まりっぺのお気楽読書

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『ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース』ガツンと失恋しました

2016-04-06 22:00:38 | イギリス・アイルランドの作家
BRITISH AND IRISH MASTERPIECES 
ジョナサン・スウィフト/メアリ・シェリー/チャールズ・ディケンズ/オスカー・ワイルド
W・W・ジェイコブズ/ウォルター・デ・ラ・メア/ジョセフ・コンラッド/サキ
ジェームズ・ジョイス/ジョージ・オーウェル/ディラン・トマス

イギリス文学好きと言っておきながら… しかも、柴田元幸さん編訳なのに…
作家陣もそうそうたるものだっていうのに…

おさめられている12篇は、英国で語りつがれている名作だそうです。
いくつかは納得しましたが、いくつかは、え? こ、これ? と戸惑いました。

納得できなかったものの最たるお話しは、スウィフトの
『アイルランド貧民の子が両親や国の重荷となるを防ぎ、公共の益となるための
 ささやかな提案』というのですが、これ、いくら冗談とはいえ
大問題にならなかったのでしょうか?
今なら一発でメディアからたたかれてしまうね! たぶん…

印象に残ったお話しをいくつかご紹介します。

『死すべき不死の者(The Mortal Immortal)/1833年 メアリ・シェリー』
323年間生きてきた男性の独白。
錬金術師コルネリウスが作った薬を媚薬と間違えて飲んだために死ぬことができない。
300年前に愛するバーサと結婚したが、彼女だけが年をとっていった。

韓国ドラマで『星から来たあなた』っていうのがあって、主人公の宇宙人は年とるサイクルが
人間と違うから、400年生きてても若いわけ! それで好きになった女性が
「私だけがばあさんになってしまう!」って愕然としちゃう、っていうのを思い出した。
それはおいといて、生き続けるのもけっこう大変なんだなぁ… 妻の気持ちもよくわかる…

『猿の手(The Monkey's Paw)/1902年 W・W・ジェイコブス』
ある雨の夜、郊外に住むレークスナム荘のホワイト一家を退役軍人モリスが訪れ
願いが三つ叶うがろくなことにならないという、ひからびた猿の手を置いて行く。
息子のハーバートはバカにして「200ポンドを与えたまえ」と祈れと言う。

ジェイコブスは、たぶん、短篇選で『失われた船』『人殺し』
2篇しか読んだことがないと思います。
いずれにしても怪奇畑の方だと思いますが、なぜかしんみりするのよね。

『運命の猟犬(The Hounds of Fate)/1911年 サキ』
何もかも上手くいかなかったマーティン・ストーナーは、海を目指して歩いていた。
しかし、雨宿りをさせてもらおうと立ち寄った屋敷で、行方不明になっている
女主人の甥に間違えられ、食事を出された上に心地のいい部屋を与えられた。

サキはクスッと笑えるお話しも多いですが、やはり英国の名作家だけあって
怪奇的なものも多いですよね。
このお話しも怖いんだけど、坊ちゃま思いの老使用人の判断が悔やまれる感じです。

ワイルドの『しあわせな王子』『ダブリン市民』からの『アラビー』と『エヴリン』
オーウェルの『象を撃つ』などは、私もお気に入りですが
どうしてもついていけない作品もいくつかありました。

これが英国人好みの物語なのかぁ…

ハードロック好きで、イギリスの小説が好きで、イギリスの雰囲気が好きで
以前は休みといえばイギリスに行っていたのに、私はイギリス気質ってものを
なーんにも理解してなかったようです。
何年もの片思いに終止符がうたれた気分です。

イギリス人が好んで、長く語りつがれたという作品の数々
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね



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