マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『My Carの洗車』・・・司祭の誕生。 そして 『わたしにすがりつくのはよしなさい。』

2016-07-22 21:58:15 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

My Car洗車

今日は、朝5時半から、MyCarの洗車とガレージや玄関のコンクリート磨き。
11時半まで。 朝食時間は休みで、5時間半の肉体労働でした。


その昔。男子大学生の話。事実の話です。

男子大学生が、運転免許書を取得・・・小遣いを貯めて、車を買いました。
手に入れた車は、中古車で、故障を度々おこします。

男子学生は、故障の度に、『車のメカに強い』と有名な大学の先生(司祭です)に相談に行きました。
司祭の大学の先生の答は、『一言』。 いつも同じでした。 『一言』以上に加えることがなかったそうです。

    『自分の車を洗車して、いつもきれいに保ちなさい。』

男子学生は、”故障を直すのは洗車”?と思いながらも・・・
だんだんと、自分の車をきれいに保つようになりました。

すると!! どうでしょう!
車の様子が、故障前に、分かるようになったのです。
車が今必要としていることが、故障が起こる前に、分かるようになったのです。

大学生は、MyCar洗車で・・・MyCarと同志になったのです。
車の気持ちが分かるようになり、車に無理をさせる前に、車のケアをするようになったのです。


洗車後・・・  孫娘と私は同志です。


『おばあちゃん、出発進行!Go!GO!』  『お嬢様、どちらへ参りましょうか?』


車の必要を見分けることができるようになった大学生


卒業して、更に勉強を続けて・・・
『恩師の言葉』に同意することが出来、恩師同様に、司祭になりました。

   『車も人も同じです。
相手を大切に思い、相手の語る言葉を聞き・・・初めて、相手の立場が分かるようになるのです。
そこで、両者は同志のようになれ・・・初めて、互いを大切にすることが出来るのです。』


そして。
今日は7月22日。金曜日。
  
『聖マグダラのマリア 記念日』

カトリック教会は、マグダラのマリア と ベタニアのマリア を同一人物としている。

 『マリアとマルタの家のキリスト』     フェルメール作品。
      『イエスの接待に立ち働く妹マルタと説教に聴き入るマリア』

『マリアは主の足もとに座って、その話に聞き入っていた。
マルタは、色々のもてなしのためせわしく立ち働いていた。』 ルカ福音書 10-39

マグダラのマリアは、新約聖書の福音書に登場する、イエスに従った女性です。

  『今日の福音 イエスの言葉』

『朝は早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは(亡くなったイエスの)墓に行った。
そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。
そこで、
シモン・ペトロのところへ、また、イエスが愛しておられたもう一人の弟子の所へ走って行って彼らに告げた。

マリアは墓の外に立って泣いていた。
後ろを振り向くと、イエスの立っておられるのが見えた。しかし、それがイエスだとは分からなかった。

イエスは言われた。
「わたしにすがりつくのはよしなさい。」』  
ヨハネ福音書 20章1-18


車を買った大学生は、
車の故障で、パニック状態になりました。
アドバイスを求められた車のプロと言われる先生は・・・
「わたしにすがりつくのはよしなさい。」「自分の車をきれいに保ちなさい』 と大学生にアドバイスしました。
そして『司祭の言葉』からキリストの呼びかけを知り、呼びかけに応えて司祭になりました。

何事も、
人に頼ってばかりでは・・・
車の故障は直せません。ましてや、事前に車を善い状態に置くことは無理です。
何事も、真剣に、相手と自分との直接のかかわりが、必要なのです。

同様に。

マリアは、
真剣に、墓の中にイエスを捜そうとしています。
生前の『イエスの言葉』を聞いていても、理解できていなかったのです。
墓の中の天使たちを見て『復活のメッセージ』を聞いても、理解できませんでした。

そんな時、
イエスは、マリアの前に再び現れ、マリアの名前を呼びました。
イエスは、更に、マリアに言いました。わたしにすがりつくのはよしなさい。」と。

この世に別れを告げたイエスを、私達は、目で見たり、手で感じることはできません。
御父の元に帰られたイエスを、私達は、信仰の目で、迎え入れなければなりません。

大学生は
先生の忠告に忠実に洗車をしながら、
自立して・・・『車を直せる人』になりました。
更に、人をもケアできる司祭になりました。

マリアは、
絶えずイエスの足もとで聞いていたことを思いだして
自立して・・・『イエスの復活』が理解できました。
更に、復活の喜びを伝える人となりました。

私達も聖霊に満たされて信仰を養い・・・キリストの呼びかけに応えていきましょう!

 
皆様!
御訪問に感謝いたします。
お人との深い交流のスタートラインは、謙虚に、『聞く』事からですね。 頑張りましょう!
勿論、私は、自分の車は、人任せには致しません。 自分で洗いますよ。