MURDER IS EASY
1939年 アガサ・クリスティ
昨今のように通り魔的な殺人事件が増えると
たしかにそう思えたりもするんですが…
この物語の題名にある “ 殺人 ” はそういう軽はずみなものではなく
考え抜かれた完全犯罪のことではないでしょうか?
いわば、ちょっとインテリジェンスを感じさせる犯罪というのかしら?
この物語にはポアロもミス・マープルも、トミー&タペンスも
さらにはサタースウェイトもパーカー・パイン氏も登場しませんが
かなり面白く読めました。
植民地から帰って来た元警官のルークが、ロンドンへ向かう列車の中で
老婦人から聞かされた、露見していない殺人の数々、
そして「殺人は容易なんですよ」というひと言…
その後、その婦人が車に轢かれて死亡したことを知ったルークは
彼女が話していた村を訪ねていくことにします。
ルークは友人の紹介で村の名士ホィットフィールド卿の邸宅アッシュ館に滞在し
卿の婚約者であるブリジェットに恋をしてしまいます。
恋心を押さえつつ、捜査を始めたルーク。
村でおきた殺人は少なくとも6件、そしてその死は
なにやらホイットフィールド卿に関係があるように思えます。
ルークはほとんど最後まで犯人を見抜くことができなかったのよね~
彼の推理は、人の言うことに影響されてフラフラしてるんですよ。
ポアロでいうとヘイスティングスがメインで捜査しているようなもの。
(ヘイスティングスよりは少し鋭いかもしれないけど)
それで見当違いの捜査をしているうちに
愛するブリジェットを危険にさらすことに… しっかりしなさい!
村では、列車で会った老婦人の他に、敗血症で急死したドクターの未亡人が
やはりある人物のことを怪しんでいました。
そしてブリジェットもうすうすは気がついていたようです。
やっぱり、直感って女性の方があるのかしらね!!
それとも洞察力に長けている…とか。
ポアロやミス・マープルみたいに、ほぼ最初から目星がついていて…
というのより、一緒になって「あ~かな? こ~かな?」と悩めるのが
主人公がルークで良かったところでしょうか?
すごく練られたストーリーで楽しく読めます
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね
1939年 アガサ・クリスティ
昨今のように通り魔的な殺人事件が増えると
たしかにそう思えたりもするんですが…
この物語の題名にある “ 殺人 ” はそういう軽はずみなものではなく
考え抜かれた完全犯罪のことではないでしょうか?
いわば、ちょっとインテリジェンスを感じさせる犯罪というのかしら?
この物語にはポアロもミス・マープルも、トミー&タペンスも
さらにはサタースウェイトもパーカー・パイン氏も登場しませんが
かなり面白く読めました。
植民地から帰って来た元警官のルークが、ロンドンへ向かう列車の中で
老婦人から聞かされた、露見していない殺人の数々、
そして「殺人は容易なんですよ」というひと言…
その後、その婦人が車に轢かれて死亡したことを知ったルークは
彼女が話していた村を訪ねていくことにします。
ルークは友人の紹介で村の名士ホィットフィールド卿の邸宅アッシュ館に滞在し
卿の婚約者であるブリジェットに恋をしてしまいます。
恋心を押さえつつ、捜査を始めたルーク。
村でおきた殺人は少なくとも6件、そしてその死は
なにやらホイットフィールド卿に関係があるように思えます。
ルークはほとんど最後まで犯人を見抜くことができなかったのよね~
彼の推理は、人の言うことに影響されてフラフラしてるんですよ。
ポアロでいうとヘイスティングスがメインで捜査しているようなもの。
(ヘイスティングスよりは少し鋭いかもしれないけど)
それで見当違いの捜査をしているうちに
愛するブリジェットを危険にさらすことに… しっかりしなさい!
村では、列車で会った老婦人の他に、敗血症で急死したドクターの未亡人が
やはりある人物のことを怪しんでいました。
そしてブリジェットもうすうすは気がついていたようです。
やっぱり、直感って女性の方があるのかしらね!!
それとも洞察力に長けている…とか。
ポアロやミス・マープルみたいに、ほぼ最初から目星がついていて…
というのより、一緒になって「あ~かな? こ~かな?」と悩めるのが
主人公がルークで良かったところでしょうか?
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