まりっぺのお気楽読書

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デンマーク王ハンス妃 クリスティーネ

2010-03-08 00:31:54 | デンマーク王妃
取り残された王妃
ハンス妃 クリスティーネ・アフ・サッシェン


1461~1521/在位 (デンマーク王妃)1481~1513 (ノルウェー王妃)1483~1513
          (スウェーデン王妃)1497~1501

クリスティーネはザクセン選帝侯エルンストの娘で、17歳の時にハンスに嫁ぎました。
          
デンマーク王になった1481年には王太子も生まれ
1497年にはスウェーデン王位を手に入れて一時落ち着きを取り戻した王夫妻でしたが
1500年、ハンスはクリスティーネを摂政にしてスウェーデンを留守にします。
でも、一番火種を抱えているスウェーデンに王妃だけ残して行くってどうなのよ?

実はこの時、ハンスはクリスティーネの侍女エデルにのめり込んでいて
夫婦は破綻していたんですよね…事実上の別居ってことかしらね。

クリスティーネはストックホルムのトレクローナ城に滞在していたんですけど
案の定1501年にスウェーデン反乱軍に包囲されてしまいます。
クリスティーネは翌年5月まで頑張りました。
でも病気と食料不足で、彼女を守っていたデンマーク兵が1000人から70人に減ってしまい
やむを得ず城を明け渡しました。

一時投獄され、ヴァドステーナ修道院に入れられたクリスティーネは
スウェーデン摂政のステン・スチューレと夫ハンス王が和平交渉を終結後
やっとデンマークに帰国します。

帰国はしたものの、やはりハンスとの仲は修復できなかったみたいで
ドイツに嫁いだ娘を訪ねた後は宮廷の別棟で別居生活に入りました。
家庭内別居と言っても広いからね~、宮殿。
ほとんど顔を合わせなくてすんだんじゃないかしら?

寂しい王妃のお約束…芸術、音楽、慈善活動に打ち込んで暮らしたそうです。

(参考文献 Wikipedia英語版)

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