実録深谷混声合唱団員~madamふかこの日々是合唱&ねこ(時にはごはん)

埼玉北西部にふんばる深谷混声合唱団のなんちゃってソプラノmadamふかこが合唱的的生活と日々の雑感をゆるっと綴ります。

ふかこ、詩の読み解きに挑戦する〜捧げる言葉③

2017-02-08 19:48:33 | 合唱団
それでは、「詩の本」出典の、残り三曲を
パパッと見ていきましょう。

……とそのまえに、
「詩の本」とは、どういう詩集か。
これは読んで見なければ……と思ってamazonをのぞいてみたら、
なんと
中古で250円くらいであるじゃない‼️
おまけに翌日配達よっ。
早速手に入れて読んで見ました。

すると、この詩集は、
何か特別のテーマに基づいて書き下ろしたり編んだりしたものではなさそうです。
どうやら、谷川さんが、その時々に
色々な雑誌に頼まれて書いたり
冠婚葬祭の席で朗読したり
ポツポツ溜まっていた小さな詩を、
ただ、「詩」であるということだけを共通項として、
一つの詩集にまとめたもののようです。
それぞれの詩は、
特に章を分けてあるわけではないのですが、
それとなく同じような趣向のものがまとめて配置されています。


「捧げる言葉」の第2曲、「いまここにいないあなたへ」は、
この詩集の巻頭詩であり、
表紙をめくってすぐ、まだページナンバーもなく
詩の本、という詩集の名前を印字してあるページの前に、
この詩集の象徴として掲げられている詩です。

(いまここにいないあなたへ:谷川俊太郎)

また、この詩の初出典は、「ことばの小宇宙」というテーマでシリーズを組んだ
都内の図書館での展示会だったそうで、
そこから考えられるのは、
この詩のテーマは、「ことば」であり、
詩人にとっての「詩」そのものなのではないかということです。

あなた、という言葉がたくさん出てくるし、
第1曲にも あなた、とあるので、
なんだか「あなた」がキーワードのように思わされがちなんですけれど、
この詩にとって大事なのは、どうやら最終連の3行、

🎶あなたとことばでであいたいから
わたしはかたる かたりきれないかなしみを
わたしはかく ことばをこえるよろこびを

の方なのではないか、と、想像できますね。
これは、この詩人が詩を書き続けてきた意味であり、
これからも書き続けていく理由ではないか、と。
人生の喜び 悲しみ 溢れ出るその時々の思いを、
数行の言葉で語りつくせるわけもないけれど、
私は同じ時代、同じ地球に泡のようにはかなく生きるすべてのひとびとと
共有したい
共生したいのだ、という、詩人の表現者としての強烈な想いが
溢れる三行だと思いませんか……?


詩集では、この詩のすぐあとに「新しい詩」という作品が配されでいて、
その中に

きみは言葉を探しすぎている/言葉じゃなくたっていいじゃないか

という逆説的な1行があるけれども、
結局詩人は詩人なのでね。
ことばがすべてというわけなのでしょうね。


………というところで、ちょっとブレイクをいれたいと思います。










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