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高カカオのチョコレート

2016-10-14 17:09:00 | 店 情報
スーパーの菓子売り場を見てみると、
秋冬に向けての新商品が並んでいます。

気温が低くなるこれからの季節は、
チョコレートの新商品が特に花盛り♪
仕事を抜きにしても気になるところです。

最近また、チョコレートのカカオの効能を謳う商品が、増えているように思います。
( 以前のブームは10年程前でした )
カカオ分の%が高い、70%、72%、80%、85%など、数字を全面に出した商品パッケージデザインが多く、インパクトがありますね。

72や80という数字はチョコレートの材料の、カカオ分の含有率を示している。
という事は御存知でしたか?

( 効能云々の話については、他のどこかの記事におまかせしたいと思います。)

 (クーベルチュールチョコレート
         NKガーナシリーズ)

チョコレートのカカオの%の意味は、カカオ分が総量の何パーセント含まれているのか?
ということを表しているものです。

例えば、カカオ70%のチョコレート。
カカオ分のカカオマスが全体の70%で、残りの30%は砂糖や粉乳だと考える事が出来ます。
(原材料詳細は表示内容を参照しながら)

基本原材料になるカカオマスは、カカオ固形分とカカオバター分に分けられます。
比率は固形分が45%、バター分が55%。
カカオ固形分だけでは冷やしても固まりません。カカオバターがあってこそ冷えると固まり、熱を加えるとなめらかに溶けるのです。

製菓用の世界基準のチョコレートのクーベルチュールチョコレートは、国際規格でカカオバター以外の油脂を混ぜることを禁止されています(コーデックス規格)。

なめらかさを追及するためには、カカオマスにカカオバターを追加してチョコレートを作ります。 その場合はカカオマスと追加したカカオバターを合わせた量がカカオ分の総量となり、その割合が%で表されることになります。

製菓用とは違って一般小売りのチョコレートのほとんどは、カカオバター以外に植物油脂が混ぜられています。素早く口の中で溶けて、食味を良くするように、そのまま食べることを考慮して作っています。よって、その植物油脂分はカカオ%には含まれません。

国際的なチョコレートの規格は、日本国内で定められているものとは少しずつ違いがあります。「クーベルチュールチョコレート」は国際規格で作られれています。

日本規格での「純チョコレート」がその品質に近いでしょうか。ただし「純チョコレート」は、カカオバター分がクーベルよりも少ない量で作っても良いので、少しなめらかさに欠けます。

もちろんどちらも美味しい出来上がりです!
日本規格でも、国際規格でも、好みの%を選んで、これからの季節、暖かいお部屋でチョコレートを楽しんで下さい♪
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