実践・輸入住宅

マークトレイド(長野県)からの情報発信
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輸入住宅(北米)のドアの吊元(ヒンジ位置)

2006-08-20 20:01:39 | Weblog
北米のドアの考え方が日本と大きく違います。このドアの考え方も参考意見として書いてみます。

まず玄関ドア:
日本では外開きが普通ですが、北米では内開きです。北米では靴を脱ぐ習慣がないので、内開きでも問題がないと思いますが、日本では内開きだとかなり不自由ですね。外開きが普通ですね。
内開きが普通な北米では、ドアクローザー(ドアチェック)が不要です。このドアを日本で単に外開きにすると問題が起きます。それはドアクローザーを取り付けるための補強材がドア内部に入っていないのです。ですから日本向けには必ず補強材入りのオプションが必要です。

内装ドア:
プライバシーの考え方が違うようです。一般的な日本の設計ではドアを広げて行くと内部全体が良く見えるように、ドアの吊元を決めていきます。北米でも人が集まる場所は、日本と同じ吊元にします。しかし寝室などは、日本と逆で、少し開けたぐらいでは中が良く見えないほうに吊元を持ってきます。添付の絵をご覧ください。

トイレドア:
日本では建築の設計基準でも外開きを推奨していますが、北米では内開きが基本です。トイレの大きさが大きいから問題がないのでしょう。ここでも吊元の考えが違って、上の内装ドアと同じく少し開けたぐらいでは中が良く見えない方に吊元を持ってきます。人が入っているときに開けられても、大声を出せば何も見られずプライバシーを守れるというところでしょうか。

ドアの吊元の考えは、ライフスタイルというか、個人の好みもありますし、一概には決められません。トイレのドアの内開きも日本では勧められませんが、ポケットドアだったら日本でも勧められます。ドアの開け方一つでも色々あります。

添付の絵は、自宅のもので玄関ドア以外は北米式にしてみました。

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