
THE NARROW CORNER

1932年 サマセット・モーム
モームが60歳ぐらいで書いた長編なんですけど、読み終わって真っ先に感じたのは
“ 結局人は独り ” 的な孤独感と、なんか女に手厳しい…という理不尽さでしょうか。
福州で開業している英国人の医師サンダースが、診察のためマレー群島の孤島タカナ島に
はるばる出かけたことから物語が始まります。
サンダースはその島で、調子が良くて胡散臭いが腕はいいニコルズという船長と
謎が多い美青年のフレッド・ブレイクに出会います。
ニコルズは正規の船では働けない理由があるようです。
フレッドは偽名を使い、身分を隠しているようです。
二人は気が合わないらしく、楽しい航海をしているようには見えません。
帰りの船を待ちくたびれたドクター・サンダースは二人の船に乗せてもらうことにします。
三人が乗った立派とは言い難い船は大海で大風に遭いますが
難破の危険を切り抜けオランダ領カンダ・メイラに到着しました。
カンダ・メイラのホテルで、エリックという正直で純粋なデンマーク人と知り合いました。
それまであまり明るい顔を見せなかったフレッドはエリックと意気投合して
若々しさと無邪気さを見せるようになります。
三人はエリックの紹介で島に住むフリスという英国人の一家を訪ねることになりました。
フリスは誰も喜びそうもない東洋哲学や詩に没頭している好人物でした。
元船乗りでわがまま放題の義理の父親と、とても美しく落ち着いた娘のルイズと
三人で暮らしています。
フレッドとルイズはお互いに惹かれたようでした。
で、ここからはお茶を濁すけど、ルイズはエリックの婚約者なんですね。
エリックはルイズが大人になるのを心待ちにしているんだけれども
フレッドが夜中にルイズの寝室から出てくるところを目撃してしまい… おぉぉ
そしてルイズがエリックと婚約していたことを知り
大好きな友人を裏切ってしまったことに苦しむフレッドは… むむぅ
そして涙ながらにドクター・サンダースに語った過去とは… うぅぅ
ドクター・サンダースは二人と別れて別の船で島を発ちます。
1ヶ月後、シンガポールでばったりニコルズに出会ったサンダースは
フレッドの衝撃的なその後を聞かされます。
内容はというと、モームお得意の植民地が舞台で、海や空の描写もふんだんにあり
冒険もあり恋もありと、それなりに面白い話ではあったのですが
なんていうの… いつものモームと違って、なんだか女性を悪者に仕立ててる気がするの。
モームはもともと女性のことを優しく描写してくれる人ではないけれど
あまり誰かの非を責めるような書き方はしない気がしてたんですけどね。
今回は、もう何が悪いって女が悪い! と決めつけてる感じ。
こっちにすれば、男の方だってどうなのさ
と言いたくなるんですけどね。
それから、男性陣の独ぼっち感というか独り好き感が滲み出てます。
多くの人と関わらず、煩わしい付き合いは避け、
独りの時間を愛するっていう人ばかりが登場してるみたい。
でも、気楽で自由なように書かれているけど、なぜか寂しさが感じられるんですよ。
好き好んで自由なわけではない、やむを得ない気ままな暮らし、とでも申しましょうか。
独りぼっちの負け惜しみと言ってもよいかもしれません。
実は女性より男性の方が寂しがり屋で孤独に弱いと踏んでるんですけどいかがでしょう?

1932年 サマセット・モーム
モームが60歳ぐらいで書いた長編なんですけど、読み終わって真っ先に感じたのは
“ 結局人は独り ” 的な孤独感と、なんか女に手厳しい…という理不尽さでしょうか。
福州で開業している英国人の医師サンダースが、診察のためマレー群島の孤島タカナ島に
はるばる出かけたことから物語が始まります。
サンダースはその島で、調子が良くて胡散臭いが腕はいいニコルズという船長と
謎が多い美青年のフレッド・ブレイクに出会います。
ニコルズは正規の船では働けない理由があるようです。
フレッドは偽名を使い、身分を隠しているようです。
二人は気が合わないらしく、楽しい航海をしているようには見えません。
帰りの船を待ちくたびれたドクター・サンダースは二人の船に乗せてもらうことにします。
三人が乗った立派とは言い難い船は大海で大風に遭いますが
難破の危険を切り抜けオランダ領カンダ・メイラに到着しました。
カンダ・メイラのホテルで、エリックという正直で純粋なデンマーク人と知り合いました。
それまであまり明るい顔を見せなかったフレッドはエリックと意気投合して
若々しさと無邪気さを見せるようになります。
三人はエリックの紹介で島に住むフリスという英国人の一家を訪ねることになりました。
フリスは誰も喜びそうもない東洋哲学や詩に没頭している好人物でした。
元船乗りでわがまま放題の義理の父親と、とても美しく落ち着いた娘のルイズと
三人で暮らしています。
フレッドとルイズはお互いに惹かれたようでした。
で、ここからはお茶を濁すけど、ルイズはエリックの婚約者なんですね。
エリックはルイズが大人になるのを心待ちにしているんだけれども
フレッドが夜中にルイズの寝室から出てくるところを目撃してしまい… おぉぉ
そしてルイズがエリックと婚約していたことを知り
大好きな友人を裏切ってしまったことに苦しむフレッドは… むむぅ
そして涙ながらにドクター・サンダースに語った過去とは… うぅぅ
ドクター・サンダースは二人と別れて別の船で島を発ちます。
1ヶ月後、シンガポールでばったりニコルズに出会ったサンダースは
フレッドの衝撃的なその後を聞かされます。
内容はというと、モームお得意の植民地が舞台で、海や空の描写もふんだんにあり
冒険もあり恋もありと、それなりに面白い話ではあったのですが
なんていうの… いつものモームと違って、なんだか女性を悪者に仕立ててる気がするの。
モームはもともと女性のことを優しく描写してくれる人ではないけれど
あまり誰かの非を責めるような書き方はしない気がしてたんですけどね。
今回は、もう何が悪いって女が悪い! と決めつけてる感じ。
こっちにすれば、男の方だってどうなのさ
と言いたくなるんですけどね。それから、男性陣の独ぼっち感というか独り好き感が滲み出てます。
多くの人と関わらず、煩わしい付き合いは避け、
独りの時間を愛するっていう人ばかりが登場してるみたい。
でも、気楽で自由なように書かれているけど、なぜか寂しさが感じられるんですよ。
好き好んで自由なわけではない、やむを得ない気ままな暮らし、とでも申しましょうか。
独りぼっちの負け惜しみと言ってもよいかもしれません。
実は女性より男性の方が寂しがり屋で孤独に弱いと踏んでるんですけどいかがでしょう?











nonoと申します。どうぞよろしく!
サマセット・モームに一時期、はまった事がありました。
>実は女性より男性の方が寂しがり屋で孤独に弱いと踏んでるんですけどいかがでしょう?
最後の文章を読みまして、同感!と、思わず口に出してしまいました。
時にこの本は、なぜか読んでいないのですよね〜?
探して読むことにします。
時にモームは、何であんなに東洋の旅をつづけたのでしょうかしら?
「スパイだった・・・」とか、の話???
いかがに思われますでしょうか?
あれ!話が横に行っています(ー_ー)!!
失礼しました。
また、遊びに伺います。よろしく!
コメントありがとうございます。
モームは大好きで、何度も同じ話を読んでいるのですが、この本は初めて読んだんです。
ちょっと今まで読んだモームと違うような気がしないでもないですが、主人公の冷めた感じはモームらしかったです。
モーム=スパイは本当ですよね?
自分をモデルにしてるんじゃ?と言われているらしい『アシェンデン』を読むと、前線でバリバリ作戦を遂行してた感じはありません。
私の印象は“連絡係”…?
読まれました?
もしまだでしたら、とっても面白いのでぜひ!
では、また。