まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
ゆる~い気持ちでお読み下さい。

『微笑みを誘う愛の物語』“ やる、やらない ” を高尚に語ってみる?

2016-01-22 17:29:31 | その他の国の作家
SMESNE LASKY 
ミラン・クンデラ

私の中で、トマス・ピンチョン、ポール・ボウルズ、ミラン・クンデラは
難解な巨匠というイメージが勝手にできあがってまして、一生読むことはないと
思って生きてきたわけですが、なぜか、各一冊づつ本棚にあってビックリし
とりあえず、短篇集だったミラン・クンデラを読んでみたわけですけれど…

ダメだった…やっぱり
この一冊におさめられている作品を読む限りっていうことですが
どこがよくて愛読者がたくさんいるのかさっぱりわからないっす。

難解な話しには思えないのですが、きっと深い意味が込められているんでしょうね?
まったくもって読み取ることができませんでした。

7篇おさめられているんですが、ストーリーのテーマは、すごく簡単に言うと
男性による、セックスへの美学とか、究極の愛はセックスで完成するのか否か、とか
そんな感じ? それを噛み砕いて庶民的に描いて下さっています。

つまりは、「やる」「やらない」の話しなのよぉ。
性的な描写はほとんど出てきませんが、思考で、会話で、態度で
「やる」「やらない」「やりたい」「やっちまった」を表現しています。

うーん、なんて説明したらいいかわからないぞ…

だからあらすじを書くのもやめとくね。
なにひとつ吸収も消化も共感もできてない感じで、頭の中は???です。

物語が書かれているのは1963~1969年です。
その時代のチェコが、どういう政治体制だったのかはよく知らないんですけど
休暇とか旅行の許可をとるのが難しかったようですし、相手を「同志」と呼ぶし
目をつけられると監視役に呼び出されるし… 東側の国でしたっけ?

そんな厳しい環境の中、セックスのことばかりを考えていられる男性陣があっぱれですね。
女性もなんですけど…
それしか自由に考えられる娯楽がなかったということでしょうか?

本当は、極限状態にある男女の性に対する心理とか、どんな主義や体制や規制も
コントロールできない愛の意味について、深く鋭く書き表した名作かもしれないです。
でも私には理解できないので、これ以上ミラン・クンデラについて考えるのはやめときます。

ついでに、トマス・ピンチョンとポール・ボウルズも、読むのは当分やめときます。

ひとことアイドルコーナー
私はもとハードロックファンで、現K-POPファンで、ジャニーズとはあまり関わりをもたずに生きてきたわけですが
さすがにSMAPの成り行きにはドキドキしました。 5人でいるのが当たり前みたいに思ってたのに…
東方神起のこともあるし、K-POPアイドル好きとしては人ごとではなく、ひとまずホッとしているところです

コメント
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