まりっぺのお気楽読書

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イギリス王エドワード4世愛妾 ジェーン

2017-07-24 20:51:21 | 王の寵姫・愛妾
エンタメ界もだまってない “ 性悪女 ”
ライモン夫人 ジェーン ・ショア


1445〜1528/愛妾 1475〜1483

ヨーク家初の王、エドワード4世は、人妻大好き!の浮気者で
数多くの愛妾をかかえていて、ジェーンもそのひとりでした。

しかし、王自身が「この王国で最も軽薄で狡猾で手におえない売春婦だ!」と
言い放ったお相手でした。
いったいどんな女性だったんでしょうね?

ジェーンは、ロンドンで成功していた商人ジョン・ランバートの娘でした。
エリザベスと名付けられましたが、ミドルネームのジェーンの方が知られているようです。
     
ジェーンは父親の店のおかげで上流の人々と会える機会が多く、マナーも覚えていきました。
とても知的だと言われ、美しさも “ ロンドンの薔薇 ” と讃えられるほどでした。

そりゃあモテモテだったでしょうよ!
ジェーンの数多い讃美者の中には、エドワード4世の親友ヘイスティング男爵もいて
結婚するまでお付き合いをしていたようです。

かなり若い頃、15歳ぐらい年上の商人ウィリアム・ショアと結婚しました。
ウィリアムはかなり裕福でハンサムだったのですが、ジェーンは夫を愛せなかったようです。
夫の申し立てで離婚する1476年の1年ぐらい前から、エドワード4世の愛妾になっていました。

しかし、王様の愛妾になっただけでは満足しなかったみたい。
エドワード4世妃エリザベス・ウッドヴィルと前夫との長男ドーセット候トマス・グレイと
付き合ったり、ヘイスティング男爵と再燃したりしてます。
  
ちなみに登場人物の相関図はこんな感じ… すごいっすね!

ところが、手におえないと言ってみたり、こんなに奔放なところを見せられても
エドワード4世はジェーンを捨てることはなく、死ぬまで愛妾にしてました。

1483年にトマス・グレイとヘイスティング男爵は反逆罪で処刑されます。
その際、ジェーンが逃走中のトマス・グレイを匿ったという罪で
リチャード3世から公開懺悔を命じられ、日曜日の町をひきまわされました。
下がその時の様子です。 よっぽど有名な話なのか、他にも何枚か絵が残ってます。

           

もし当時ワイドショーとかタブロイドとかあったら、毎日大にぎわいだったでしょうね!

でもこれで終わらないのが “ THE 女 ” として生きる女性のすごいとこ!
石で打ち殺された というのは嘘で、姦通罪で監獄に入っている間に
王室弁護士トマス・ライモンを誘惑して恩赦で出所すると、まんまと結婚しちゃいました。
ちなみに、ライモンは周囲の人に結婚を止めるようかなり説得されたそうですけど…

そんなライモンに恥をかかせちゃいけない!と思ったのでしょうか?
それとも娘さんの誕生を機に改心したのかしらね?
結婚後は立派な中産階級婦人として生きたみたいです。

(参考文献 森護氏『英国王室史話』 Wikipedia英語版)

これさえあれば、あなたも英国王室通
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね

  

ひとことドラマコーナー
『ごめん、愛してる』が始まりましたね。 わたしは韓国版はギブアップしちゃったんですけど日本版はどうでしょう?
と思ってたけど、日曜日が休みじゃないことが多いので2話しか見てない… 今のところダンナさんが見続けてます


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