まりっぺのお気楽読書

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デンマーク王クリスチャン4世妃 アンナ・カタリーネ

2010-03-14 00:28:47 | デンマーク王妃
万事目立たなかった王妃
クリスチャン4世建築王妃 アンナ・カタリーネ・アフ・ブランデンブルク


1575~1612/在位 (デンマーク・ノルウェー王妃)1597~1612

アンナはブランデンブルク辺境伯ヨアヒム・フリードリヒの娘で
クリスチャンがドイツを旅行中、彼女に会う機会があって結婚を決めました。

         

アンナは慎ましやかで神聖な雰囲気の持ち主で、その上品さが人気でした。
政治的なことには一切口を出しませんでした。

クリスチャン4世は、陽気で遊び好きな、絶大な人気を誇る王でした。
引き続きデンマークを繁栄させ、様々な建築物を建てて都市を発展させました。

あまりにも人気者の王の影で目立たなくなってしまったのかもしれませんね。

クリスチャンの旅行にはよく同行していましたし、子供も6人生まれていますが
結婚生活が幸福だったかどうかの記録はありません。

晩年にはクリスチャンに愛妾キルステン・マースダターがいて
さらに存在感が薄れてしまった感があります。
(クリスチャンが再婚したキルステン・ムンクとは別人です)

アンナはルーテル派の大主教と親しくしていましたが
なぜか、死の前に行う終油の儀式にはカルヴァン派の牧師を呼んだそうです。

ルーテル派もカルヴァン派も、両方プロテストなんですけど…
別にどっちを信仰してもいいんじゃないの? (無責任発言
宗教ひとつとっても思いどおりにならないとは…
王妃の座と引き換えに失う自由の大きさにビックリしますね。

(参考文献 武田龍夫氏『物語北欧の歴史』 Wikipedia英語版)

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