marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(390回目)その4 人の創造の記事がやたら詳しいのは何故なのか・・(創世記)

2017-07-17 02:00:00 | 日記
 僕ら人間は、ただ周囲からある他人を見たときに何を考えているのかは分からないものですね。しかし、行動を起こしたとき、その行動を起こそうとしたその人の意図が理解〔推察〕されてくるという、当たり前といえば当たり前なのだが、神が「思われ」、それを音に出すか(言葉にするか)どうかは別としても「考え計画し」、それを「実行する」という手法が「我々に似せて人を造ろう」のこの記事の中に現れているように読めるので驚きです。
◆ここで、このようなことを書くのは、神は人を創造された時につまり、24節以降、地上の動物類そ創造の次第が妙に詳しいのは、計画(事前に考え)し、行動し(造り)、チェック(確認)し、是正していく、つまり今でも工場勤めの方は分かると思うが、ものつくりのPDCAがきちんと行ったように書かれていることですね。しかも、神が休まれる前に、それまでのシステムが万全であることに対して「見よ、それは極めて良かった。」と言われて、6日目が終わることです。
◆26節では神は「・・・造ろう。支配させよう。」と事前に計画を練った、あるいは考えた事まで書いて、その後にそのことを27節で実行に移す。同様に29-30節でも事前に計画、考え、それを造られ、31節で確認される。これは、やはり我々に似せて・・・と僕らの今の考え手法が「われわれにかたどり、つまり神にかたどって創造された設計ネガ」が僕らに有るからなのだろうな・・・と思えてくる。
◆不謹慎にもというか、僕は1章1節ではパラダイスは完全な完成があったと考えるのです。それを地球で、試作品から順次、天地創造を行っていったと考えるのですね。そこでは、パラダイスとこれから創造しようとする実態の地球の現場とのギャップがもろもろあるので、2節の「混沌」や「闇」が生じるものが、実態の地球に入り込んでいたと考えてしまう訳です。(つまり、先のブログに書いたが指示命令管理は主なる三位一体の方としてもその実際創造に手がけた御使い達の中に、あるいは天使の長と言われ、後にその主なる神のこの創造の業に嫉妬した堕天使となるサタンの一端がこの創造に汚染思考を入れ込んでしまったと思えるのですね)
1節と2節の間には、はなはだしいギャップがあると見るのです。ここに「闇」「混沌」があり、御使いつまり神の霊が水の面を動いていたと見るわけです・・・・。
◆そしてやはり27節あたりにちぐはぐを感じて読めるのは、先のブログのとおり、それまでの貴重な記録で重要なことがらを編集したものなのだろうな。ここで注意は、文字自体もそれは貴重なものであったのだから、書き直しなどはできないことで、そのため神の創造の記録資料をそのまま編集時に掲載することになるためと推測される訳です。さらに駄目押しは、2章4節以降、「神」が「主なる神」と変わって行くことです。
◆ここで少し、専門的に調べると創世記第1章1節の「造る」は「バーラー」という神にしか使われない言葉が使われていて、第2章4節の「造る」は「アーサー」という言葉が使われていると、それは人間がものを造るように神が天と地を造るというような言葉が使われているということでした。・・・ 僕はヘブル語もギリシャ語も今のところ(おそらく将来も)駄目だから今回はこの辺にしておこう・・・続く 



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