"EMPLOYEES COME FIRST" サウスウエスト航空から学ぶこと
米国・サウスウエスト航空は、社是に"EMPLOYEES COME FIRST"=社員が最上位に=としています。
“To our employees: We are committed to provide our Employees a stable work environment with equal opportunity for learning and personal growth. Creativity and innovation are encouraged for improving the effectiveness of Southwest Airlines. Above all, Employees will be provided the same concern, respect, and caring attitude within the organization that they are expected to share externally with every Southwest Customer.”
「我が社の社員へ:我が社は、我が社の社員に、習得と成長のためにの平等な機会を与え、安定した労働環境を提供することを約束する。創造力と革新は、サウスウェスト航空の効果的な改善をもたらす。とりわけ、我が社の社員は、すべての顧客と分かち合えればと思える関心、尊敬、愛情深い態度を、組織の中で享受される。」(和訳=事務局・大前)
数年前(もう10年ぐらい前かも)、テレビで同社の運営の特徴を取材した番組を見たことがあります。確か日本では、就職氷河期の最中にあったが(今もそうですが)、やっとの思いで就職した青年の離職する率が高いことが問題視されたときだったと思います。「自分の居場所ではない」と。そこで、"EMPLOYEES COME FIRST"を社是とするサウスウエスト航空の特集されたかと記憶しています。
サウスウエスト航空は離職率が極めて低く、会社は社員を一人もリストラ(アメリカの場合、レイオフ=一時解雇=などある)をしたことがないと言っていました。
特徴的なことは、会社が社員の自主性を重んじることでした。アメリカではビジネスシーンで良く聞く言葉は、EXPECTATION=期待。当ブログ筆者・大前は、アメリカ(NY)での長年のビジネス経験がありまして、特に顧客のEXPECTATIONをいかに超えるサービスをするかがビジネスの成功のカギであると学びました。しかし、サウスウエスト航空は、更にその上をいく経営哲学というか、ピータードラッカーを超えるというか、社員を最上位に置いて会社を繁栄させるという、これはもう思想とも言えるもので、卓越した論理に基づくものです。
社員が経営者から関心を持たれ、尊敬され、愛情深い態度で接される。経営者にこんな風にされれば、誰だって辞めないし、なんとしても会社を(経営者を)守ろうとするし、会社は社是があるから「整理解雇」はしません。顧客はどうか?例えば重度の知的障害児を抱えた家族にとって「空の旅」は大冒険です。搭乗手続きやキャビンアテンダント、パーサー、パイロットに至って社員は、自主性を重んじられているから、誰もが一定の裁量権をもっています。各社員が、高い人権意識を持って、その家族が(他の顧客から白い目で見られるなど)不快な気持ちにならないよう、安心して快適な空の旅が出来るよう、最良の方法を考えてサービスを提供するでしょう。そこには目の前の利益の問題は度外視でありますが、大きな付加価値をうみます。社員は仕事をしながらも社会貢献をしている、自己実現を得られます。
会社が(経営者が)社員を第一に考えてこそ、経営が安定する、顕著な例であると思います。
翻って、日本航空(前置きが長すぎました)。稲盛会長は京セラを世界の企業に押し上げた人。日本航空の再建を任されたとき、当然、サウスウエスト航空の経営を「学習」したことと思いまが、結果は酷いリストラ、もうかっているのに整理解雇、しかも労働組合つぶし。3月3日に不当解雇撤回裁判が東京地裁で開始されますが、当然、裁判官も、サウスウエスト航空の経営を「学習」することでしょう。もしそうなら、東京地裁の裁判官は、債権者や株主、稲盛会長に「なにやってんのあんたたち!日本を代表する航空会社が、労働者の人権を平気で侵害して、労働組合法第7条・不当労働行為して、世界の恥だと思わんか!わが国は民主主義の国。国民が主人公。国民=労働者。さっさとサウスウエスト航空に研修に行きなさい!」と言ってくれるでありましょう。
「3・2西宮市民集会」を大成功させよう!
3月2日(水)午後4時、西宮市役所前集合。集会とデモ行進をします!
★日本航空の不当解雇を撤回せよ!
★消費税の増税をやめよ!
★国税通則法等の「改正」反対!
★TPP参加は日本の農業を滅ぼす、反対!
※「3・2西宮市民集会」実行委員会では多く方からの賛同のメッセージをお待ちしております。消費税増税反対のメッセージ、国税通則法「改正」反対のメッセージ、そして日本航空の不当解雇撤回・労働組合弾圧反対へのメッセージを!
※メールで受け付けます。kokuho@minsho.jp 事務局・大前克己まで
米国・サウスウエスト航空は、社是に"EMPLOYEES COME FIRST"=社員が最上位に=としています。
“To our employees: We are committed to provide our Employees a stable work environment with equal opportunity for learning and personal growth. Creativity and innovation are encouraged for improving the effectiveness of Southwest Airlines. Above all, Employees will be provided the same concern, respect, and caring attitude within the organization that they are expected to share externally with every Southwest Customer.”
「我が社の社員へ:我が社は、我が社の社員に、習得と成長のためにの平等な機会を与え、安定した労働環境を提供することを約束する。創造力と革新は、サウスウェスト航空の効果的な改善をもたらす。とりわけ、我が社の社員は、すべての顧客と分かち合えればと思える関心、尊敬、愛情深い態度を、組織の中で享受される。」(和訳=事務局・大前)
数年前(もう10年ぐらい前かも)、テレビで同社の運営の特徴を取材した番組を見たことがあります。確か日本では、就職氷河期の最中にあったが(今もそうですが)、やっとの思いで就職した青年の離職する率が高いことが問題視されたときだったと思います。「自分の居場所ではない」と。そこで、"EMPLOYEES COME FIRST"を社是とするサウスウエスト航空の特集されたかと記憶しています。
サウスウエスト航空は離職率が極めて低く、会社は社員を一人もリストラ(アメリカの場合、レイオフ=一時解雇=などある)をしたことがないと言っていました。
特徴的なことは、会社が社員の自主性を重んじることでした。アメリカではビジネスシーンで良く聞く言葉は、EXPECTATION=期待。当ブログ筆者・大前は、アメリカ(NY)での長年のビジネス経験がありまして、特に顧客のEXPECTATIONをいかに超えるサービスをするかがビジネスの成功のカギであると学びました。しかし、サウスウエスト航空は、更にその上をいく経営哲学というか、ピータードラッカーを超えるというか、社員を最上位に置いて会社を繁栄させるという、これはもう思想とも言えるもので、卓越した論理に基づくものです。
社員が経営者から関心を持たれ、尊敬され、愛情深い態度で接される。経営者にこんな風にされれば、誰だって辞めないし、なんとしても会社を(経営者を)守ろうとするし、会社は社是があるから「整理解雇」はしません。顧客はどうか?例えば重度の知的障害児を抱えた家族にとって「空の旅」は大冒険です。搭乗手続きやキャビンアテンダント、パーサー、パイロットに至って社員は、自主性を重んじられているから、誰もが一定の裁量権をもっています。各社員が、高い人権意識を持って、その家族が(他の顧客から白い目で見られるなど)不快な気持ちにならないよう、安心して快適な空の旅が出来るよう、最良の方法を考えてサービスを提供するでしょう。そこには目の前の利益の問題は度外視でありますが、大きな付加価値をうみます。社員は仕事をしながらも社会貢献をしている、自己実現を得られます。
会社が(経営者が)社員を第一に考えてこそ、経営が安定する、顕著な例であると思います。
翻って、日本航空(前置きが長すぎました)。稲盛会長は京セラを世界の企業に押し上げた人。日本航空の再建を任されたとき、当然、サウスウエスト航空の経営を「学習」したことと思いまが、結果は酷いリストラ、もうかっているのに整理解雇、しかも労働組合つぶし。3月3日に不当解雇撤回裁判が東京地裁で開始されますが、当然、裁判官も、サウスウエスト航空の経営を「学習」することでしょう。もしそうなら、東京地裁の裁判官は、債権者や株主、稲盛会長に「なにやってんのあんたたち!日本を代表する航空会社が、労働者の人権を平気で侵害して、労働組合法第7条・不当労働行為して、世界の恥だと思わんか!わが国は民主主義の国。国民が主人公。国民=労働者。さっさとサウスウエスト航空に研修に行きなさい!」と言ってくれるでありましょう。
「3・2西宮市民集会」を大成功させよう!
3月2日(水)午後4時、西宮市役所前集合。集会とデモ行進をします!
★日本航空の不当解雇を撤回せよ!
★消費税の増税をやめよ!
★国税通則法等の「改正」反対!
★TPP参加は日本の農業を滅ぼす、反対!
※「3・2西宮市民集会」実行委員会では多く方からの賛同のメッセージをお待ちしております。消費税増税反対のメッセージ、国税通則法「改正」反対のメッセージ、そして日本航空の不当解雇撤回・労働組合弾圧反対へのメッセージを!
※メールで受け付けます。kokuho@minsho.jp 事務局・大前克己まで