マリアテレジアの独り言

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『洗礼者聖ヨハネの殉教 記念日』  洗礼者聖ヨハネの生涯 そのⅡ・・・公生活から殉教まで。

2016-08-30 22:46:27 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

8月29日。  『洗礼者聖ヨハネの殉教 記念日』
主・イエス・キリストの、誕生においても死においても先駆けとなった洗礼者聖ヨハネの生涯』を思い起こす記念日です。

『洗礼者聖ヨハネの生涯 そのⅠ・・・誕生から青年期まで』 を思い起こして、前ブログで書きました。

ここからは・・・

『洗礼者聖ヨハネの生涯 そのⅡ・・・公生活から殉教まで』 を思い起こし、綴ってまいります。

『洗礼者聖ヨハネ』          レオナルド・ダ・ヴィンチ作品。

『天を指差すポーズ』は、
ダヴィンチの『信仰心の高さ』が伺えます。ダ・ヴィンチはその代表作『最後の晩餐』、他においても数多く『ポーズ』を取らせてい
ます。
同時に。
これは、『キリストの到来を予告する悔悛』を説いているとされています。

洗礼者聖ヨハネは・・・

なによりもメシアであるイエスを指し示したために、『最大の預言者』、『旧約最後の預言者』と言われます。
光』そのものであられるキリストを証しました。
    
ヨハネの生涯
は、誕生から殉教まで一貫して、イエス・キリストを指し示しているのです。
都市生活から離脱し、各地を放浪しながら、市民に、『神の審判が下る』ことを解いて回りました。
    死者としての審判』を避けるための、罪の赦しを得るために、『悔い改めの洗礼』を宣べ伝えました。

つまり。
こういうことです。

『イエスの罪の赦しの洗礼』の先駆けとして、ヨハネは『悔い改めの洗礼』を宣べ伝えたのです。

神の子イエス・キリストの福音の初め
預言者イザヤの書にこう書いてある。
見よ、わたしはあなた(イエス)より先に使者(ヨハネ)を遣わし、あなたの道を準備させよう。
荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ。』
そのとおり、洗礼者ヨハネが荒れ野に現れて、罪の赦しを得させるために悔い改めの洗礼を宣べ伝えた。

ユダヤの全地方とエルサレムの住民は皆、ヨハネのもとに来て、罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。
    ・・・・ということです。                  マルコ福音書 1章1-5

更に続きます。

『その頃、イエスはガリラヤのナザレから来て、ヨルダン川でヨハネから洗礼を受けられた。』
                                                
同 1章1-9 
   

   『イエスの洗礼』                 ヴェロッキオ 1475年作品

  洗礼者ヨハネのもとに・・・
  沢山の民 も 30歳になったイエス・キリストも来て、『悔い改めの洗礼』を受けたのです。

    『洗礼者聖ヨハネ』     30歳頃?   
    
イエスの先駆けとして、イエスより早くに、『公生活・宣教活動』を始めたのです。

その時代のヘロデ王は、そんなヨハネを恐れていました。

『今日の福音』 ヘロデ王がヨハネを、『斬首の刑』、に処してしまうのです。

『実は、ヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアと結婚しており、
そのことで人をやってヨハネを捕えさせ、牢につないでいた。
ヨハネが、「自分の兄弟の妻と結婚することは、律法で許されていない」とヘロデに言ったからである。

そこで、妻ヘロディアはヨハネを恨み、彼を殺そうと思っていたが、できないでいた。
なぜなら、
ヘロデが、ヨハネは聖なる正しい人であることを知って、彼を恐れ、保護し、
また、その教えを聞いて非常に当惑しながらも、なお喜んで耳を傾けていたからである。』


そんな時・・・
妻ヘロディアにチャンス到来! ヨハネを殺す機会が巡ってくるのです。 恐ろしい!


『ところが良い機会が訪れた。
ヘロデが、自分の誕生日の祝に高官や将校、ガリラヤの有力者などを招いて宴会を催すと、
ヘロディアの娘が入ってきて踊りをおどり、ヘロデとその客を喜ばせた。
そこで、
王は少女に、「欲しものがあれば何でも言いなさい。お前にやろう」と言い、固く誓ったのである。

少女が座を外して、母親に、「何を願いましょうか」と言うと、母親は、「洗礼者ヨハネの首を」と言った。

王は非常に心を痛めたが、誓ったことではあるし、また客の手前、少女の願いを退けたくなかった。
   
そこで、王は衛兵を遣わし、ヨハネの首を持って来るようにと命じた。』
ヨハネの首を持つサロメ(妻ヘロディアの娘)            カラヴァッジオ作品

『衛兵は出て行き、牢の中でヨハネの首をはね、盆に載せて持ってきて少女に渡し、
少女はそれを母親に渡した。

ヨハネの弟子たちはこのことを聞き、やって来て、遺体を引き取り、墓に納めた。』 マルコ福音書 6章14-29

ヘロデ王は、
『自分のメンツ』のために、間違ったことと知りつつ、ヨハネを『斬首の刑』に処してしまうのです。
 恐ろしい!悲しい!

洗礼者聖ヨハネは、
『真理と正義』のために、自分の命を捧げたのです。

『ヨハネの殉教』は
正に、聖書の予言どおりに、『イエスの十字架上の贖罪』
先駆けとなりました。
  

   『キリスト昇架』                 ルーベンス作

神の子であり、人となったキリストは
『十字架の死』によって、自らではあがなうことのできない人間の罪を、あがなったのです。
     
     『十字架の下に立つマリア』

イエスの先駆けである洗礼者聖ヨハネは真理と正義=神のために自分の命を捧げたのです。
そして 
人類の救い主である主イエスは、神の本質が愛故に、自分の命を捧げたのです。

以上。
8月28日。『洗礼者聖ヨハネの殉教 記念日』
主・イエス・キリストの、誕生においても死においても先駆けとなった、『洗礼者聖ヨハネの生涯』
を思い起こしました。

『今日の祈願』
『「荒れ野に叫ぶ者の声」と呼ばれた洗礼者ヨハネが、言葉で教え、殉教によってあかしした『正しい道』を、
わたしたちにも歩ませてください。』

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
今は8月30日になりました。8月も、残すところ一日となりました。
残す一日は、落ち着いて、大事に、9月を迎える心の準備をしたいものですね。


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