まりっぺのお気楽読書

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イギリス王ジョージ4世愛妾 メアリー

2009-10-23 02:46:14 | 王の寵姫・愛妾
放蕩王子初の愛人
ロビンソン夫人 メアリー・ダービー


1758~1800/愛妾 1779~1781

大英帝国のジョージ4世といえば亡くなった時でさえこきおろされたという
借金まみれの放蕩王です。
もちろん愛人はいたのだけれど、若い女に次から次へと手を出して遊んでは
ポイポイ捨てるタイプではなかったみたい… どちらかといえば熟女好き?

王妃キャロライン・オブ・ブルンスウィック が少しでも理想に近い女性だったら
ジョージ4世の人生も少しは違っていたかもしれないですね。

そんなジョージ4世が最初に恋人にしたというのが
メアリー・ロビンソンという女優で4歳年上の人妻でした。
ジョージは17歳、青春真っ盛りですね!

王太子ジョージは遊び人の叔父カンバーランド公にシンパシーを感じていて
一緒に遊び歩いていたのですが、その時に知り合ったのが彼女。
ジョージはメアリーに豪華なアパートや宝石を贈り続けたそうで
これが彼の借金人生の始まりだったようです。
         

メアリーはブリストルで船長の娘として生まれましたが
父親はあまりあてにはならなかったみたい。
母親のへスターが5人の子供たちを育て、女学校まで開いていました。

将来遺産を相続をするというトマス・ロビンソンとメアリーを結婚させるために
頑張ったのもへスターです。
とかろが結婚してみると、実はトマスが遺産を相続するというのは嘘でした
しかもとんだ浪費家で、メアリーが家計を支えていたそうです。
それなのにトマスは借金のせいで収監されてしまいました。

夫が釈放されると、メアリーは劇場に出る決心をします。
家計を支えるのって大変!
メアリーはよっぽど亭主を愛していたのかしら?
かなり甲斐性なしだと思われるが…

女優として舞台に立っていた時にジョージと知り合いました。
ジョージはメアリーに20,000ポンド出して愛人にしたそうですよ。
メアリーは一躍脚光を浴び、トレンドセッターになったということです。

でもジョージは早々に飽きちゃったらしく、1781年には関係を絶つことにしました。
ジョージと別れると、メアリーはラブレターを本にして出版するぞ!と
5,000ポンドを要求します。
ジョージはあれほど反抗していた父王ジョージ3世にお金を出してもらったとさ。

いくら王子のラブレターっていったって
べつに他人のラブラブな手紙なんか読みたかないけどね。
どうせこっ恥ずかしいことが書かれてるだけでしょーが

別れた後で相手の欠点を言い出したり、秘め事を公表したりって
今でもあんまりみっともいいものじゃありませんね。
いい気になって暴露本とか出さないように!

(参考文献 森譲氏『英国王室史話』 Wikipedia英語版)

これさえあれば、あなたも英国王室通
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