸コート男や 全裸で頭だけストッキング男に狙われた事も有りました。

(日傘の存在で助かりましたが・・・)


どれもこれも理不尽で悔しくて 後で考えると怒りがこみあげてくる事

ばかりですが、要因は 私が細くて小さくて華奢だったからだと思います。


私の中身は別として、「反撃されにくい相手」と思われただけです。


その事を、子供たちに伝えました。


「弱いものをイジメてはいけない」という私達の大切な教えとは


全く別に 犯罪と言うのは理不尽に 弱者(子供や女性)に

降りかかってくる・・・・


だから・・・自分で自分を守らなくてはいけない・・・と。



○暗くなる前に家に帰る。

○ボケ~っと歩かない。

○背後に注意して歩く。


これはまず基本ですね。



最近の連れ去り事件は 年々巧妙化している様で、

最近はこんな手口が有るそうです。


「背中に虫がついている!!取ってあげるよ」と。


うう・・・・ 虫嫌いの息子が引っかかりそう・・・


「お菓子あげるよ」なんて在り来たりの事は

もう言わないらしいです。


相変わらず定番としては「お母さんの具合悪い」というのが

有るそうですが、それを言われたら、まずは

「『お母さんは、死んで居ません』って言って逃げなさい」と言ったら

「それは流石に言えない」と言っていましたが

「狙われたら、それ位の覚悟で自分を守る!」と真剣に言ったら

事の重大を判ってくれたようです。



他には・・・・(専門家曰く)

一人の時は小走りで歩く(急いでいる子は狙いにくいらしい)

車に2メートル以内近づかない(抱き上げられて連れ込まないため)


などが有るそうです。



子供たちには 外の世界にどんな恐ろしい事が存在するかなんて

想像すらつかない・・・と思います。

怖い目に合った事がない親のお子さんほど無防備なんだそうです。

子どもに怖い事を教えるのは 少々気が引けるのですが

後で後悔の無い様に、伝える事はキッチリ伝えていかなければ・・・と思います。




また、今回の事件で最も残念だったのは、

プチ家出をして(本人は、そのつもり)友人宅へ泊まろうと試みたものの

皆に断られて、行き場を失い商店街で一夜を過ごした事、

それでも家に帰ろうとはせずに他人を頼ろうとしたこと(容疑者に)。

どんなに親とぶつかろうとも、そんな辛い状態になったら 

(一睡もしてなくて眠くてお腹も空いて)

「ねえ、怒られてもいいからやっぱり・・ウチに帰ろうよ」って

そう思って欲しかった・・・

親はどんなに怒ってもガナっても やっぱり地球上の誰よりもあなたを愛してる

って事をしっかり子供に伝えなくちゃいけない・・と思いました。 




何度考えても 悔しくて悲しくて許せない事件・・・

色々な所で 未然に防げた機会も存在していたのに(東京で職質がされていたとか)

(見かけた大人がいたとか)

大人の無関心や 自分の事で精一杯で・・・ こんな悲劇を招いては、いけないのです。

まだ日本は、海外と比べると驚くほど安全な国です。

海外在住のお友達から話を聞くと、子供の移動には全て親が同行するか

専用のドライバーやシッターさんを付けるのが常識とか。


でもそうした平和な日本の盲点を突くかのような犯罪は確実に

増えているように思います。

まずは自分たちの意識から変えていかなければならない・・・と

強く強く感じました・・・。






   ・・・・・・。






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