お菓子と日常あれこれ話 ~日々材料たちと共に~

札幌円山の小さな製菓材料店
「マルグリット」の情報案内ブログ
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時々 将棋おやつ♪

移ろいは 光る星にも 天空の夏

2015-06-30 12:37:00 | 店 情報
こんにちは♪マルグリットです!

シトシト雨降りの札幌円山。
スッキリ澄みわたる晴天の空をしばらく見ていないですねー。

昨夜の仕事の帰り道、それまで湿気のある重たい空気が、フッと軽く感じました。何となく顔を上げてみると、
アラ!西の空に輝く星が二つ☆☆
ずっとドンヨリ曇り空だったのに、
うわーっ☆きれいきれい!
きっと金星!でもその隣の星は?
他の星が見えない中、何故かその二つの星だけがキラキラ☆

さっそく家に帰って今年の天文年鑑をチェックしてみると・・・
ホウ~夏の惑星大接近だそうです☆
キラキラ強い光は金星で、その横の少し弱く光っていたのは木星ですって。
木星かぁ~太陽系で一番大きい惑星なのに、あんなに小さく光ってる☆
明日7月1日は二つの星が最接近する日です!夕暮れた西の空に
輝く星を探してみてください☆☆
前置きが長くなり過ぎました★

昨日はフランス菓子の名前の面白みの一端をご紹介しました。
あれから日本を振り返って、和菓子の名前を改めて調べてみると・・・

四季の移ろい様々に、まさに日本を感じる名前を見つけました。
和菓子のなかでも、あんと求皮で作る練切(ねりきり)や、寒天の錦玉(きんぎょく)菓子は、形を変え季節に合わせて名付けられる事が多いですね。

もちろん、桜餅、柏餅、うぐいす餅だって立派な季節ものですよ♪

ざっと挙げてみると、
初桜、菜の花、白雲、清流、神鈴
涼風、雨中花、水の月、ぬれつばめ
残月、夜の海、波しぶき、お月見
玉菊、紅菊、里の萩、銀杏、深山
朧月、横雲、夕顔、竜田、嵯峨野。

どうですか♪花鳥風月、日本の四季
また源氏物語などの古典文学、和歌集などから取り入れた銘(名前)もあります。これらは茶席、茶の湯のお菓子として強い結びつきがあることが関係しているでしょう。
残念ながら茶道を深く語るほどの知識も経験もありませんので、これ以上私は語ることは出来ませんが。

けれども日本の古典文学の大ベストセラー「源氏物語」を知っているなら「夕顔」と目にすれば、その菓子を手に取りながら夕顔の君の想いに心を馳せることが出来るでしょう。
遠い昔の物語ではなく同じ女性として。

8月のお菓子の『彩夏(さいか)』は
女性の装い、庭の花ばな、日の光などをイメージして名付けました。

ぜひ講習会にご参加ください☆

明日は定休日なので、講習会のお申し込み受付は7月2日(木)からになります。お間違えありませんようにお願いいたします。

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8月のお菓子講習会のご案内☆

2015-06-30 10:12:28 | お菓子講習会情報
こんにちは♪マルグリットです!

お待たせ致しました。
8月の講習会のご案内です☆
暑い時期の講習会は、何かと足が遠くなりがちかもしれませんが、キラキラ輝く和菓子を作ってみませんか♪

8月のお菓子講習会『夏の和菓子
 彩夏(さいか)を作ろう♪』

※夏ならではの寒天で作る錦玉で、
やわらかな求肥餅を包みこみました。
目にも涼やかな彩りは、
爽やかな風をはこんでくれそう♪ 
求肥餅は電子レンジで手軽に作れて、色々な応用が効きますよ!

日程は8/1(土)、2(日)、4(火)、6(木)、7(金)、8(土)、9(日)、10(月)、17(火)、20(木)、22(土)、23(日)、25(火)、28(金)、29(土)、30(日)です。

※ 講習会は各日定員3名、開始時刻は午後1時半から、終了予定時刻は午後3時です。エプロン、筆記用具をご用意ください。
※ 今月の講習会費は1800円(税込)です(材料費込み。試食、お持ち帰り有り)。
※ 講習会の申し込み受付は、
7/2(木)10時より開始致します。
お問い合わせ、お申し込みはお電話でお願い致します。

ー ー ー ー ー ー ー ー 
Marguerite マルグリット

札幌市中央区南2条西26丁目2-37
ダイアパレス円山1F
    Tel 011-633-7366
  営業時間 10:00~18:30
   定休日 水曜日

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その名前でいいんですか★

2015-06-29 16:29:00 | 店 情報
こんにちは♪マルグリットです!

6月の講習会は、昨日無事に全日程を終えることができました。
『カラメルフルーツフラン』に参加して下さった皆さん、ありがとうございました!少しでも皆さんのスイーツライフに、お役に立てたなら幸いです☆

明日には8月の講習会のご案内をアップしますのでお楽しみに♪
夏ですからね♪冷たくして美味しいお菓子がいいですよね~♪

「毎月の講習会のお菓子、考えるのは大変てしょう~?」

えぇ、よく聞かれます。大変ですよ、やっぱり毎月の事なんで(笑)

「そうよねー。リクエストとかもあって、そういう意見もきいて・・」

いやぁ、一つ一つ聞いていくと本当に大変になっちゃうんで(^_^;)

「あらそーお?そこは皆さんの意見を取り入れてこそ・・」

まぁそうなんですけれど・・。
色々制約もありまして、時間とか、小さい家庭用オーブンでやっているもんですから・・(ため息)

「そんな事言ってないで~アナタ、
もっと頑張んなさいッ!!」

ハイ、そうですね。
結局、言い訳しかしてないです★

講習会のお菓子は、かなり前から用意しているレシピもあれば、締め切りギリギリ、決まらんッ!もうダメだ~
ううぅっバタン★←倒れてみる。
・・・、スック☆←起き上がる。
ううーん、ううーん。←また考える。
煮詰まると、どんどんもっと煮詰まってゆくんですよ~~

決まったら決まったで、最後の関門が待っているんですね~
そ・れ・は、お菓子の名前☆
トラディショナルなお菓子だと、よく知られている名前のままで決まりますが、かなりオリジナルな完成形をみて新たに名前を付ける事も多いです。

その点、フランス菓子は楽しい名前が多くて、そのエスプリの効き具合といったら★絶妙で。
も~う、おそれいります!!!


皆さんのよく知っているお菓子で
ラング・ド・シャ(猫の舌)という
クッキー。
少し大きいサイズにして、スライスアーモンドを散らし焼き上がりを丸く反らせた形にするとチュイール
(屋根瓦(かわら))というお菓子に。
何ものせないで丸く広げて焼いて、
焼き上がりをクルクル巻いてくと某有名店のクッキー、シガール(タバコ)です。

シュー・ア・ラ・クレーム(シュークリーム)のシューは皆さんもご存知キャベツの事ですね♪
この生地を長く絞って焼くと
エクレール(エクレア)になりますが、稲妻という意味です。
そしてこの生地を油の中に小さく絞り入れて揚げると★なんと!
ぺ・ド・ノンヌ(尼さんのオナラ)
という名前のお菓子になっちゃう!

一説には「いや、これは本当のところため息なんじゃよ」と、言い訳のようなフランスの美食家の記述があるとか? ホントかな~
また、その美食家の記述によれば
揚げ方のコツはあまり濃い色に揚げないように、との注釈も。 別の何かと見間違えて、ちがう名前のお菓子になっちゃうからだとの理由らしいんですけどね。濃い茶色・・・
オホン☆色は薄めが良いようです。


カタカナ名前の多いケーキは、フランスだったり、ドイツ、イタリア、イギリスなど色々な名前がついてます。
ケーキを買いにいったときに
「あれ?これはどんな意味?」と思ったら、遠慮しないでお店の人に質問して聴いてみましょう!
お店の人はニッコリして、
「このお菓子はね・・・」とやさしく教えてくれるでしょう♪♪







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ハルユタカ、サマサマ☆

2015-06-28 14:31:00 | 店 情報
こんにちは♪マルグリットです!

店内では毎日ラジオを流しています。
色々な情報や天気・ニュースが聞けるし、様々なジャンルの曲が流れてくるので楽しい♪♪♪

昨日の午後の番組に、ゲストで登場した方が江別のパン屋さんでした。
江別といえば「ハルユタカ」
ハルユタカが世に出たからこそ、
国産小麦でパンを作ろう!作りたい!
という反響をよんだといっても、決して過言ではないでしょう。

その江別のパン屋さんは、ハルユタカが出始めた時からパンをつくり、地元で採れる小麦だからこそ広めようと活動されてきたようです。

とくに江別は江別製粉さんのお膝元。
江別製粉さんのHPもハルユタカです☆
地元の江別産のハルユタカには、格別の想いが込められているようですね。

もちろん、当時ハルユタカを栽培していたのは江別だけではありません。
北海道の各地で栽培、増産への取り組みが始まっていたのです。

生産農家さん&製粉会社さん&パン屋さんの取り組みは、十勝地方の動きがすっかり有名になってしまいましたが、今では日本全国で、地元産の粉を使おう!という同様のことをされているパン屋さん、製粉会社さんが増えています。

大人気になったハルユタカ、
この品種が出現してから北海道内はもとより、本州、九州でも続けとばかり新たな小麦の改良育成が行われました。

国内産のパン用の小麦粉としてこれ程人気が出たのは、1990年代ではハルユタカぐらいだったと記憶しています。

20年前の資料本を読むと
「日本国内でとれる小麦は製麺に使用するのが良く、残念ながらパン用小麦粉には向かない」みたいな書き方をしている文章によく当たりました。

その意見はよく理解できます。当時の私たちも同じ考えだったからです。
20年前だったら、私たちも北海道産のパン用小麦粉をオススメしたかどうか、自信がありません。
味はいい、風味もいい、
けれども食感とやわらかさが今ひとつ、水加減も調整が必要になる。
納得して使ってくれるだろうか、と。

そんな懸念は今は全くありません♪
その後は驚くほどの進化をみせ、
数多くの品種が生まれました!
現在の北海道のパン用小麦は、国内に留まらず海外のパン職人をも引き付ける、魅力ある小麦になりました☆☆☆

北海道に住んでいる私たちは、
とても新鮮で美味しい小麦粉を使って、パンを作っているんですね♪♪

※ 良ければ、3/27掲載ブログの
『大きく育て!育て!』も合わせて読んで頂けるとハルユタカ物語の一端がわかります。ヨロシクです☆




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週末は映画でも♪

2015-06-27 16:35:00 | 店 情報
こんにちは♪マルグリットです!

どんより曇り空の札幌です。
昨日は晴れて暑くてとっても気持ち良かったのにね。また同じ曇り。

「こんな日はお菓子もパンも作る気もないわ。何もしたくないっ」

ええ、わかります。わかりますよ。
なーんもしたくないそんな時、映画でも観るかな♪なんて思いますよね♪
こんな日は店の宣伝も止めましょう★
お客さま、オススメ映画がございます。

 『バベットの晩餐会』です。

1987年公開のデンマーク映画です。
(日本公開は1989年)

19世紀後半の時代を背景に、
デンマークの辺境の、海辺の小さな村のなかで慎ましく暮らしてきた人達の人生、老い、幸福を淡々と、静かに、けれど深く深く表現された物語です。

美しい姉妹が恋をし、想いを寄せてくれる男性がいたにもかかわらず、牧師の父親と信仰と、清貧の生活を選びます。
その小さな村のなかで信者の村人達と、年老いた自分、そして昔の自分を思い出す日々を送っている。

ある日この老姉妹のもとに、フランスからやって来た一人の女性。彼女がバベット。姉妹の家の家政婦になって働くようになりましたが、彼女にはどうやら秘密の過去が。 姉妹は亡くなった父親の生誕100年の記念の晩餐会を計画しますが、その時バベットが一つの提案を二人に話して・・・。


うーん!これ以上は話せません(>_<)

静かな映画ですが、けっして暗い映画ではありませんよ~♪♪♪
なんといっても『バベットの晩餐会』
というタイトルですから、後半に出てくる晩餐のシーンが見ものです☆

「きゃあ☆美味しそう~~!」
そんなグルメ映画ではありませんが、
フランスが自国の料理技術を高め、文化芸術としても発展させてきた迫力の料理が観れる映画です☆
晩餐会のために用意する大量の食材、ワイン、果物、食器、グラス。
テーブルに並ぶ全てが完璧!!

映画の中では、フランというフランスがEU以前に使用していた通貨単位が出てきます。舞台となった19世紀後半のフランスフランの価値は、今の時代にすると1フラン=480円ぐらいになるようで、エピソードの一つに宝くじを買う、というのがあるのです。その宝くじの一等当選金額が一万フラン!
この金額がどれだけの価値があるのか、もうわかりますよね★
今となっては懐かしい通貨フランですが、映画を観るためにはちょっと知っておきたい知識★

スイーツエピソードをひとつ♪

美味しい料理を食べた後、果物が提供されます。大粒の葡萄です。
この時代、ぶどうは一般市民にとって高級品でとても口に出来る果物ではありませんでした。
この映画の舞台と同時期の、イギリス・ヴィクトリア女王の治世下でも、王室、貴族、医者や事業家などの地位の高い人しか食べられないものだったのです。

もうひとつ!同じく贅沢品のフルーツの砂糖煮が出てきます。
見るからに甘そうで、しっとり透明感のある果実が不思議に光を帯びてます☆
紀元前2000年前からの歴史があるフルーツの砂糖煮は、食品加工の原点!
大量の砂糖と、手間と時間をかけて作った砂糖煮は、現代のフランスでも同様に受け継がれています。

ああ、もっと話したい・・・(笑)
ぜひ観て欲しいなあ~~
では皆さん、
楽しい週末時間をおすごし下さいね♪

( ※写真 柴田書店発行
「cafe &sweets」2004年8月号掲載
 フランスプロヴァンスにある
1868年創業のフルュイ・コンフィ
 専門店の「リラマン」の商品 )


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