マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

2015年早春・青春18切符旅行・・・『日本人の心のふるさとへの旅』

2015-01-14 00:46:40 | 青春18切符旅行

旅って、最初に行きたい所があって、旅の計画が始まりますよね。
    ところが
私の『青春18切符旅行』は、
『数日後に使用期間が終える格安切符が手に入ったの。 どこかへ行きましょうよ!』 『青春18旅行』の相棒からの電話で始まる。

  「日本海側は、大雪が続く昨今は電車が止まったら当日に帰れない可能性があるので、パスね。」
   「18切符を出来るだけ有効に使いましょうね。 遠くに行きましょうね。」
       「今トレンドの所にしましょうね。」  と。 二人の相談が、段々にまとまります。

  トレンドに・・・
       『第62回神宮式年遷宮で 20年ぶりに新しくなった伊勢神宮訪問の旅』
                       『日本人の心のふるさとへの旅』  と決まりました。

  『伊勢神宮』とは・・・
          御祭神は 『天照大御神』 です。
        天照大御神は、
    皇室の御祖神であり、歴代天皇が厚くご崇敬になられています。 また私たちの総氏神でもあります。 そうです。
        約2,000年前の崇神天皇の御代に・・・
     皇居をお出になり、各地をめぐられたのち、五十鈴川のほとり:『伊勢神宮』にお鎮まりになりました。

  『神宮式年遷宮』とは・・・
           
『第一回神宮式年遷宮』  は持統天皇の治世の  『690年』
            原則として20年ごとに・・・
         内宮・外宮の二つの正宮の正殿、14の別宮の、全ての社殿を作り替えて、社殿を遷す。

           戦国時代の120年以上の中断がありましたが・・・
                1300年以上続いています。

  一番最近の『神宮式年遷宮』は・・・
            『第62回神宮式年遷御(せんぎょ)』    『平成25年・2013年10月』
           浄闇の夜中、御神体を新宮に遷しまつる祭事が、施行されました。

           本日。1月10日。土曜日。三連休の初日。 
          
『第62回神宮式年遷宮で新しくなった伊勢神宮訪問の旅』    ご一緒下さい

朝7時49分:明石駅発。  
9時21分:草津駅着
 。 10時31分:柘植駅着。 10時59分:亀山駅着。
それから。
4つ目の乗換えで・・・   『紀勢本線 鳥羽行』             最後の電車です。

明石駅から4時間55分。   12時44分:伊勢市駅 到着
   

      『半日で回る伊勢神宮』  『4時間の伊勢神宮めぐり』 の始まりです。 

まずは。
『外宮』から。

3連休でもあり。 心新たに新年を始めるために。            沢山の参拝者です。
若い人が多い。 嬉しい。 日本の将来を安堵する。

畏怖の念が沸いてきます。   『手を清めて・・・聖なる場所へ向かいます』

どれだけの人の身心を清めたことでしょう!           沢山の水汲み。

ここからは撮影禁止。     
『外宮 入り口』 

かしこみかしこみ・・・  
         私は 「仏国の事件の人質が解放されますように!」 と祈りました。

外宮を囲む塀の柏木。     『柏木 が宮守衛の任に当たります』

柏木・・・カシワの木に葉守の神が鎮座するという伝説から、
          皇居守衛の任に当たる兵衛および衛門ということです。   なるほどね~。

塀を回ると・・・
見えてきます。       『外宮 正殿 全貌』

外宮の御祭神は 『豊受大御神』
お米をはじめ、衣食住の恵みをお与えくださる 『産業の守護神』 です。
     今から約1,500年前。
丹波国から、『天照大御神(内宮に鎮座しています)』のお食事をつかさどる、『御饌都神(みけつかみ)』 として、
                                           お迎え申し上げました。

     御垣内の御饌殿では、
       ご鎮座以来・・・1500年間。 毎日朝夕の2度。
天照大御神はじめ神々に神饌(食事)をたてまつるお祭り(準備)が一日も絶えることなく行われています。
                                           面々と続く信仰。  神と人間の交わりのすばらしさに感動です

       疑問一つ。
     『どうやって、毎日朝夕の2回、お食事を御前に運ぶのだろうか?  自動車は入れない。 
                うやうやしく・・・箱に入れて運ぶ???  バスでも30分ほどかかる距離です。
                                                  疑問は解かねばならない。 後ほどに。
          いや? 目に見える食事ではない?? 霊的世界?? 益々疑問が深まります!

『外宮』の、一時間ほどの、拝観を終えて・・・
           『内宮』 へ向かいます。 バスで30分ほど。 片道:420円。

旅は良い。
あせって生きていたのではなかろうか? 1500年続く 『美』 がある。
     ”何をくよくよするのか? 1500年の一時に過ぎない! 
重い『心の荷物』を降ろそう!”   
                                             ・・・・・・そう思えるのが旅ですね。

いよいよ・・・

『内宮』 への道。
まずは。       『五十鈴川』                      『五十鈴川の橋を渡って・・・』
 
水面。静かに・・。厳かに・・。   心が洗われます。

橋を渡れば・・・             『鳥居』                ここからは神域です。

乗り物乗り入れ禁止・・・『下乗』                          乳母車のベービーたちも下車です。
          鳥居の前で・・・人々は深くお辞儀            パパが抱っこです
   それぞれの年齢。 親を見て・・。 周りの人々を見て・・。 内面が育っていきます。


そして。
 五十鈴川で・・・       『身を清めます』                身を乗り出して手を洗いました。

『禁止』の立て札も無視で・・・    『投銭』             
                          "もう一度帰ってこれますように!"  人の思いは尊い。 
            

      年を重ねた私と相棒。
     「20年後の、次回の、『神宮式年遷宮の伊勢神宮』 を見ることはなかろう!
                 今回が、最後のチャンスでしょう!
」 
                       ・・・と。 今回の『青春18旅行』となりました。
             『光陰矢の如し』  
その日まで、自分らしく生きていきたいものです。


とうとう来ました。       『皇大神宮(正宮)』

垂仁天皇26年に鎮座されてから・・・2000年。                    写真はここまで。
            『天照大御神』 がお鎮まりになっています。

    『天照大御神』 
            皇室の御祖神であり、歴代天皇が厚くご崇敬になられています。
                                 
また。 私たちの総氏神でもあります。 そうです。
      約2,000年前の崇神天皇の御代に、皇居をお出になり、
                     
各地をめぐられたのち、五十鈴川のほとりにお鎮まりになりました。

      20年に一度、社殿をお建て替えする式年遷宮は、1300年続けられています。

『天照大御神』が鎮座する       『正宮』

     私・・・世界の平和 そして 日本の平和 を祈りましたよ

『第62回神宮式年遷御』で、新しく準備された  『正宮 他』
 

『正宮』 の真横の空き地   新殿に移られる前に 『正宮』の建っていた場所です。
               20年後に・・・再び、この地に『正宮』が建ちます。 行ったり来たり。 交代です。
               20年間・・・雨と太陽にさらされる場所。 その中の『小さな小屋』
                『小屋』は、20年後の、『天照大御神』 がお鎮座する建物が建つ場所になります。
                         間違えることのないように・・・『印』です。

『小さな小屋』の建つ 『将来の正宮の地』
            間に道がありました。       『現在の正宮を囲む塀』 

『正宮』でのお参りを済ませ・・・
先に進むと。
多くの人が、長い列を作り・・・お参りの順を待っています
                                『別宮 荒祭宮』
 

    『荒祭宮』
天照坐皇大御神荒御魂』(あまてらしますすめおおみかみの あらみたま)が 祀られています。
                    天照大神の『荒魂』 です。 神体は『鏡』。

     『荒魂(あらたま)』 とは。 神道における概念で 『神の霊魂が持つ2つの側面』 のこと。
             
荒魂』 は、神の荒々しい側面。 荒ぶる魂である。
   天変地異を引き起こし、病を流行らせ、人の心を荒廃させて争いへ駆り立てる神の働きです。
                               『神の祟り』 は 『荒魂の表れ』 である。  だそうです。

        天照御神にも、荒々しい魂が宿る?  ましてや 人間においては???
                「たたりが、世界中のどこでも、起こりませんように!」 祈ります  
                     天照御神様! お怒りになりませんように! お願い致します


帰路です。   まだまだ・・・   『お一人でお参りの人たち』

日本人の素朴な信仰心。   すばらしい!                     敬服です

       『日本人の心のふるさとへの旅』
              お蔭様で、新年をはじめるに当たり・・・清いスタートが切れます。
                   そんな気持ちがぴったりの旅となりました。

          日本人は無宗教だと言われたりしますよね。
              でも、今日の伊勢神宮の参拝者の多さには驚きました。
      日本
の文化・民俗には、古来、純粋で普遍的な信仰の命が見てとれる。 そんな思いでした。
          大和心の根底には 『信仰心』 がある。
                そんな気持ちにさせられた旅となりました。

最後は。
旅の楽しみの一つ。  『御当地グルメ』

地酒。   『神の穂』     『炙り松坂牛にぎり』
          『てこね寿司』      『伊勢うどん』
 
純米吟醸。 三重の酒米:『神の穂』 酒です。   手でこねるから『てこね』  &  たまり醤油に出汁の甘辛い『うどん』。
       酒1合800円。     『てこね寿司』・・・
                   昔、漁師が船上で釣ったばかりのカツオを醤油漬にし、酢飯と豪快に手でこねたこと起源。
                                                      おいしい。 幸せ!  
                             
伊勢海老 と 松坂牛ステーキ は次回の楽しみです

       満足! 満足! 今日も素敵な『青春18旅行』でした

帰路に着きます。
最初の電車です。  5時12分:伊勢市駅発。    『亀山行』

4回乗り換えて・・・夜9時39分。                     明石駅に戻ってきました。
       明石駅への往復。 『13時間50分の旅』 でした。  交通費:2300円也。
                楽しかった  感謝! 感謝!

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
旅は、忘れられない思い出が出来て、心を強くしますよね。  皆様はどんな旅をなさいますか? 楽しみましょうね!
 


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